2039年人類滅亡!? ヒトラーの予言!【衝撃の真相】

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親愛なる読者諸君!

オタクパパだ。

あなたは、予言を信じるだろうか?

昭和生まれの世代なら、ノストラダムスの大予言くらいは聞いたことがあるだろう。

また、2012年にマヤの予言がブームになったことは記憶に新しい。

さらに、つい最近も、未来人の予言が話題になった。

だが、幸いというべきか、これらの予言はすべて外れている

これだけ予言が外れると、もはやオオカミ少年状態

「もう予言なんて信じられない! どうせ全部、嘘っぱちだろ!」

あまりに予言が外れすぎるため、最近は予言に対して半信半疑の人も多いかもしれない。

だが、実をいうと、スピリチュアル界ではいまだに「これだけは真実かもしれない」と、かたくなに信じられ続けている予言がある。

それが、今回とりあげるヒトラーの予言なのだ!

というわけで、今回は、ヒトラーの予言についてとりあげることにしたい。

目次(Contents)

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ヒトラーの予言とは?

ところで、ヒトラーの予言とは、どのような予言だろうか?

実は、ヒトラーの予言については、五島 勉(ごとう べん)の著書「1999年以後—ヒトラーだけに見えた恐怖の未来図(ノン・ブック)」およびその改訂版である「ヒトラーの終末予言 側近に語った2039年」に詳しく取り上げられている。

五島勉!

そう、かつて「ノストラダムスの大予言」を出版し、多くの日本国民を恐怖に陥れたあの男・五島勉である!

三島由紀夫からヒトラーの予言のヒントを授けられた?

実は、五島勉はもともと、予言者としてのヒトラーのヒントを文豪・三島由紀夫から直接授けられたそうだ。

以下、五島氏が授かったと言われる三島由紀夫の言葉を引用してみよう。

「ところでヒトラーね。彼がやったことは世界中の人が知ってる。だけど、彼がほんとは何者だったのか誰も知っちゃいない。

 ナチの独裁者、第二次世界大戦の最大戦犯、アウシュヴィッツの虐殺者、悪魔……。これがいままでのヒトラー観だけど、ほんとはそれどころじゃない。

 彼のほんとの恐ろしさはべつのところにある。それは彼が、ある途方もない秘密を知っていたってことだ。人類が結局どうなるかっていう秘密だ。彼は未来を見通す目を持っていて、それを通じて、その途方もない未来の秘密に到達しちゃった

 だから五島君。もし君が10年後でも20年後でも、ヒトラーのことをやる機会があったら、そこんところをよく掘り下げてみることだ。もし君にいくらかでも追求能力があれば、とんでもないことが見つかるぜ。

 ほんとの人類の未来が見つかる。やつの見通していた世界の未来、地球と宇宙の未来、愛や死や生命の未来、生活や産業の未来、日本と日本の周辺の未来……

 なにしろ『わが闘争』の中にさえ、やつは未来の日本や東アジアのことを、ずばり見通して書いているくらいだから。まだ30代かそこらで、やつは、それほど鋭い洞察力を持ってたってことになるよな」

引用 「1999年以後」五島勉(下線は筆者)

なぜ、三島由紀夫がヒトラーに詳しいのか?

それは、かつて三島由紀夫がヒトラーを題材にした戯曲「わが友ヒットラー」を書いていたからだとも思える。

だが、いずれにせよ、この三島由紀夫の言葉をきっかけに、五島勉はヒトラーについて調査を開始し、驚くべき事実を知ったそうだ。

ヒトラーに未来を教えた「悪魔」の声

ヒトラーは、なんと未来を教える「声」を聞くことができたのだ!

五島勉によれば、ヒトラーは、あらぬ方を指さし、

「あいつだ、あいつが来た。またわたしに未来を教えに来たのだ。そこにいる、そこだ!」

引用 「1999年以後」五島勉(下線は筆者)

と、絶叫することもあったそうだ。

また、この「声」は、ヒトラーにさまざまな未来をありありと見せたそうだ。

「異常変化だった。それから起こることが全部わかるように感じた。実際わかった。人類の未来が、すべてわたしの前にありありと見えだした。”そうだ、そのとおりになる。おまえにはわかる。おまえはその力を持った”と、”あいつ”も耳もとでささやいてくれた」

引用 「1999年以後」五島勉(下線は筆者)

このように、ヒトラーは側近のゲッベルスに語ったという。

「おまえは25歳で選ばれて能力を得た。そして生まれてから50年目、おまえは世界征服の大戦を起こすのだ。

 さらに生まれてから100年目、150年目——つまり1989年、2039年——もうおまえはいないにしても、そのとき人類は、新しい次の段階を迎える。それが何かも、いずれおまえだけに教えよう……」

引用 「1999年以後」五島勉

そして、ヒトラーはこの「悪魔」の声の指示に従うことによって、みるみるうちにドイツの政治権力を握ることができたのだそうだ。

ヒトラーの予言の恐るべき内容

それでは、ヒトラーが悪魔の声から教えられた未来とは、どのようなものだったのだろうか?

「1999年以後」には、「ヒトラー山荘予言」というのがあげられている。

「ヒトラー山荘予言」は、南ドイツのオーベルザルツベルグ山荘の建設作業現場を見回りながらヒトラーが語った予言であるとされており、ジェット機やロケット、ミサイル、コンピュータやロボットの出現など、未来のテクノロジーの出現を予言したとされている。

以下、「ヒトラー山荘予言」のうち、興味深い予言をいくつかとりあげてみよう。

【予言1】フォルクスワーゲンとアウトバーンの出現

「そしてカブト虫。やがて赤や青や黒や白の、輝くカブト虫が動脈の上を走るようになる。世界中が、われわれのカブト虫と白い動脈でいっぱいになる日が来る」

引用 「1999年以後」五島勉

この言葉は、1933年にヒトラーが自動車設計のベテランであるポルシェ博士に語った言葉だそうだ。

これは、ドイツの国民車フォルクスワーゲンと、高速自動車道路アウトバーンの出現を見通した予言とされている。

【予言2】月への有人飛行

「そのあと、月から戻って来る者もいる。しかし戻って来ても、その者は、ここがそれ以前のドイツかどうか気づかない」

引用 「1999年以後」五島勉

この言葉は、ヒトラー研究家、西ドイツのヨアヒム・フェストが記録している言葉だそうだ。

これは、月への有人飛行を見通した予言とされている。

【予言3】日本への原爆投下

「しかしその報復として、米英を背後で操るユダヤが、日本を絶滅させる恐れがある。ユダヤの天才的な科学者たちが、炎の絶滅兵器を開発するからだ。

 彼らはそれを米軍に与え、日本に対して使わせる。日本の都市三つがこれで火星のような廃墟になる。そうさせる最初の契機に、英国が深いかかわりを持つ。また決定段階ではユダヤの真実の男が、より深いかかわりを持つようになるだろう」

引用 「1999年以後」五島勉

この言葉は、日本への原爆投下を予言したものだそうだ。

ここで、「ユダヤの真実の男(True man)」というのは、広島・長崎に原爆を投下させたユダヤ系のアメリカ大統領トルーマン(Truman)のことだそうだ。

【予言4】臓器移植

「また人間はそのうち、外科手術で内臓をスゲ換えて、他人の心臓やブタの腎臓やサルの肝臓をつけてまでも生き延びるようになる。最後は特別な光線の手術機械を使って、脳ミソまで他人のと入れ換える。つまり、すっかり別人になってしまうのだ」

引用 「1999年以後」五島勉

この言葉は、臓器移植を予言したものだそうだ。

また、脳ミソまで他人のものと入れ換えるそうだが、2017年末には、イタリア人神経外科医、セルジオ・カナベーロ博士により人類初の頭部移植手術が予定されているため、この予言も、あながち夢物語ではないのかもしれない。

参考

「人類初の頭部移植手術が2017年末に行われる」──2015年5月、センセーショナルな記事が報じられた。本誌2015年9月号で紹介した人類初の頭部移植手術「HEAVEN」プロジェクト。研究をリードするイタリア人神経外科

【予言5】永遠の未成年集団の登場

そして、驚くべきなのが、永遠の未成年集団の登場の予言だ!

「同志諸君。来るべき未来の社会の様相を教えよう。(と言っていろいろ恐るべき見通しを語ったあと)、そして東方にはある集団が現れる。そうだ諸君。わたしが生まれた100年後(1989年)までに、そこには永遠の未成年者の集団が現われるのだ」

引用 「1999年以後」五島勉

この言葉は、ヒトラーのきわめて有能なブレーンの一人であったヘルマン・ラウシュニングが記録した言葉だそうだ。

ラウシュニングは、ヒトラーの会話を記録した「ヒトラーとの対話」を出版したが、あまりに恐ろしい内容の本だったので、出版されたとたん発禁になってしまったそうだ。

だが、そのうち何百冊かは出回り、わずかだがすぐれた日本語訳(船戸満之氏訳・八幡書店・邦題「永遠なるヒトラー」)の57ページに「未成年者予言」が要約されている。

「未来の社会はどんな様相を見せるだろうか。同志諸君、申し上げよう。まず闘争によって選りぬかれた貴族階級が現われる。新しい中産階級、無知な大衆、新しい奴隷、仕えるものの集団、永遠の未成年者の集団があろう。

 そしてこれらすべての上に、さらに新しい貴族がある。特別の指導的人物である。このように、支配をめぐる闘争によって、国の内外に新しい身分が成立する。しかも東方が巨大な実験の場になる……そこに新しいヨーロッパの社会秩序が生まれるのだ」

引用 「1999年以後」五島勉(下線は筆者)

このように、ヒトラーは、日本において、死ぬまで大人になりきれない、永遠の未成年集団が登場することまで見通していたのだ!

【予言6】格差社会の到来

また、ヒトラーは、今日の格差社会の到来をも予言していた!

以下は、ヒトラーの若い頃からの弁護士として、ヒトラーの信任が篤く、東ヨーロッパの占領地域の管理を任されたほどの腕利きのナチ幹部であったハンス・フランクが、ヒトラーに直接予言の解説をしてくれるように頼んだ際、ヒトラーが機嫌よく答えた言葉だそうだ。

「よろしい、では解説してやろうハンス。わたしが言った未来に現れる”永遠の未成年者の集団”というのは、もちろん、死ぬまでおとなになりきれない人間たち、ということだ。

 そんなことは、きびしい正常な社会ではありえない。だからそうなる背景には、甘やかされた異常な社会が当然ある。その中で、同じようにおとなになりきれない親に、愛玩動物のように育てられるため、子どもも成人しても真のおとなになれないのだ。

 しかしハンス、じつはそれだけじゃない。わたしがほんとに言いたかったのは、そのことではない。未来社会には、そういう永遠の未成年集団が現れる一方で、幼いときからおとなの思考と感情を持った人間たちも現れるのだ。

 信じられないだろうが、彼らは胎児のときからさえ、そのように教育される。五つか六つで一人前の理屈と判断力をそなえ、一三、四歳にもなれば、並みのおとなを指揮するほどの力を持つようになる。

 つまり両極端ということだ。肉体がおとなで感情が幼児のようなグループと、肉体はまだ青春期にまでいかないのに、思考と感情がおとなを超えるグループ……。

 しかもハンス、それは人間の発育状況だけじゃないのだ。人類と社会のあらゆることが、未来には、そのように両極端に分かれてしまうのだ。

 たとえば金だ。一方には腐るほど大量の金を持ち、広く高価な土地を持ち、労せずして限りなく肥っていく階級が現われる

 貴族とか新しい中産階級とか言ったのはその意味だ。だが少数の彼らが現われる一方、他方の極には、何をどうやっても絶対に浮かび上がれない連中も現われるのだ。

 (中略)

 愛もそうだ。特定の男女にだけ、愛と肉体の快楽が集中する。一方、一生に一度の真の愛も快楽も得られない男女も増える。要するに、土地や金や支配力を得る者は、ますますそれを得、支配される者はますます支配されるだけになる。そうだハンス。それが未来なのだ。わたしの見た未来だ。未来はそうなるのだ」

引用 「1999年以後」五島勉(下線は筆者)

特定の男女(リア充)だけモテまくり、一生モテない男女(喪男・喪女)が増加する!

まさしく、今の日本の姿そのものではないか!

【予言7】少子化の到来

そして、格差社会だけではなく、ヒトラーはなんと少子化でさえも予言しているのだ!

以下は、ナチスの党大会の記録映画「意思の勝利」を監督したヒトラーお気に入りの女性映画監督であるレニ・リーフェンシュタールに、1945年1月の新年会において、ヒトラーが語りかけた言葉とされている。

「将来の……今世紀末から来世紀はじめの文明国では、きみのように結婚もせず、子供も生まれず、一生、男以上の働きをする女性が増えるよ。しかし、それは当然、女性の見かけの地位の向上とともに、その民族の衰亡——ひいては人類の破滅につながるワナなんだけどね。」

引用 「1999年以後」五島勉(下線は筆者)

このように、ヒトラーは、昨今の非婚化と少子化のほかに、男性以上に働くキャリアウーマンの出現さえも見通していたそうだ。

【ヒトラーの究極予言】2039年人類滅亡!?

だが、極めつけといえるのが、2039年の予言だ!

以下は、ニーベルンゲン復讐騎士団の将校の一人ヨハンネス・シュミット少佐(のちに西ドイツの実業家)による、オーベルザルツベルク山荘におけるヒトラーの演説内容だそうだ。

「しかし諸君、さらに重大なのは、わたしがいま、これを話している100年後のことだ。それを告げるためにこそ、わたしはきょうを選んで諸君を招いたのだ。きょうから100年後といえば、すなわち2039年1月25日だ。

 諸君にはわからないだろうが、そのとき人類には真の究極の状況が起こっている。そのとき人類は——少なくとも、いま言っているような意味での人類は、2039年1月、地球からいなくなっているのだ。

(中略)

 ただ諸君。それでも人類はいなくなるのだ。いまの意味での人類は、そのときもういない。なぜなら、人類は2039年1月、人類以外のものに”進化”するか、そうでなければ退化してしまっているからだ。

 それをもっとはっきり言えば、人類の一部はそのとき、人類から、より高度なものに進化して、神に近い生物になっている。人類から神のほうへ進化するのだから、それは”神人”(ゴットメンシュ)と呼んでかまわない。

 残りの大部分は、これも進化なのか退化というべきかわからないが、一種の機械になっている。ただ操られて働いたり楽しんだりするだけの、完全に受動的なロボット生物になっているのだ。

(中略)

 こうして人類は、完全に二つに分かれる。天と地のように、二つに分かれた進化の方向を、それぞれ進みはじめる。一方は限りなく神に近いものへ、他方は限りなく機械生物に近いものへ。

 これが2039年の人類だ」

引用 「1999年以後」五島勉(下線は筆者)

この言葉は、2039年に次元上昇(アセンション)が起こって、人類が大きく変貌することを予言したものとされている。

一体、2039年に何が起こるのか?

五島勉によれば、2039年をきっかけに、さながら旧劇場版「エヴァンゲリオン」のように、人類はまったく別の存在(神人)に変質するのだそうだ。

このように、ヒトラーの予言は、その的中率の高さから、スピリチュアル界では知らない者はないというほど有名な予言であり、オカルト雑誌「ムー」はもちろんのこと、スピリチュアル界の大御所のブログでもたびたび取り上げられているほどなのだ。

というわけで、あなたも、来たるべき2039年に備えて、2次元世界からいつでも高次元世界にアセンションできるように、悔いのないオタクライフを満喫してほしい!

オタクパパより愛を込めて!

【警告】予言を信じたい人はここから先を読まないこと!

ここまでスクロールしてしまったあなたは、決して中に入っていけない「禁断の扉」に手をかけてしまったことを後悔するかもしれない!

そう、ここから先は、「疑う者」のみが進むことのできる懐疑の領域なのだ!

それゆえ、「ヒトラーの予言」を真実であると信じたい人は、ここから先は読まないほうが賢明かもしれない。

なぜなら、「ヒトラーの予言」の真相を知ってしまうと、SAN値(*注1)がゼロになって、ショックで寝込んでしまう可能性が高いからだ!

(*注1)SAN値とは

SAN値とは、クトゥルフ神話を題材にしたTRPG「クトゥルフの呼び声」で使われるパラメータの一つであり、キャラクターの正気度を表す指標である。

SAN値がゼロになったとき、キャラクターは、精神的ショックに耐えられず、狂気に陥ってしまうのだ!

それゆえ、引き返すなら、いまのうちだ!

今ならまだ、引き返せる!

ここですぐさまブラウザバックすれば、あなたはこれまで通り「ヒトラーの予言」が真実であるという夢を見ることができ、何の疑念も抱くことなく、2039年に起こるかもしれないアセンションの準備を楽しく進めることができるだろう。

だが、ここから先を読み進んだ場合、あなたがこれまで行ってきた行為や発言の数々が、最悪の場合、中二病的な「黒歴史」に変貌してしまうかもしれない!

というわけで、ここから先は、「ヒトラーの予言」に懐疑的な者か、あるいは、どんな過酷な結論が出ようとも、受け入れることのできる覚悟のある者だけ、スクロールしてほしい!

ギギギギギギギギギギギぃぃぃぃぃっ!!

「ようこそ、懐疑の館へ! あなたの心のスキマ、お埋めします!」

【真相編】ヒトラーの予言は真実か?

さて、「ヒトラーの予言」を知った人の中には、恐怖にうろたえる人もいるかもしれない。

「2039年に人類滅亡!? 一体どうすればいいんだよ!?」

だが、焦る前にちょっと待ってほしい!

このヒトラーの予言、果たして本当なのだろうか?

検索の上位に表示されるヒトラーの予言

「ウソだと思うなら、自分で検索して調べてみろよ!」

なるほど、もっともな提案だ。

というわけで、検索エンジンで「ヒトラー 予言」というキーワードで検索してみることにした。

すると、上位に表示されるほとんどのサイトがヒトラーの予言を肯定的に扱っているようだ。

また、大手キュレーションサイトのNAVERまとめも、ヒトラーの予言を肯定的に扱っており、このサイトだけでも6万PVも稼いでいることがわかる。

「検索の上位に表示されているくらいだから、やっぱ正しいんじゃね?」

「大手のキュレーションサイトで6万PVもあるんだったら、本当じゃないの?」

だがしかし!!

検索の上位にあげられているからといって、それだけで真実であると信頼してしまってもいいのだろうか?

よく考えてみてほしい。

かつて検索上位を独占していたDeNAの大手キュレーションメディア「WELQ」も、肩こりの原因について「幽霊のことも?」といういいかげんな記事を書いて炎上していたではないか?

参考

健康や医療に関する記事を配信するキュレーションサイト「WELQ」が、記事の内容に問題が有ると多数の指摘を受け、専門家の監修を入れた運営体制の見直しを発表しました。

このように、検索上位にあげられているからといって、その記事が必ずしも真実とは限らないのだ。

なぜ怪しげなサイトが検索の上位に表示されるのか?

だが、なぜ、このような怪しげな情報を書くサイトが検索の上位にあげられるのだろうか?

実は、これは検索エンジンの仕組みと大いに関係している。

検索エンジンでは、基本的に被リンク数の多いサイトほど高い評価を受ける。

実際、あなたも、気に入ったサイトを見つけたときは、いつでも読めるように、お気に入りやブックマークなどのリンクを張るはずだ。

それゆえ、検索エンジンは、外部から多くのリンクを張られたサイトほど優良なサイトであると判断するのだ。

参考

SEO Packのブログ「被リンクとは?SEO効果はあるの? SEO対策初心者も必ず分かる解説」の記事です。

これは、多くの読者の支持を集めるサイトほど評価が高いことを意味する。

だが、検索の上位に表示されたサイトが必ずしも真実を書いたサイトであるとは限らない。

それはちょうど、選挙で大多数の人々の支持を受けて選ばれた政治家や大統領が、自国民に嘘をつかない正直者であるとは限らないのとまったく同じことだ!

ヒトラーの予言の検証方法

それでは、どうすればヒトラーの予言が真実であるか検証できるのだろうか?

ここで、少し想像力を働かせてみてほしい。

仮に、ヒトラーの予言が真実であるとしよう。

この場合、ヒトラーの予言が拡散した経路は、おそらく次のようになるはずだ。

ヒトラーの予言が真実とした場合の予言の拡散経路

1.ヒトラー本人が書いた本

 ↓

2.ヒトラーの秘書や側近などがヒトラー本人から直接聴いた証言

 ↓

3.ヒトラーの秘書や側近とつながりある人々の証言

 ↓

4.上の証言を記録した従軍記者や伝記作家達の本

(ここまでが、一次ソースであり、すべて欧米の文献である)

 ↓

5.一次ソースをもとに戦後に出版された数多くの本や各国の研究者の情報

(二次ソースであり、欧米の文献だけでなく日本語の文献も含まれる)

 ↓

6.一次ソースや二次ソースをもとに、五島勉が書いた本

 ↓

7.オカルト雑誌による特集記事

 ↓

8.個人サイトやニュースサイト

 ↓

9.ネット上の情報をまとめたキュレーションサイト

上の拡散経路が正しいとすれば、ヒトラーの予言について、数多くの欧米の文献や情報が存在するはずだ。

それゆえ、ヒトラーの予言について記載された欧米の文献やサイトを見つけることができれば、ヒトラーの予言が真実である可能性が高いということになる。

「ヒトラーの予言」の真偽を検証する

それでは、上と同じ手法を使って、海外ソースを遡っていくことにより、「ヒトラーの予言」の真偽を検証してみることにしよう。

ここでは、同じ検索エンジンを使って、「Hitler predictions(ヒトラー 予言)」というキーワードで検索してみた。

その結果は、次のとおりだ。

引用 Googleの検索結果

ご覧のように、数多くの海外ページが出てきた。

「なんだ! それじゃ、やっぱり『ヒトラーの予言』は真実だったんだ!」

いや、喜ぶのはまだ早い!

なぜなら、これらの海外ページを詳しく見てみると、

●●がヒトラーを予言していた

という記述は多く見られるものの、

ヒトラーが●●を予言していた

という記述は皆無だからだ!

例えば、

ノストラダムスが、ヒトラーの登場を予言していた

という興味深い記述は見られるものの、どういうわけか、「1999年以後」に見られるような、トラー自身の驚異的な予言についての記述は皆無なのだ!

また、「Hitler 2039」というキーワードで調べても、「ヒトラーの予言」を取り上げた海外ページは全く存在しない。

それどころか、「ヒトラーの予言」を取り上げた海外サイトを運よく見つけても、どういうわけか、五島勉の「1999年以後」や、その内容を記載した日本のサイトが引用元としてあげられているのだ。

海外のサイトなのに、引用元がなぜか日本のソースのみ!?

イギリスの高級紙のウェブサイトやノーベル賞を受賞した名門大学の教授の著書などの海外ソースが大量に現れた「ヒトラー女性化計画」の場合とは大違いではないか!

一体どういうことなのだっ!?

某ミステリー調査班(●MR)の会話

イケダ「このように、海外では、どういうわけか『ヒトラーの予言』がまったくといっていいほど、とりあげられていないんです」

トマル「そんな? 日本であんなに話題になった『ヒトラーの予言』が、海外では、話題にすらなっていないなんて!」

イケダ「いえ、厳密にはごく少数の海外サイトが『ヒトラーの予言』について取り上げているんですが、どういうわけか、引用元がどれも五島勉の『1999年以後』や日本のサイトばかりで……」

ナワヤ「おい! 海外のサイトなのに、なんで引用元が日本のソースばかりなんだよ?」

トマル「そうですよ! おかしいですよ! 海外の出来事なのに、なんで海外の引用元が存在しないんですか?」

キバヤシ「ふ……(笑)。どうやら、オレ達はとうとう、

『ヒトラーの予言』の真相にたどりついたみたいだな!」

ナワヤ・イケダ・トマル「え!?」

ナワヤ「どういうことだ、キバヤシ!」

トマル「そうですよ! キバヤシさん! 『ヒトラーの予言』の真相って、何ですか?」

キバヤシ「『ヒトラーの予言』について、どんなに調べても海外ソースが出てこない。ということは、『ヒトラーの予言』のソースは、海外には存在しないということだ!」

ナワヤ・イケダ・トマル「え!?」

ナワヤ「なんだって!? 『ヒトラーの予言』のソースが海外に存在しないって!?」

トマル「何を言っているんですか? キバヤシさん! 海外の出来事なのに、どうして海外にソースが存在しないんですか?」

キバヤシ「これから考えられる結論はひとつしかない! すなわち、海外にないということは、『ヒトラーの予言』のソースは、日本にあるということだ」

ナワヤ・イケダ・トマル「な……!?」

ナワヤ「そ、それって、まさか……」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!(謎の地鳴り音)

キバヤシ「そう! そのまさかだよ!」

ドンッ!!

キバヤシ「『ヒトラーの予言』のソースは、五島勉の脳内! つまり、『ヒトラーの予言』は、五島勉の完全な創作だったんだよ!」

ナワヤ・イケダ・トマル「な……なんだって———!!

参考 MMR マガジンミステリー調査班

「ヒトラーの予言」の本当の拡散経路

というわけで、「ヒトラーの予言」の本当の拡散経路は、以下の通りだ。

「ヒトラーの予言」の本当の拡散経路

1.五島勉の「1999年以後」(一次ソース)

 ↓

2.個人サイト(二次ソース)

 ↓

3.NAVERまとめなどのキュレーションサイト(三次ソース)

このように考えれば、「ヒトラーの予言」について海外ソースがまったく存在しない理由をすっきりと説明できるのだ!

要するに、「ヒトラーの予言」は、五島勉の完全なでっち上げなのだ!

だが、情報の出所である五島勉の「1999年以後」を参照した数多くの個人サイトが「ヒトラーの予言」を取り上げたため、あたかもたくさんのソースが存在するように錯覚し、多くの読者が支持したため、検索エンジンも見事に騙され、「ヒトラーの予言」を検索の上位に表示するようになったのだ。

これが「ヒトラーの予言」の真相だ!

読者を巧妙に信じさせる「五島マジック」とは?

ところで、「1999年以後」の初版は1988年だ。

すなわち、約30年間もの長きにわたって、五島勉は我々を騙し続けていたことになる。

それではなぜ、我々はこれほど長い間、五島勉の嘘にまんまと騙されたのだろうか?

その秘密は、読者を信じさせる巧妙な五島マジックにあるのだ!

以下、「五島マジック」について説明しよう。

【五島マジック1】現場を直接見てきたかのような驚異の文章力

五島勉は、本業がルポライターだったためか、まるで現場を直接見てきたかのような臨場感あふれる文章が特徴的だ。

そして、読者はこの文章力に思わず引き込まれてしまい、その話が真実であると思い込んでしまうのだ。

以下、「1999年以後」から例をいくつかあげよう。

下の文章は、若き日のヒトラーが、悪魔のような予言能力に目覚めたきっかけとなるエピソードを綴ったものだ。

「見ろ、死神みたいなやつだ……」

 その青白い若者が、ふらふら近づいてきたとき、シュライバー少尉と十数人の部下たちは、魂を吸い取られそうな感じを受けて顔を見合わせた。

引用 「1999年以後」五島勉

上の描写は、第一次世界大戦がはじまって直後の1914年10月末、ドイツの北西部、フランス国境に近いイーブル地方(現在のベルギー領)で、シュライバー隊が若きヒトラーを発見したときの様子を表したものだ。

部隊に加わって休むよう命令するシュライバー隊に向かって、ヒトラーは奇妙なことを呟いたそうだ。

「だから、そんなひまはないんだ……」若者は、気味悪い薄笑いを浮かべて繰り返した。

「ここには、あと3分で……いや2分で、英軍の200ミリ榴弾が飛んでくるんだよ。そうなることになっている。だからぼくの言うとおりにしないと、きみら全員、肉の切れっぱしになっちゃうよ。あと2分……いや1分半で……」

引用 「1999年以後」五島勉(下線は筆者)

そして、シュライバー隊は、ヒトラーのこの奇妙な予言が現実のものとなることを知る。

 少尉は、これでいくらか理解した。なるほど、かわいそうに、こいつ、狂ってるらしい。戦闘が激しすぎたんで、恐怖で狂ったんだ。きっと元から気が小さいやつだったんだろう。これじゃ相手をするだけ損だ。

 しかし、そう思ってそっぽを向いた少尉に、若者は、なおもぼそぼそと言った。「これが最後だ。全員、あすこの窪地まで走れ。これは命令だ。早くだ!!」そして、異様な視線で全員を見回すと、自分はその窪地の方へふらふらと走りだした。

 と、それに取り憑かれたようにい、茫然と立って見ていた14人の兵士のうち、3人が若者のあとから走りだした。

「待て! 停まれ! 停まらんと、逃亡者と見なして射つぞ!」

 少尉はベルトから将校用に支給されたモーゼルを抜き、空へ向けて一発射った。それから、よろめき走る若者の背中を狙って引き金をしぼろうとした。

 瞬間、シュッと空気を裂く音がした。流れ弾か、狙っていたのか、大型の砲弾がどこからか飛んできた。音から推して英軍の200ミリ榴弾らしかった。それは拳銃を射とうとしていたシュライバー少尉のすぐそばに落ちた。

 閃光が噴いた。爆発音が森を揺すり、3階建てくらいの土の柱が吹き上がった。それが消えたとき、そこには何も残ってなかった。

(中略)

 その惨状を、逃げのびた若者と3人の兵士は、数十メートル離れた窪地で、飛び込んで伏せた直後に見た。

「……ほんとだ、なんてことだ。ほんとに英軍の200ミリ榴弾が落ちた

引用 「1999年以後」五島勉(下線は筆者)

このエピソードを披露した後、五島勉は、次のような文章で締めくくる。

 これが魔予言者ヒトラーの、いわば鮮烈なデビューだったと私は思う。そして、そう思うかどうかは別として、右の事実そのものは欧米のすぐれた研究者たちが確かめ、こまかい違いはあっても何人かが記録している。

引用 「1999年以後」五島勉

このように、ルポライターで鍛えられた五島勉の文章力は、まるで現場を直接見てきたかのような臨場感にあふれているのだ。

だが、五島勉の文章は一見理路整然としているが、よく読むと、さまざまな矛盾にあふれていることに気づく。

以下、五島勉の文章の矛盾について1つ1つ検証してみよう。

【検証1】矛盾だらけの五島勉の文章

ところで、上のエピソードを読んで、違和感がなかっただろうか?

もう一度、上の文章を注意深く読んでみてほしい。

 音から推して英軍の200ミリ榴弾らしかった。それは拳銃を射とうとしていたシュライバー少尉のすぐそばに落ちた

 閃光が噴いた。爆発音が森を揺すり、3階建てくらいの土の柱が吹き上がった。それが消えたとき、そこには何も残ってなかった

(中略)

 その惨状を、逃げのびた若者と3人の兵士は、数十メートル離れた窪地で、飛び込んで伏せた直後に見た。

引用 「1999年以後」五島勉(下線は筆者)

上の文章から分かることは、シュライバー少尉は、英軍の200ミリ榴弾の爆発に巻き込まれて跡形も無くなってしまったということであり、ヒトラー以外に残った生き証人は、3人の兵士達だけということだ。

だが、「1999年以後」には、どういうわけか、シュライバー少尉本人の考えが、こと細かに記載されているのだ。

 少尉は、これでいくらか理解した。なるほど、かわいそうに、こいつ、狂ってるらしい。戦闘が激しすぎたんで、恐怖で狂ったんだ。きっと元から気が小さいやつだったんだろう。これじゃ相手をするだけ損だ

 しかし、そう思ってそっぽを向いた少尉に、若者は、なおもぼそぼそと言った。

引用 「1999年以後」五島勉(下線は筆者)

なんで200ミリ榴弾でバラバラになった人間の考えが、詳しく描かれているんだよ!? 

五島先生、アンタ「霊媒先生」(*注2)かよ!?

*注2:霊媒先生
「霊媒先生」とは、「月刊少年ライバル」にて2008年5月号から2014年7月号まで連載されていた松本ひで吉先生によるギャグ4コマ漫画「ほんとにあった!霊媒先生」の主人公・木林 呪理(キバヤシ ジュリ)である。

 「霊媒先生」というタイトルが表すように、木林呪理は、霊媒能力をもつ中学教師であり、降霊術により歴史上の人物の霊をおろしては、その霊しか知らないマイナーな知識を語ることができるという優れた霊媒能力の持ち主である。

【検証2】イギリス軍に存在しない200ミリ榴弾砲

ところで、イギリスでは、日本と違い、ヤード・ポンド法を採用している。

それゆえ、イギリスの長さの単位は、「メートル」ではなく、「インチ」や「ヤード」といった単位だ。

当然、第一次世界大戦時のイギリス陸軍も例外ではなく、榴弾砲の口径の単位も「ミリ」ではなく「インチ」であり、イギリス陸軍に200ミリ榴弾砲は存在しない

200ミリ榴弾砲に相当するものあげるなら、8インチ榴弾砲だが、砲弾の口径は当然、8インチ(203.2mm)であり、200ミリではない。

細かいことだが、私のような軍オタとしては、激しく気になる点だ。

以上の検証からも分かるように、「1999年以後」に描かれたヒトラーが不思議な予言能力に目覚めたというエピソード自体が、五島勉の創作によるものなのだ!

な、なんだってーーー!

【検証3】ヒトラーの側近ゲッベルスの描写も妄想

また、「1999年以後」には、ヒトラーの側近であるゲッベルスが、

片足が不自由で身長150センチにも満たない、不気味な小男

として描写している。

だが、ゲッベルスの身長は165cmであり、「1999年以後」の身長150cmとは15cm以上も異なるのだ!

引用 Google

これからも、五島勉が事実関係をまったく検証せずに「1999年以後」を妄想で書いていたことがわかるだろう。

【検証4】ドイツ人の予言なのに、なぜか英語による解釈

また、上でとりあげた日本への原爆投下の予言において、五島勉は、ヒトラーの

「ユダヤの真実の男(True man)」

の言葉が、広島・長崎に原爆を投下させたユダヤ系のアメリカ大統領

トルーマン(Truman)

と、綴りがeの一字しか違わないとしている。

だが、よく考えてほしい。

上の予言は、ドイツ人であるヒトラードイツのオーバーザルツベルグ山荘ドイツ人の側近に語った言葉とされている。

だから当然、ヒトラーが語る言葉もドイツ語のはずだ!

ここで、英語の「True man」に相当する言葉は、「Wahr mann」となることがわかる。

引用 Google翻訳

仮に、本当にヒトラーが「Wahr mann(真実の男)」と語ったとすれば、その言葉から「Trumann」という言葉が導き出せるはずもないのだ。

なぜ、ドイツ人がドイツでドイツ人に対して語った予言の中に、「敵性語」である英語が唐突に出てくるのだろうか?

あまりにも不自然とはいえないだろうか?

【五島マジック2】裏付けとなる資料の紹介が巧妙

ところで、上でとりあげた「永遠の未成年集団」の予言の根拠となった文章は、ヒトラーのきわめて有能なブレーンの一人であったヘルマン・ラウシュニングが記録した言葉を元にしているとのことだ。

上でも述べたが、ラウシュニングが書いたのは「ヒトラーとの対話」という本であり、あまりに恐ろしい内容の本だったので、出版されたとたん発禁になってしまったそうだ。

だが、そのうち何百冊かは出回り、わずかだがすぐれた日本語訳(船戸満之氏訳・八幡書店・邦題「永遠なるヒトラー」)の57ページに「未成年者予言」が要約されているとのことだ。

だが、実を言うと、この「ヒトラーとの対話」は、ラウシュニングによる完全な捏造であると、欧米の歴史研究家の間で一致している。

参考

「ヒトラーとの対話」が発禁処分になったのも、おそらくその信憑性に疑問がもたれたからだろう。

だが、五島勉は、その事実をむしろ逆用して、あまりにも恐ろしい内容だったので発禁処分になったと主張することで、「ヒトラーとの対話」が本物ではないかと読者に印象付けることに成功しているのだ。

そういう意味で五島勉は、一種の天才といえるだろう。

根拠となった資料が完全な捏造であるとは疑いもしない純粋な読者は、五島勉の巧みな手法により、まんまとダマされてしまうというわけだ!

【五島マジック3】裏付けとなる人物の言葉までも創作

また、上で取り上げた月探査の予言も、ヒトラー研究家、西ドイツのヨアヒム・フェストが記録している言葉としているが、それだけすごい予言なら、「ヒトラー女性化計画」と同様に、欧米でさまざまなメディアにとりあげられているはずだ。

だが、

「Joachim Fest mond(ドイツ語の「月」)」

「Joachim Fest moon(月)」

というキーワードでいくら検索しても、該当する予言は全く出てこない

これが意味することは明らかだろう。

そう!

五島勉は、裏付けとなるヒトラー研究家の言葉でさえ、創作しているのだ!

【検証5】歴史的事実と矛盾する人物関係の設定

また、上で取り上げた格差社会の予言において、ヒトラーの若い頃からの弁護士で、信任が篤く、東ヨーロッパの占領地域の管理を任されたほどの腕利きのナチ幹部とされるハンス・フランクの証言が登場する。

ではなぜ、ハンス・フランクの証言が明るみになったのだろうか?

五島勉によると、ドイツが連合軍に敗れた後、フランクはヒトラーと親しかった大物の戦犯として、ニュルンベルクの国際軍事法廷(ニュルンベルク裁判)へと引き出され、

「親友のおまえならヒトラー最大の秘密を知っているだろう」

と検察側に激しく追求され、ついにしゃべってしまったそうなのだ。

以下、「1999年以後」からそのあたりの経緯を引用させてもらう。

 独裁者ヒトラーが実は魔性の大予言者だったこと。また彼が見通した大戦の的確な経過。あと二一世紀半ばからその先に至る恐るべき予知の数々を。

 「ほんとうか、確かか。いや、原爆もノルマンディーもマジノ線も、確かに当たっている。とすればこれから当たる確率が大きい。危険な証言だな。外へはとても出せない」

 裁判長はじめ数人の軍人判事はそう判断し、非公開法廷だったのを幸いに、その場にいた全員にきびしく口止めし、同時にフランク証言の全体を、「連合軍法務最高機密A」に指定した

 (中略)

 だが幸いというべきか、そのごく一部はその後漏れた。きびしく禁じられれば、逆に漏らしたくなるのが人情で、もと法廷タイピストや法廷通訳といった人たちが、フランク証言の一部を思い出して友人などにささやいたのだ。

 それを欧米のヒトラー研究家たちが聞き出し、著書の注などに小さく書いたり、ラジオでしゃべったりした。その内容が長いあいだかかって、私のような異国の予言研究者のところへ少しずつ流れてきた。

 そうした断片を繋ぎ合わせ、すでに発表されている他のヒトラー資料で裏を取り、なんとか再現してみたのが右の重大予言というわけなのだ。

引用 「1999年以後」五島勉(下線は筆者)

どうだろうか? 

上の文章を読んで、なるほどと思った方もおられるかもしれない。

だが、歴史的事実を調べてみると、「1999年以後」の記載が事実と反することが分かる。

「1999年以後」では、フランクはヒトラーの信認が篤い大物戦犯であるとされているが、実際のハンス・フランクは、1934年にバイエルン州でエルンスト・レーム以下突撃隊幹部が逮捕された際(長いナイフの夜)にヒトラーの方針に反対したのをきっかけに、ヒトラーの信用を失い、ヒトラーの側近で固められた権力中枢グループから外されていたのだ。

実際、ニュルンベルク裁判において、「ヒトラーとの関係はどうであったか」という質問に対して、フランクは、次のように答えたそうだ。

私はドイツの政策にはまるで発言権を持っていませんでした。私は生涯を通じて個人的に6回ヒトラーに会見しただけです。私は政治上の重要問題について相談を受けたことは全くありません。」

引用 ニュルンベルク裁判記録(下線は筆者)

また、フランクは、占領下のポーランドの扱いに抗議して14回辞職を申し出たことを証言し、

「私が一兵卒として前線へ出ることを14度希望したのは故なきことではありません。ヒトラーは法律家が嫌いだったのです。あの真に偉大な人物にとって、これは大きな欠点でした。彼は法律専門家を徹頭徹尾毛嫌いしていたのです。」

引用 ニュルンベルク裁判記録(下線は筆者)

とも述べていたそうだ。

要するに、フランクは、五島勉のいうようにヒトラーの親友どころか、長いナイフの夜において、ヒトラーの方針に反抗したがために、それ以来、ヒトラーから徹頭徹尾毛嫌いされていたのだ。

このように、「1999年以後」において五島が創作したヒトラーとフランクの関係と、実際の彼らの関係とは、あまりにも乖離しているのだ。

これが何を意味しているのかは、もはや言うまでもなく明らかだろう。

【検証6】ヒトラー最後のラジオ演説も創作

それだけではない。

五島勉は、不特定のドイツ国民にあてた、ヒトラー最後のメッセージ、すなわち、ヒトラー最後のラジオ放送の一部が残っていると主張さえしている。

このラジオ放送の内容は、録音盤がのちにソ連軍に持ち去られてしまったが、側近たちが別に録音しておいたディスクの断片をもとに起こした欧米の研究家たちの記録をつなぎ合わせた結果、7,8分間の切れ切れの放送の一部が次のように再現されたという。

「国民諸君、同志諸君、最後まで戦いつづける諸君に敬意を表する。すでに戦況は……わたしはベルリンと運命をともに……しかしナチスは不滅である……たとえ米ソがいったんは勝つように見えようとも……。

 そうなのだ、それは砂の上の勝利だ。彼らは世界の真の支配者ではないからだ。彼らの背後で操る者……ユダヤ……イスラエル……世界的なユダヤ国際資本……。

 米ソは……おそらく1990年ごろまだ、対立と妥協を繰り返しつつ、世界を運営しようとする。しかししょせん……ヨーロッパと日本、東アジア、イスラム諸国、インド……いずれ世界は米ソの手に負えなくなる。

 そのときユダヤはみずから……に乗り出す。あわれなアラブ四カ国……最終戦争。東西が激突するだろう。ユダヤはそれに勝って全世界……なぜならそれが彼らの旧約聖書の約束だからだ。

 (中略)

 必ずだ。蘇ったナチスの軍団とその強力な同盟がそのとき来る。宇宙からの復讐のカタストロフィとともに来るぞ。

 それからが真の究極だ。真の終わりで真の始まり、真の淘汰、天国の地獄、21世紀のその年に、人類の驚くべき究極の姿……ではそれを明かそう。諸君、それは人類……」

引用 「1999年以後」五島勉(下線は筆者)

五島勉はこのヒトラー最後のラジオ放送の内容から、ヒトラーが当時は存在しなかった国名であるイスラエルの存在を予言しただけでなく、そのイスラエルが世界最終戦争を起こすことまで予言したとしている。

このラジオ放送の放送日について、五島勉は次のように述べている。

 それは1945年3月20日に放送されたといわれ、3月30日ともいわれ、四月二日ともいわれ、この三日間全部に放送されたという説もある。

 いずれにしろ、そのころ西からは、40万人を超える米軍がライン河を渡っていた。東からは、100万のソ連軍がベルリンに迫っていた。爆撃だけで亡く、ソ連の戦車砲の砲弾さえ、ひんぴんとベルリン郊外に落ちはじめていた時期だった。

 いつヒトラーの最終放送があったかの正確な記録など、そんな末期的状況の中で残っているわけがない

引用 「1999年以後」五島勉(下線は筆者)

だが、実のところ、ヒトラーのスピーチや宣言については、ドイツの降伏直前の1945年4月29日まで正確な記録が残っているのだ。

実際、1945年だけでも、次のようなスピーチや宣言が明らかにされている。

01 January 1945 – Proclamation

30 January 1945 – Radio address

24 February 1945 – Proclamation

11 March 1945 – Proclamation

13 April 1945 – Order to the Army

13 April 1945 – Proclamation

29 April 1945 – Political Testament

29 April 1945 – Private Testament

29 April 1945 – Marriage license

引用 The speeches of the Hitler

これだけ直前まで細かい記録が残されているのだから、ドイツ国民に対するヒトラーのラジオ演説があれば、記録に残されていないはずがないではないか!

それは映画「ヒトラー〜最期の12日間〜」を観ても容易にわかることだ。

そもそも、1945年4月13日の兵士への宣言でさえも記録が残っているのに、それより2週間も前のドイツ国民へのラジオ演説がまったく記録されていないというのは、あまりにも不自然ではないだろうか?

このように、五島勉の手にかかれば、ヒトラー最後のラジオ演説でさえも、いともたやすく創作されてしまうのだ。

【五島マジック4】絶妙な予言日の設定

ところで、「ヒトラーの予言」の絶妙なところは、一大イベントが2039年1月という点にある。

なぜなら、五島勉氏は、1929年11月生まれであり、2039年1月には、五島勉が110歳になっているのだ。

だから、仮に、2039年の予言が外れて、

「2039年に何も起こらなかったじゃないか! 

 五島勉の野郎、オレたちを騙しやがって!」

と、あなたが息巻いたとしても、肝心の予言を広めた本人は、すでにこの世から旅立って「時効」になっている可能性がきわめて高いのだ!

また、仮にご存命だったとしても、110歳のご老人に若者が食ってかかるというのは、さすがに良心がとがめるではないか?

予言というものは、予言日の設定が何よりも重要だ!

なぜなら、肝心の予言日があまりにも遠ければ実感が湧きにくく無視される可能性が高い。

逆に、予言日が近すぎても、外れた場合に信用を失い、その後の作家生命を絶たれるおそれがあるため、リスクが高すぎる。

それゆえ、2039年という設定は実に絶妙なのだ!

さすがは、日本全国に予言ブームを仕掛けた五島大先生だけあって、計算し尽くされた予言日の設定といえるだろう。

後先考えずに安易に直近の予言日を設定するどこぞの未来人とは年季が違うのだ!

【五島マジック5】予言のソースそのものが完全創作

五島マジックの一番の特徴は、予言のソースそのものを完全創作している点だ。

本来、予言者でも何でもないヒトラーのような人間を予言者に仕立て上げる五島勉の手腕は、まさしくその好例といえるだろう。

予言者でもない人物を予言者に仕立て上げるくらいは、五島勉にとっては朝飯前のことなのだ。

実際、五島勉は、予言者でも何でもない聖徳太子H.G.ウェルズアルバート・アインシュタインイソップのような人物でさえも予言者に仕立て上げているのだ。

だが、それだけではない!

実は、五島勉は、予言者そのものを完全創作した疑惑もあるのだ。

その証拠に、1987年刊行の「ノストラダムスの大予言スペシャル・日本編—人類の滅亡を救うのは『日の国』だ(ノン・ブック)」の第2章「東京の妖少女とノストラダムス」には、未来を予知する能力をもった超能力少女が登場する。

それによると、五島勉は、相川真由美という名の当時16歳の高校生の女の子から

「人間が見てはならないものを見てしまいました」

という手紙を受け取り、ホテルのロビーで彼女と会って、とんでもない話を聞かされたそうだ。

その妖少女の予知夢によると、東京で大地震が起こって壊滅した直後に、自衛隊が軍事クーデターを起こすそうだ。

また、その頃の自衛隊は、かの「空母いぶき」もビックリの航空母艦まで保有しているそうだ。

あまりにも驚きの内容だが、ちょっとよく考えてほしい。

東京が壊滅するほどの大地震が起こった直後に、果たして自衛隊がクーデターなど起こすだろうか?

昨今の自衛隊の災害派遣活動を見てもわかるように、東京が壊滅するほどの大地震が起こったのなら、普通、地震の被害者の救助活動が最優先であり、クーデターどころではないだろう。

仮に、妖少女が予知するように、地震の被害者を救助せずに放置したまま、クーデターを成功させたところで、日本国民がクーデター政権を支持するだろうか?

そんなことは、小学生でも分かる理屈ではないか?

普通、このような矛盾だらけの話を聞けば、女の子の頭がお花畑か、あるいは、自分を騙そうと嘘をついているのではないかと、良識ある大人なら考えるだろう。

だが、五島勉はそのような疑いを一切抱くことなく、この怪しげな少女の言葉を完全に鵜呑みにしているのだ。

プロのルポライターをしていた人間にしては、あまりにもお粗末ではないだろうか?

いや、もしかすると、この少女の存在自体が創作ではないだろうか?

というのも、その少女はどういうわけか、1987年以来、五島勉の著作に一度も登場していないからである。

仮に、それほど優れた予知能力の持ち主なら、定期的にコンタクトをとって、

「あの予言はどうなった? もっと詳しいことが分かったの?」

と、少女から何度でも聞き出そうとするだろう。

第一、予言の本の印税で家まで建てた予言のプロが、ものすごい予知能力をもった超能力少女を放置したまま続編を全く出さないというのは、あまりにもご都合主義というか、胡散臭いのだ。

それゆえ、この妖少女は、ネタに詰まって創作した架空の予言者というのが、真相ではないだろうか?

このように、予言の内容どころか、予言の裏付けとなる実在の人物の証言や、裁判記録、ラジオ放送など、予言の裏付けとなる事実関係や人物関係でさえも丸ごと創作してしまう

これこそが、五島マジックの恐ろしい点なのだ!

【検証7】三島由紀夫のエピソードも創作

さて、必要とあらば、予言者でもない人物を予言者に仕立て上げたり、予言者そのものをでっち上げたりする五島勉の創作マジックから、察しのいい読者は気づいたかもしれない。

そう、三島由紀夫との対談のエピソードそのものが創作ではないかということに!

そこで、検索エンジンで「三島由紀夫 ヒトラー」というキーワードで調べてみたところ、三島由紀夫の戯曲「我が友ヒットラー」と、五島勉の「1999年以後」に掲載された三島由紀夫との対談のエピソードのいずれかを取り上げたサイトしか見つからないことが判明した。

これからわかることは、三島由紀夫は、「ヒトラーの予言能力」について、五島勉のみに真相を語り、その他の人間に対しては一切沈黙を通していたことになる。

だが、よく考えてみてほしい。

三島由紀夫は「我が友ヒットラー」という戯曲を通じて、それこそ何十人、何百人もの人間と交流しているのだ。

これほど興味深いヒトラーのエピソードがあるなら、三島由紀夫が他の親しい人物を差し置いて、たった2回しか会っていない駆け出しのルポライターのみにヒトラーの真相を打ち明けるなどということがありうるのだろうか?

どう考えても不自然なのだ。

だが、恐ろしいことに、ネット上では依然として、この三島由紀夫と五島勉の対談のエピソードが真実であるとして、多くのサイトで無批判に取り上げられているのだ。

【最後に】ネットのウソ情報に騙されないために

以上の検証から、「ヒトラーの予言」が五島勉の完全な創作である疑惑が極めて高いことが明らかになった。

だが、ヒトラーの予言を肯定的に扱ったサイトは、その多くが検索の上位に表示され、しかも大手のキュレーションサイトに6万回も閲覧されている。

単純に1人1回見るとして、6万人もの人間が嘘の情報を閲覧していることになるのだ!

これは考えようによっては、かなり恐ろしい話ではないだろうか?

ところで、ヒトラーの予言を検索上位に表示させたまま放置すると、どのようなことが起こるだろうか?

以下、起承転結の流れで説明しよう。

ヒトラーの予言サイトを現状のまま放置した場合

(起)ヒトラーの予言をもっともらしく書いたサイトが検索の上位に表示される。

それを見た読者の反応。

「ヒトラーの予言って、当たるんだな!」

「ヒトラーすげー!」

その結果、日本でヒトラーの能力を称賛する人が増える。

(承)ヒトラーが神格化され、日本でナチスの賛同者が増える

(転)Google本社の偉い人やユダヤ人人権団体がこの惨状を知る

Google本社の偉い人

「なんてことだ! 日本では、こんなインチキだらけのサイトを検索の上位に表示させているのか! Google社の創業者の一人、ラリー・ペイジが、ユダヤ人であることを知った上でやっているのか?」

ユダヤ人人権団体

「日本では、『ヒトラーの予言』などというウソ八百を検索の上位に表示させて、ヒトラーの神格化の手伝いをしているのか! けしからん!」

(結)その結果、Google Japanが怒られ、われわれ日本人のモラルの低さが激しく糾弾されるのだ。

このような残念な結末になるのは、誰が見ても明らかだろう。

真実を書いたサイトを検索上位に表示させた場合

一方、本サイトのような真実を書いたサイトを検索の上位にあげるとどうなるだろうか?

(起)ヒトラーの予言で検索した人はみんな、真実を書いたサイトを見る。

それを見た読者の反応。

「ヒトラーの予言ってウソだったんだ!

「やっぱ作り話かよw こんなの信じてる奴、バカじゃねーの?」

(承)ヒトラーの評判が地に落ち、日本でナチスを信じる人が減る。

(結)Google本社の偉い人やユダヤ人人権団体がこの事実を知る

Google本社の偉い人

「なんと! 日本では、悪しきナチズムと戦うために、真実を書いた個人サイトをちゃんと評価しているのか! これぞまさしく、検索エンジンの鑑ではないか!」

ユダヤ人人権団体

「日本では、『ヒトラーの予言』のウソを暴いた個人サイトを評価しているんだな! さすがはGoogle Japan、見直したぞ!」

(結)その結果、Google Japanが表彰され、その功績が歴史に残る

このように、Googleにとっても、ユダヤ人人権団体にとっても、われわれ日本人にとっても素晴らしい結末になるのだ!

というわけで、Googleのみなさま!

(↑おい)

というわけで、あなたも、ネットの検索で上位に表示されたウソの情報に騙されることなく、何ごとも疑いの目で見る懐疑の心を養って、充実したオタクライフを存分に満喫するようにしてほしい。

オタクパパより愛を込めて!

トゥルーエンド

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