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新型コロナ対策に役立つ?大正時代の日本人が世界一のウイルス耐性をもっていた本当の理由

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親愛なる読者諸君!
オタクパパだ!

 

ここ最近、新型コロナウイルスの感染者が日本で急増しており、国内の感染数が1000人に迫っている。

こうなると、パンデミック(爆発的感染)も時間の問題かもしれない。

 

ところで、100年前に発生した人類史上最悪のパンデミックの一つとされるスペインかぜが流行したとき、大正時代の日本人は

全世界の7倍もの

驚異の生存率

を示したことが知られている。

 

実は、私自身、この謎について、なかなか納得のいく説明に出会えなかったが、今回、阪大や理化学研究所、東大大学院の研究者による

世界最前線の

最新の免疫学

の研究成果

をもとに、

「これこそが

 本当の理由だ!」

と、心の底から納得できる説明に出会えたので紹介したい。

 

また、

大正時代の日本人の

腸内環境を再現して

世界最強

の免疫力

獲得する具体的方法

もあわせて紹介したいと思う。

ついに日本に上陸した新型コロナウイルスの脅威!

ここ最近、日本中で新型コロナウイルスの感染が拡大するニュースが毎日のように話題になっている。

 

このようなニュースばかり目にしているせいか、電車通勤中に、近くでゴホゴホ咳をしている人を見ると、思わずギョッとしてしまうことがある。

「やべえ!

 新型コロナ!?」

そう考えて、反射的に息を止めてしまうことが何度もあった。

 

一方、私が無意識に咳をしているときも、おそらく他の乗客から

「まさかこいつ

 感染者か!?」

と思われているのかもしれない。

 

また、先日、市役所にいったとき、マスクをしていた職員と何分間か会話をしたが、そのときも

「この職員って

 毎日不特定多数の

 いろんな人と

 会話してんだよな?

 

 そういえば

 新型コロナウイルスって

 マスクがまったく

 無力な上に

 

 たしか15秒間

 立ち話をしただけで

 感染するんじゃ

 なかったっけ!?

 

 もしこの職員が

 感染者と会話して

 感染していたら

 オレもヤバくね?」

こんな妄想が頭の中に次から次へと浮かんできて、いても立ってもいられなったことがある。

 

もちろん、この職員のほうも、私を見て、

「うわ! なに?

 このコミュ障の

 キモいオッサン

 

 感染者だったら

 どうしよ!?」

と、内心、恐怖に怯えているのかもしれない。

 

このように、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、

いつ感染しても

おかしくない状況

に、外出先で人と会うとき、思わず

疑心暗鬼モード

になってしまい、どうにも精神衛生上よくない状況が続いている。

 

そのため、私は帰宅時、家族にウイルスをうつさないよう、なるべく手洗いやうがいなどを入念におこなうようにしている。

 

だが、たとえ感染を防ぐための必死の努力をしていたとしても、クルーズ船の恐るべき感染力を見るかぎり、

満員電車の車内などの

密閉空間での感染や

対面での会話による

感染は防ぎようがない

のではないだろうか?

スペインかぜの膨大な死者は「サイトカインストーム」が原因だった

ところで、100年前に大流行したスペインかぜでは、本来頑強なはずの多数の若者が亡くなっている。

 

実際、スペインかぜの威力はすさまじく、

感染者5億人

死者5千万~1億人

とされている。

)スペインかぜの患者でごった返すアメリカ軍の野戦病院

出典 (Image: courtesy of the National Museum of Health and Medicine, Armed Forces Institute of Pathology, Washington, D.C., United States.) – Pandemic Influenza: The Inside Story. Nicholls H, PLoS Biology Vol. 4/2/2006, e50https://dx.doi.org/10.1371/journal.pbio.0040050

当時の世界人口20億人のうち1億人が死んだため、実に

総人口の5%

がスペインかぜで死んだことになる。

 

ここで不思議なのは、スペインかぜの被害者は、免疫力のなさそうな子供や老人ではなく、

基礎疾患のない

若者の死亡数が

際立って多かった

という点だ。

 

実は、その主な理由として、

サイトカインストームが

発生したのではないか

と考えられているそうだ。

 

「サイトカインストーム」とは、感染症により組織の免疫細胞が活性化されて過剰に反応した結果、ドミノ倒しのような連鎖反応を引き起こし、意識不明、呼吸困難、息切れなどの症状を起こす現象だ。

 

要するに、「サイトカインストーム」とは、本来、外敵から自分自身を守るはずの

免疫系が過剰に

反応して暴走

した結果、自分自身を攻撃して、死に至らしめる現象なのだ!

 

サイトカインストームは引き金のようなもので、ひとたび発生すれば、各器官の炎症・損傷の問題が生じるが、最悪の場合、多臓器不全に至り、死亡することもあるという。

 

そして、専門家によると、サイトカインストームの発生には絶対的な法則がなく、予測と観測が困難であり、

現時点で効果的な

治療手段はない

そうだ。

 

また、2003年のSARS流行の際も、香港での予備的な調査の結果、その死因の多くがサイトカインストームによるものと判明しているそうだ。

 

さらに、現在、全世界で流行中の新型コロナウイルスも、新型肺炎の重症患者や死者には、高齢者だけでなく、なぜか若い世代も多いことが指摘されている。

 

それゆえ、実は、

新型コロナウイルスの

感染者の死因の多くも

サイトカインストーム

によるのではないか?

と、複数の専門家が指摘しているほどなのだ。

 

これについて、興味のある方は、下の記事を参照してほしい。

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大正時代の日本人の脅威の免疫力の秘密は、実は乳酸菌ではなかった?

ところで、従来、免疫力を高める一つの方法は、やはり昔ながらの腸内環境を整える方法だろう。

 

これについては、以前の記事で詳しく書いた。

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だが、これらの記事を読んで、次のような疑問を感じた人も多いかもしれない。

「ロンガム菌などの

 乳酸菌が免疫力を

 高める効果は

 分かったけど

 

 ロンガム菌って

 どこでもあるような

 ただの乳酸菌だろ?」

「別に大正時代の

 日本人でなくても

 

 ブルガリア人などの

 外国人の中にも

 ロンガム菌を普通に

 とってる人は多かった

 んじゃねーの?

これは、もっともな指摘だ。

 

たしかに、いくら腸内細菌が免疫力を高めるといっても、

「ただの乳酸菌が

 大正時代の日本人の

 脅威の免疫力を

 作っていた」

という説は、いまいち説得力に欠けるかもしれない。

 

それでは、いったい何が、大正時代の日本人の免疫力を世界一の水準まで高めていたのだろうか?

免疫研究の世界的権威が解明した!サイトカインストーム抑制のメカニズム

実は、ある日本人研究者の発見が、スペインかぜで示された大正時代の日本人の脅威の免疫力の謎を解く大きなカギだった。

 

NHK健康chの記事、

という記事に、

昔の日本人の

脅威の免疫力の

謎を解くヒント

が書かれていたのだ。

 

それによると、免疫研究の世界的権威、大阪大学の坂口志文(さかぐちしもん)栄誉教授が発見した

特別な免疫細胞

が、サイトカインストーム抑制の鍵を握っているという。

坂口志文(1951 – )

出典 文部科学省ホームページ

坂口教授が新たに発見した免疫細胞は、

Tレグ(制御性T細胞)

と呼ばれ、免疫細胞の過剰な攻撃を抑える役割を持つことが突き止められた。

 

Tレグが特別なのは、本来、外敵を攻撃するはずの免疫細胞の暴走を抑える「ブレーキ」の役割を果たしている点だ。

 

このTレグの働きで、全身の各所で過剰に活性化し暴走している免疫細胞がなだめられ、アレルギーや自己免疫疾患が抑えられていることがわかってきたのだ。

 

そして、このTレグは、腸内細菌の一種である

クロストリジウム菌

の働きによって、人間の腸内でつくり出されていることが、最新研究で明らかにされている。

(↓)クロストリジウム属

坂口教授によると、クロストリジウム菌は、人間の腸内の「食物繊維」をエサとして食べ、「酪酸」と呼ばれる物質を盛んに放出する。

 

「酪酸」を放出するので、クロストリジウム菌は、別名「酪酸菌」とも呼ばれている。

 

そして、この「酪酸」は、腸に集結する免疫細胞に

「落ちついて!

 暴走するな!」

というメッセージを伝える役割を担っているのだ。

 

すなわち、クロストリジウム菌が出した酪酸が、腸の壁を通って、その内側にいる免疫細胞に受け取られると、Tレグに変身するというのが、坂口教授の驚くべき発見だ。

 

以上をまとめると、次のようになる。

坂口志文教授が発見したサイトカインストーム抑制のメカニズム

1.クロストリジウム菌(酪酸菌)が酪酸を放出する

 ↓

2.酪酸を受け取った免疫細胞がTレグに変わる

 ↓

3.Tレグがブレーキとなって、免疫細胞の暴走を抑える

これが、免疫研究の世界的権威によって明らかにされたサイトカインストーム抑制のメカニズムだ。

 

坂口志文栄誉教授の発見は、パンデミックによるサイトカインストームから世界を救う可能性があり、そういう意味でまさしく、

ノーベル賞に値する

超一級の研究

といえるだろう。

理化学研究所の博士によって解明されたTレグ増加の秘密

ところで、免疫細胞の暴走を抑えるTレグは、どうすれば体内で増やせるのだろうか?

 

実は、そのヒントは、理化学研究所の大野博司博士が発表した驚きの研究結果によって示された。

 

大野博士によると、なんと

「食物繊維」がカギ

になるというのだ!

 

大野博士は実験で、クロストリジウム菌(酪酸菌)が腸内にたくさんいるマウスを2つのグループに分け、一方のグループには食物繊維が少ないエサを、もう一方のグループには食物繊維たっぷりのエサを与え続けたそうだ。

 

すると、食物繊維たっぷりのエサを与えたマウスの腸内では、食物繊維が少ないエサを与えたマウスに比べて、Tレグがおよそ2倍も多く生み出されることが判明したのだ!

 

つまり、クロストリジウム菌(酪酸菌)は、エサである食物繊維を食べれば食べるほど、盛んに「酪酸」を放出し、それによって腸でたくさんのTレグを生み出すことが理化学研究所の実験により確かめられたのだ。

腸内細菌研究の世界的権威によって明らかにされた!日本人の腸内細菌の特殊性

さらに、腸内細菌研究の世界的権威である東京大学大学院新領域創成科学研究科の服部正平(はっとりまさひら)教授が、欧米など世界11か国と日本の健康な人の腸内細菌を詳しく比較したところ、驚くべきことが判明したという。

 

それによると、日本人の腸内細菌は、

日本人が「酪酸」等の

免疫力制御物質

を出す能力が

他国の人の腸内細菌より

ずば抜けて高かった

というのだ!

 

つまり私たち日本人の腸には、もともと

鉄壁の免疫力

を生み出す潜在能力が受け継がれていたのだ!!

 

だが、なぜ日本人は、他国人と比べて、特殊な腸をもつことができたのだろうか?

 

実は、その秘密は、

日本人の古来

からの食生活

にあった!

 

日本人は、古くは縄文時代の狩猟採集生活の時代から、海藻や根菜など、食物繊維が豊富な食べ物をとってきた。

 

その結果、日本人の腸内には、長い時の流れの中で、食物繊維を好んでエサにするクロストリジウム菌などの腸内細菌が多く住み着くようになったのだ。

 

その証拠に、海藻を分解することが出来る腸内細菌などは、日本人の腸に特有のものとして知られているそうだ。

 

以上をまとめると、次のようになる。

昔の日本人が「鉄壁の免疫力」を獲得した理由

1.古来、日本人は、海藻・根菜など、食物繊維が豊富な食べ物をとってきた

 ↓

2.食物繊維を好むクロストリジウム菌(酪酸菌)が日本人の腸内に多く住み着くようになった

 ↓

3.その結果、日本人は「鉄壁の免疫力」を獲得した

これが、腸内細菌研究の世界的権威によって明らかにされた、昔の日本人が「鉄壁の免疫力」を獲得した理由だ。

大正時代の日本人が世界一のウイルス耐性をもっていた本当の理由

以上の研究成果から、

大正時代の日本人が

史上最悪のパンデミック

スペインかぜに対し

世界一の免疫力を

もっていた本当の理由

は、次のように説明できる。

大正時代の日本人がスペインかぜに対し、世界一の免疫力をもっていた本当の理由

1.古来、日本人は、海藻・根菜など、食物繊維が豊富な食べ物をとってきた

 ↓

2.食物繊維を好むクロストリジウム菌(酪酸菌)が日本人の腸内に多く住み着くようになった

 ↓

3.クロストリジウム菌(酪酸菌)は、日本人の腸内に酪酸を盛んに放出している

 ↓

4.酪酸を受け取った免疫細胞がTレグに変わる

 ↓

5.Tレグがブレーキとなって、日本人の腸内の免疫細胞の暴走(サイトカインストーム)を抑制する

 ↓

6.その結果、大正時代の日本人は、スペインかぜの猛威に対し、世界の7倍もの生存力を示した

そして、これこそが、

免疫研究の世界的権威・大阪大学の坂口志文栄誉教授

理化学研究所の大野博司博士

腸内細菌研究の世界的権威・東京大学大学院新領域創成科学研究科の服部正平教授

の3人の世界的研究者の最先端の研究から得られた結論なのだ!!

数字によって裏付けられたサイトカインストーム抑制の驚くべき証拠

ここで、次のような懐疑的な意見をもつ人も多いかもしれない。

「酪酸菌による

 サイトカインストーム

 抑制のメカニズムは

 よくわかったし

 

 日本人の腸内環境が

 特殊なのもわかった」

 「でもね、それを

  スペインかぜにおける

  日本人の致死率が

  著しく低かった理由に

  結びつけるのは

  飛躍しすぎじゃないの?

 

  そもそも

  その説を裏付ける

  明確な証拠がない

  でしょ!」

もっともな指摘だ。

 

だが、証拠が全くないわけでもない。

 

なぜなら、

日本において

食物繊維が豊富な食べ物

をとってきた地域ほど

スペインかぜの死亡率

が低いというデータ

があるのだ!

 

下は「In Deep: 地球最期のニュースと資料」の岡 靖洋氏によるスペインかぜの死亡率の分析記事だ。

以下、上の記事から一部引用させてもらう。

まず、以下の図は、東京都健康安全研究センターの「日本におけるスペインかぜの精密分析」という資料にある 「スペインかぜの都道府県別の月別死亡者数」です。

資料では、全期間のマップが載せられていますが、表示が小さくなってしまいますので、わかりやすい部分として、日本で最もスペインかぜの感染が激しかった、

・1918年11月
・1920年02月

のスペインかぜの死亡者数のマップです。

茶色が濃くなるほど死亡率が高く、緑は死亡率が低いことを示します。

実際のマップに県名は書かれていませんが、特に死亡率が「低い」都道府県を書き込ませていただいています。

2018年11月と1920年2月のスペインかぜの都道府県別の死者数

出典 tokyo-eiken.go.jp

一回目の流行の時には、山形や宮城、山梨などが死亡率が大変に低く、そして、二回目の流行では、青森などの東北と、石川や福井などの死亡率がとても低いのですが、この二回目のスペインかぜの流行期だった 1920年2月のこの分布図と、「とてもよく似た傾向のあるマップ」を見つけたのです。

それは、下のマップです。

出典 todo-ran.com/

二回目のスペインかぜの流行時に、著しく死者が少なかった県の色がとても濃くなっていますが、これは何の分布を示す図だと思われますか?

実はこれは、

「昆布の消費量の都道府県別分布」

なのです。

どの都道府県が昆布をたくさん食べているか、あるいは食べていないかを示したマップです。

2016年のデータです。

昆布の消費量上位5位

1位 岩手県
2位 青森県
3位 富山県
4位 山形県
5位 宮城県

ちなみに「ワカメ」の消費量は以下のようになっています。

ワカメの消費量上位5位

1位 岩手県
2位 静岡県
3位 秋田県
4位 宮城県
5位 福井県

わかめの消費量の都道府県ランキング / 平成28年

海藻の消費量と、スペインかぜの死者数の率がわりと「逆相関」でリンクしているのです。

もちろん全部がそうではないですが、全体として、海藻の消費が多い県のスペインかぜでの致死率が低く、海藻の消費の少ない県はその逆となっている傾向はかなりあります。スペインかぜは 100年前ですので、今とは消費量は変わっているかもしれないですが、都道府県別の比較としての傾向はそんなに変わっていないのではないかなと思います。

上の記事において、岡氏は

「昆布やワカメなどの

 海藻に含まれる

 フコイダンが

 サイトカインストーム抑制

 の原因ではないか?」

と推測している。

 

だが、海藻は食物繊維を多く含むことから、

食物繊維を好む酪酸菌が

これらの地域に住む

日本人の腸内に多く住み

着くようになった結果

これらの地域に住む

日本人のサイトカイン

ストームが抑制された

のではないか?

と考えることもできるのではないだろうか?

 

このように、スペインかぜの日本人の死亡率のデータは、大阪大学の坂口志文栄誉教授・理化学研究所の大野博司博士・東大大学院の服部正平教授の3人の世界的研究者が発見した理論に驚くほど合致するのだ!

大正時代の日本人の腸内環境を再現して「世界最強の免疫力」を獲得する具体的方法

さて、上のメカニズムを考慮すると、

大正時代の日本人の

腸内環境を再現して

世界最強

の免疫力

獲得する具体的方法

は、次の2点に集約されることがわかる。

1.クロストリジウム菌(酪酸菌)を腸内に取り入れる

2.クロストリジウム菌(酪酸菌)のエサとなる海藻・根菜などの食物繊維を積極的にとる

以下、一つ一つ説明しよう。

1.クロストリジウム菌(酪酸菌)を腸内に取り入れる

大正時代の日本人の腸内環境を再現する第一歩は、クロストリジウム菌を腸内に取り入れることだ。

 

実は、日本でもっとも有名なクロストリジウム菌は、最初のクロストリジウム・ブチリカムである

宮入菌

だ。

 

宮入菌は、その名が示すとおり、日本人の生物学者・千葉医科大学(現 千葉大学医学部)の宮入近治(みやいり ちかじ)博士によって発見された。

(↓)宮入近治博士(1896-1963)

出典 酪酸菌の歴史 – ミヤリサン製薬

宮入博士は1933年、人の腸内細菌の研究中に、腸内腐敗を強く抑制する芽胞(天然のカプセル)菌を発見し、宮入菌と名付けた。

 

宮入博士が初代社長となったミヤリサン製薬の「酪酸菌の科学」によると、酪酸菌によって産生される酪酸は、

炎症性サイトカイン

の抑制作用等による

抗炎症を有する

ことが報告されているという。

 

これは坂口志文栄誉教授が解明したサイトカインストーム抑制のメカニズムで説明したとおりだ。

 

そして、酪酸菌群を含むクロストリジウム・ブチリカムは、10〜20%の人の腸管内に常在していることが判明しており、その中の一種が宮入菌だ。

 

これは逆にいうと、

世界の80〜90%

もの人々が酪酸菌を

腸内にもっていない

ということだ。

 

すなわち、世界の80〜90%もの人々の腸内には酪酸菌がいないため、

サイトカインストーム

に対して無防備の状態

ともいえるのだ。

 

そのような無防備の人々が、新型コロナウイルスに感染してサイトカインストームを引き起こしたら、どうなるかは明らかだろう。

 

それでは、新型コロナウイルスによるサイトカインストームから身を守るには、どうすればいいのだろうか?

 

幸いなことに、日本においては、宮入博士が初代社長となったミヤリサン製薬が、宮入菌(酪酸菌)製剤を医療用及び一般用整腸剤として販売しており、全国のドラッグストアや薬局ならどこでも購入することが可能だ。

また、

生後3ヶ月の

赤ちゃんも服用できる

赤ちゃんのための新ミヤリサンアイジ整腸薬も販売されている。

なので、このミヤリサンを毎日飲むことでクロストリジウム菌(酪酸菌)を腸内に取り入れることが可能だ。

酪酸菌(宮入菌)は胃酸や熱に強く、腸まで届く

ところで、

「酪酸菌を摂取しても

 どうせ胃液で死んで

 腸まで届かないから

 意味ないんじゃ

 ないの?」

と思う人もいるかもしれない。

 

だが、その点は心配無用だ。

 

なぜなら、酪酸菌(宮入菌)は、天然のカプセルともいえる芽胞を形成するため、胃酸や熱など過酷な条件におかれても、脅威の生存率を示すからだ。

 

実際、ミヤリサン製薬によれば、pH1.0〜5.4の健康な成人男子の胃液中で37℃1時間振り動かしたところ、乳酸菌と腸球菌の菌数は著しく減少したのに対し、酪酸菌(宮入菌)はまったく影響を受けなかったそうだ。

 

また、耐熱性についても、80℃で30分、90℃で10分の温度条件でも、

100%の酪酸菌

(宮入菌)が生存した

そうだ。

 

また、90℃20分で95%、100℃5分でも30%もの生存率を示したという。

 

このように、

酪酸菌(宮入菌)は

胃液だけでなく

熱にも強い

ため、生きたまま腸に届くのだ!

 

さらに、驚くべきことに、酪酸菌(宮入菌)を、菌を殺す各種の抗生物質と同時に投与した場合においても、酪酸菌(宮入菌)を単独で投与した場合とまったく同様に、腸管内で発芽、増殖することが確認されている。

 

すなわち、酪酸菌(宮入菌)の芽胞は、

細菌キラーの

抗生物質でさえ

も無力化する

のだ!

 

このように、酪酸菌(宮入菌)は、

胃液にも溶けず

熱湯でも死なず

細菌キラーの

抗生物質でさえ

も無力化する

スーパー菌

ともいえる腸内最強の菌なのだ!

ミヤリサンを飲んだ途端「AKIRA」の鉄雄のように覚醒した私の実体験

ところで、私は、子供の頃から病気がちで、いつも咳をゴホゴホさせ、青白い顔をしていたひ弱な少年だった。

 

そのせいか、毎日身体がだるく、疲れやすい体質で大変苦労していた。

 

あたかも、

私の体の上に常時

子泣き爺が

のしかかっている

ようなしんどさだったのだ。

その上、毎日眠くて眠くて、カフェインが強いコーヒーを常備して常にがぶ飲みしていないと、まったく仕事にならなかった。

 

あまりに辛いので、疲れやすい体質を少しでも改善しようと、ビヒダスなどあらゆる乳酸菌を試してみたが、全然良くならなった。

 

そんなある日、

「ミヤリサンが

 スゴいらしい」

という噂を耳にした私は、騙されたと思って、まったく効果に期待せずに試しに飲んでみることにした。

 

すると、驚いたことに、ミヤリサンを飲んだ初日から

やけに腸が軽い

のだ!

 

そして、不思議なことに、今まで体の上に重しのようにのしかかっていた子泣き爺がどこへともなく消えうせ、とても気分が爽快になったのだ。

「あれ? 

 オレのリミッター

 ついに解除された?」

まさしく、

チャクラが開いた

とでもいうべき覚醒体験といってもいいかもしれない。

 

その日を境に、体質が劇的に改善され、カフェインの力を借りなくても、

毎日5時間くらい

の睡眠でも全然

眠くなくなった

のだ!

 

それまで、菌をとるだけで体質が劇的に変わった経験がなかっただけに、ミヤリサンを飲んだ体験は私にとって衝撃的だった。

 

実際、ミヤリサンのAmazonレビューを見ても、

「ミヤリサンを飲んで

 体調が良くなった!」

という報告が数多く寄せられている。

「なぜこんな

 スゴい菌が

 世界に知られて

 いないんだ?

 

 というか、

 もっと早く

 ミヤリサンを

 飲めばよかった!

そう思わせるほど、酪酸菌(宮入菌)の効果は素晴らしいものがあるので、かつての私のように体調が思わしくない人は、ひとつ試しに飲んでみることを強くオススメする。

酪酸菌を自然にとりたい人には「ぬか漬け」がオススメ!

ところで、酪酸菌を自然の食品からとりたいという人もいるかもしれない。

 

そんな人には、ぬか漬けを食べることをオススメする。

 

酪酸菌は、酸素がないところで増える性質があるため、ぬか床の底で増殖する。

 

実は、ぬか漬けのあの独特の臭いは、ぬか床の底で増殖した酪酸菌の臭いなのだ。

 

そして、自然から酪酸菌がとれる唯一の食品が、このぬか漬けなのだ!

 

そういう意味で、まさしく酪酸菌は、ぬか漬けを愛してきた日本人のみが享受できる特別な菌だったのだ!

 

無農薬かつ美味しいぬか床にこだわるなら、祇園ばんやの「無農薬ぬか床【ぬかの花】食べられる美味しいぬか床|京都・祇園料亭の味|超熟成|最高級贅沢素材」が一番のオススメだ。

「京都・祇園 伝統130年の超熟 発酵ぬか床」の名にふさわしく、茶懐石・京料理ひとすじ45年、祇園ばんやの総料理長を務めた宮階眞一氏が、代々伝わる家伝のぬか床と、学生時代から研究を重ねた「発酵学」を合わせて開発された「ぬかの花」は、味はもちろんのと、素材や品質にまでこだわり抜いた逸品だ。

 

また、

「我が子に安心して食べさせられるか」

をモットーにしているだけあって、無農薬・無添加にとことんこだわった材料を使用しており、上質なこしひかりの米ぬかを使用している。

 

Amazonのレビューを見ればわかるように、美味しさにかけては、これ以上のぬか床はないといっても過言ではない。

 

無農薬・無添加でこだわりぬいた本物のぬか床から酪酸菌をとりたい人には、ぜひオススメの逸品だ。

 

また、なるべく手間をかけず、手軽にぬか漬けを食べたい人には、乾燥したぬか床を水に戻すだけで、昔ながらのぬか漬けを楽しめる「かんたん ぬか美人」がオススメだ。

【かんたん ぬか美人】

「かんたん ぬか美人」は1袋25g入りで1回分の使い切りであり、初回限定で送料無料35%OFFなので、コスパも最強だ。

「酪酸菌をとるのに

 ぬか漬けを食べたいけど

 なるべく手軽にとりたい」

という人にオススメだ。

2.クロストリジウム菌(酪酸菌)のエサとなる海藻・根菜などの食物繊維を積極的にとる

さて、クロストリジウム菌(酪酸菌)を取り入れた後は、

酪酸菌のエサ

となる食物繊維

を積極的にとる必要がある。

 

なぜなら、戦後の日本人の食生活は、欧米的な食生活へと劇的に変化しており、食物繊維の摂取量が減っているからだ。

 

実際、

「そういえば、

 ここ最近ワカメや

 ゴボウなんて

 全然食ってねーな」

という日本人は多いはずだ。

 

このように、戦後日本人の食生活が劇的に変化した結果、長い時間をかけて日本人の腸と腸内細菌が築き上げてきた関係性が対応しきれず、アレルギーや自己免疫疾患など「免疫の暴走」を増加させるような異変の一因となっている可能性が、研究者たちによって注目され始めているそうだ。

 

だから戦後の日本において、かつて大正時代の日本人がもっていた鉄壁の免疫力が失われつつあるのだ。

 

また、上の「In Deep」の記事で岡氏が取り上げていたように、海藻に含まれるフコイダンを摂取することで、サイトカインストームを抑制できる効果も期待できるだろう。

手軽に食物繊維がとれる「サンファイバー」がオススメ!

ところで、胃腸が弱くて海藻や根菜などの消化に悪そうなものを毎日食べられそうにない、という人も多いかもしれない。

 

また、海藻や根菜を使った料理は、調理にも手間がかかることが多く、面倒な人もいるだろう。

 

そういう人にお勧めなのが、タイヨーラボの「サンファイバー」だ。

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タイヨーラボ
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サンファイバーは、グァー豆分解物100%で出来た天然の食物繊維だ。

 

グァー豆は、インド・パキスタン地方などの乾燥した地域で栽培される、エンドウ豆の一種で、古くから食物繊維の多い健康に良い食材として食べられてきた。

(↓)グァー豆

「サンファイバー」の良いところは、水にさっと溶けるので、飲み物や水分の多い料理に加えるだけで、手軽に食物繊維をとれる点だ。

 

また、ほとんど無味無臭なので、牛乳や味噌汁等、どんな飲み物や料理に加えても、まったく違和感がない。

 

粉状なので、お茶やコーヒーなどにサンファイバーを1さじ加えて飲むこともできる。

 

ごはんに入れる場合は、米1合あたりサンファイバー大さじ山盛り1杯を炊飯前に入れてから炊くだけだ。

 

熱にも強いので、通常の料理での加熱であれば、特に問題はない。

 

また、天然豆の食物繊維なので、子供に飲ませても大丈夫だ(目安として体重1kgあたり0.2〜0.5g程度)。

 

ちなみに、私の子供は、長い間便秘に悩まされ、毎週浣腸をしなければ便が出なかったが、サンファイバーを入れた食事をとった翌日に便通があり、とても驚いたほどだ。

 

なので、便秘で悩む人は、ぜひサンファイバーを試してみてほしい。

食物繊維が豊富な天然サプリ「ごま」もオススメ!

また、日本の伝統食にこだわる人には、縄文時代から日本人に愛されてきた

ごま(胡麻)

がオススメだ。

 

ごまと聞いて、

「え? あの小さい

 ごまに食物繊維が

 含まれているのかよ?

 

 どうせ大したこと

 ないんじゃないの?」

と思う人も多いかもしれない。

 

だが、実際のところ、一日大さじ2杯のごまには、なんと

生わかめ一袋分

もの食物繊維

が含まれているのだ!

 

また、大さじ2杯のすりゴマには、

牛乳1本分のカルシウム

生牡蠣5匹分のマグネシウム

豆腐1/3丁分のたんぱく質

ほうれん草4株分の鉄分

も含まれている!

 

朝・昼・晩の食事にたった小さじ2杯分のごまをふりかけるだけで、これだけの栄養量がとれるのだ!

 

そういう意味で、ごまは

あらゆる食品の王

最高の天然サプリ

といっても過言ではないだろう。

 

それゆえ、ごまアレルギーがなければ、毎日ごまをとることをオススメする。

 

ごま油で有名なメーカー・かどやの「すりごま」は香りも良く、コスパも最強だ。

また、きな粉のように細かく挽いてあり、子供が食べても消化不良になることもないのでオススメだ。

 

以上、大正時代の日本人の腸内環境を再現して世界最強の免疫力を獲得する具体的方法について説明した。

 

なお、「自然療法」で紹介された冷蔵庫の余りものなど、身近な食材で歯・頭・お腹・腰などの痛みを消す方法について興味のある人は、以下の記事も参照してほしい。

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というわけで、諸君も日本人の世界的権威の研究成果に基づいて、酪酸菌と食物繊維を積極的にとり、

大正時代の日本人の

腸内環境を再現し

世界最強

免疫力

獲得して、来たるべき新型コロナウイルスによるパンデミックを家族みんなで無事に乗り切ってほしい!

 

オタクパパより愛を込めて!

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この記事を書いた人

重度のコミュ障のため、友達ゼロのオタク親父。初音ミクと魔法少女をこよなく愛する。

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