親愛なる読者諸君!
オタクパパだ!
ここ最近、
Amazonのレビューが
信用できなくなった
と感じる人が多いようだ。
実際、
「Amazonのレビューが
まったく信頼できない」
「Amazonのレビューに
だまされた」
という声が多数報告されている。
なぜ、このような事態になったのだろうか?
ところで、私は、かれこれ15年以上にわたり、Amazonで1000件以上もの商品を購入してきた
重度のAmazonオタク
だ。
そんな、
Amazonバカ一代
の人生を歩んできた私だが、ここ最近、Amazonのレビューの質が大きく変貌していることを強く実感している。
具体的には、
聞いたこともないような
中国業者の製品で
最高評価5のレビューが
短期間に大量に書き込まれ
多くの購入者が騙されている
という問題があちこちで報告されているのだ!
というわけで、今回は、Amazonの表も裏も知り尽くしたAmazonバカ一代の私が、昨今のAmazonの日本市場を支配しつつある
中華業者による
Amazonの
サクラレビュー
の巧妙な手口
を紹介したい。
【2019/11/07 追記】
ここ最近、日本人が書いた中華製品のサクラレビューが急増している!
ところで、Amazonの中華製品のサクラレビューと聞いて、次のように考える人が多いかもしれない。
「中華業者のレビューって
Google翻訳で訳した
下手クソな日本語の
レビューじゃないの?
あんなの簡単に
見分けがつくし
だまされるわけ
ないだろ!
楽勝楽勝!」
本当にそうだろうか?
たしかに、一昔前の中華業者のレビューは、Google翻訳で訳したような下手クソな日本語で書かれており、レビュアーの名前も中国の簡体字まじりのものが多かった。
それゆえ、少し注意してレビューの文章を読めば、これらのサクラレビューを見分けるのは簡単だったといえるだろう。
だが、ここ最近は、少し様子が違ってきている。
というのも、昨今のAmazonでは、
日本人が書いた
堪能な日本語による
中華製品の
サクラレビューが
急増している
からだ!
それゆえ、最近のAmazonにおいて、中華業者のサクラレビューを文章のみから見分けるのは、極めて困難になっている。
なぜ、このような事態になったのだろうか?
中華業者が日本人にAmazonのサクラレビューを書かせる巧妙な手口
最近、はてな匿名ダイアリーにおいて、
という匿名の記事が話題になった。
それによると、この人物は、数年前に仕事を辞めた後、クラウドソーシングサイトやUberEats等で働きつつ、節約をしながら生きていたそうだ。
だが、精神的・体力的な問題であまり働けなくなり、貯金が底をついて生きることも困難な状態に陥ってしまったという。
大変気の毒な話だとは思うが、この匿名者は、上のダイアリーにおいて、お金やポイントを稼ぐためにこれまでやってきた、さまざまな行動を紹介している。
そして大変興味深いことに、その行動の中に、
中華製品の
Amazonの
サクラレビュー
の具体的な手口
が詳細に書かれている。
それによると、Amazonのサクラレビューの手口は、次のような感じだ。
【ステップ1】Amazonのプロフィール欄にメールアドレスを書いておく
最初に、Amazonのプロフィール欄にメールアドレスを書いておく。
すると、中華業者から
「サクラレビューを
書きませんか?」
という依頼メールが届くそうだ。
【ステップ2】Amazonの中華製品を購入し、最高評価5点のレビューを書く
次に、メールに返信して依頼を受けた後、実際にAmazonの中華製品を購入する。
ここで、「実際に製品を購入する」というのがミソだ。
なぜなら、製品を購入せずにレビューを書く、いわゆるエアレビュー行為を疑われるおそれがなくなるためだ。
そして、中華業者の製品を購入した後、それがどんなにクソな製品であったとしても、最高評価5点のサクラレビューを書く。
【ステップ3】製品の購入に使った費用をpaypalで返金してもらう
サクラレビューを書いた後、中華業者に連絡して、製品の購入に使った費用をpaypalで返金してもらう。
その結果、サクラレビューをするだけで、
中華業者から
実質タダでいろんな
製品がもらえる
というわけだ!
さて、上のシステムは、さまざまな点でメリットがある。
日本人のレビュアーからすれば、タダでいろいろな商品をゲットできるので、これほどウマい話はないだろう。
一方、中華業者からすれば、
日本人レビュアーに
違和感のない日本語の
サクラレビューを
書いてもらう
ことができるので、サクラレビューを見破られるリスクが低くなる。
また、実際に製品を購入してもらった上でサクラレビューを書いてもらっているため、Amazonからアカウント停止などのペナルティーも受けずにすむ。
このように、中華業者にとっては、
Amazonにバレずに
日本語サクラレビュー
を量産できる
という、実に巧妙なやり方なのだ。
サクラレビューの負の連鎖
さて、このように巧妙に捏造された中華業者のサクラレビューに多くの日本人カスタマーがだまされて、中華製品をどんどん購入するようになる。
その結果、中華業者は短期間で多くの儲けを得ることができる。
その一方で、レビューのやらせ行為を一切せずに、真面目に商売している日本の企業は、どんどん衰退していくだろう。
日本の企業が儲からなくなると、上の匿名ダイアリーの作者のように、貧困生活に陥る日本人がたくさん出てくるようになる。
その結果、貯金が底をついた日本人は、中華業者の製品をタダでもらうため、サクラレビューの捏造に手を出すようになる。
実際、上の匿名ダイアリーの作者も、上の手法を人づてに教えてもらったという。
その結果、次のような
サクラレビュー
の負の連鎖
が発生するのだ!
1.中華業者がサクラレビューを捏造する
↓
2.真面目に商売している日本企業が衰退する
↓
3.貧乏な日本人がどんどん増加する
↓
4.生活に困窮した日本人が、中華製品をタダでもらうため、サクラレビューの捏造に加担する
↓
5.中華業者がさらに儲かる
↓
(以下、エンドレス)
そして、この負の連鎖こそが、ここ最近、
日本人による
中華製品の
サクラレビューが
Amazonで
急増している理由
なのだ!
中華製品に浸食されつつある昨今のAmazon日本市場
冒頭でも述べたが、ここ最近、Amazonのガジェットやオーディオ等の製品で、中国メーカーの製品が異様な高評価で検索上位にヒットし、多くの日本人カスタマーが騙されるという事例が数多く報告されている。
具体的には、こんな感じだ。
購入前:
「お! この商品
なかなかの高評価だな!
100件以上も
レビューがあって
しかも、ほとんど評価5!
値段も割安だし
コスパ最高じゃないか!
よし! これに決めた!」
1週間後:
「かれこれ1週間も
待ってるのに
ぜんぜん商品が来ねえよ!
どうなってるんだよ?」
「なんで商品が届くまで
2週間もかかるんだよ?
しかも、
中国から発送って
なんじゃこれは〜!」
商品到着後:
「なんだこれは?
もう壊れたのかよ!
これじゃ、
『安物買いの銭失い』
じゃねーか!
あの高評価のレビューは
いったい何だった
んだよ?」
「もうAmazonの
レビューが
まったく信用
できねえよ!
どーして
こうなった!」
このような事例が、ここ何年もの間、Amazonの購入者から数多く報告されているのだ。
しかも、検索上位にあげられるのは、なぜか、聞いたこともないような無名の中華メーカーの製品ばかり・・・。
つい一昔前までは、日本製や欧米製の有名メーカーの商品が上位にあげられたのに、いまや
中華製品一色!
なのだ。
まさかの
Amazon中国化
どうして、こうなった!?
ここで、疑問に感じる人がいるかもしれない。
なぜ、Amazon.co.jpで、中華業者がこのような悪質なやらせ行為を平然と行うようになったのだろうか?
次に、その謎に迫ってみよう。
Amazonがニセのレビューを購入した中国企業を提訴した事件
2016年6月、Amazonがニセのレビューを購入していた出品者3者に訴訟を提起したというニュースが話題になった。

この記事によると、
「Amazonで商品を購入していないニセのアカウントを使い、自社が販売している商品に都合のよいレビューを投稿した」
として、Amazonは、中国企業のCCBetter Directを含む3者に訴訟を起こしたそうだ。
問題の出品者の商品レビューのうち、実に
30〜40%がニセのレビュー
だったという。
また、Amazonは、ニセの商品レビューを撲滅するために、2015年初頭から
1000件以上もの訴訟
を起こしているそうだ。
1000件以上の訴訟といえば、一見凄い数字のように思われる。
だが、たかだか1000件程度の訴訟で、中国人サクラ業者のステマ行為を完全に防ぐのは不可能だ。
なぜなら、彼ら中国人サクラ業者は、1000などという規模をはるかに超える壮大なスケールを有するからだ。
中国のサクラ軍団・網絡水軍の驚異的な「人海戦術」
2017年6月20日、中国本土において、「ステマグループ」を組織した男に
懲役5年9ヶ月と
罰金1530万円の判決
が下されたと「検察日報」で報じられた。
このニュースによれば、李漢宇(り・かんう)は、SNS上の「零距網商連盟」というグループを作り、個人間取引サイト「タオバオ」(淘宝)で商品を販売する業者から依頼を受け、会員にその業者の製品を偽装購入させ、虚偽の高評価をタオバオに書き込ませ、50万元(約830万円)もの利益を上げていたそうだ。
2009年頃から、中国のネットでは、
網絡水軍
(wangluo shuijun)
(インターネットの水軍)
と呼ばれるサクラ軍団によるステマレビューが問題になっており、日本の「楽天」に相当するECサイトや、日本の「食べログ」に相当するレストランガイドのサイトなどに虚偽の評価レビューを大量に書き込み、その評価を信じた一般消費者が騙される被害が発生していたという。
網絡水軍はその名のとおり、
ネットの海賊
のようなもので、金のためならどんなステマ行為も行い、依頼があれば、企業のライバル製品の低評価を書き込むこともあるそうだ。
検察日報の報道によると、偽装購入で虚偽のレビューを書き込む中国の業者は、2014年の段階で、すでに
680業者
も確認され、SNSグループでも小規模な業者が
500以上
はいたという。
また、虚偽の購入を行い、高評価レビューを書き込む個人会員の総数は、
2000万人以上
と推定され、
年間6000億元
(約10兆円)以上
のお金が動いていたと推定されるそうだ。
一方、タオバオは、このようなサクラ業者の不正行為に対処するため、不正行為のあった22万の販売業者、39万件の商品の販売実績量をゼロにリセットし、また、6000の業者のアカウントを停止し、1万の業者の格付けを下げたという。
ところで、上のニュースから、お気づきになった人もいるかもしれない。
そう! 中国のサクラ業者の数は、実に
万単位
であり、我々の想像以上のスケールを有するのだ。
それゆえ、たかだか1000件程度の訴訟を起こしたところで、まさしく「焼け石に水」といえるだろう。
ところで、ステマ行為に5年以上もの懲役刑の判決が下されたことからも分かるように、中国では「大衆を惑わす」犯罪に対しては大変厳しいことで知られている。
それゆえ、彼らネットの海賊たる網絡水軍が、処罰が厳しくなった中国でのビジネスに見切りをつけ、
「ステマ行為に甘い
日本に大量上陸して
大儲けしよう!」
ともくろむのは、むしろ当然の流れといえるだろう。
いや、そのような事態はもう現実に起こりつつあるのだ!
想像してみてほしい。
20万人以上もの
中国のステマ業者が
2000万人もの
サクラレビュアーを
フル動員した前代未聞の
人海戦術
を日本に展開するのだ!
彼ら中国のサクラ業者が全力で日本に上陸すれば、日本の既存市場は、さながら虫けらのごとく踏み潰されることだろう。
そして、彼ら網絡水軍が日本上陸に当たり、最初に目を付けたのが、Amazonの日本市場なのだ!
Amazonの日本市場を支配しつつある中華業者の実態
最近、ヨドバシカメラなどの家電量販店に行けば、
周囲の人間が
いつの間にか
中国人だらけに
なっている
ことに気づいた人も多いだろう。
それと同様に、最近では、Amazonの販売業者(セラー)も中国人の割合が急速に増加している。
Amazonで猛威をふるう中華業者の実態について、かつてAmazonで中国製品を国内に転売していた香神氏によると、中華業者は、2017年6月の時点で
エレクトロニクスカテゴリ
45%
アパレルカテゴリ
40%
ホーム&キッチンカテゴリ
37%
ものシェアを占めているそうだ。
http://0-1base.com/amazon-1978/このように、Amazonの日本市場において、
既にかなりのシェアを
中華業者が占めている
のだ。
日本でステマ詐欺を行う中華業者が激増した理由
ところで、なぜ、彼ら中華業者は、日本のAmazonで激増したのだろうか?
この理由は単純。
儲かる額が
半端ではない
からだ。
「大量さくらレビューでわずか1ヶ月半で月商300万円稼ぐ方法」
という衝撃的なタイトルの記事を書いた中国輸入代行業者・Amazon馬鹿のJOJI氏によると、中華業者は、
たった1つの商品で
月商200~300万円
もの売上げ
をあげているそうだ。
https://import-business-academy.com/archives/332具体的な手法は、上の記事に詳しいが、中華業者は、捏造レビューによって、わずか1ヶ月半で225件もの評価5の高評価レビューを大量に集め、月収100万円レベルの商品ページを作りあげたという。
ただし、月商には、商品の仕入れ値なども含まれているため、実際の収入は月数十万円というところだろう。
だが、これは1つの商品だけの話だ。
仮に、同じ手法を用いて10の商品を売るだけでも、
一千万円の年収は
軽く超える
だろう。
よく考えてほしい。
数千万円もの
年収を稼げる
といわれれば、モラルも何もかもかなぐり捨てて、やらせレビューでも何でも手を染めたくなる人間が大量に出てきたとしても、少しも不思議はないだろう。
ちなみに、上で紹介した中国の判決の記事によると、
サクラレビューの報酬は
通常1件あたり
数元(数十円)程度
の小額だそうだ。
ということは、100件のサクラレビューにかかる費用は、わずか1600円ということになる。
それを機械翻訳すれば、
たかだか数千円のコストを
ステマ行為にかけるだけで
月商100万~300万もの
収益があげられる
のだ!
今どき、これほど美味しいビジネスはない。
実利主義の中国人からすれば、こんな美味しい商売をやらないほうがむしろ馬鹿なのだ。
だからこそ、彼ら中華業者は、日本のAmazon市場に注目し、こぞってサクラレビューを量産しているといえるだろう。
SNS上でサクラレビューを堂々と募集する中国人業者の実態
さて、Amazonの日本市場を支配しつつある中華業者だが、彼らはどのような手法でステマ行為を行っているのだろうか?
「Amazonセラー フォーラム」の情報によると、中華業者は、FacebookやWeChat、Twitter等のSNSを利用して、無料提供での商品レビューを募集しているそうだ。
以下は、Amazonセラーフォーラムにあげられていたクラウドワークスにおける商品のサクラレビュー募集の文章だ。
【商品のレビューモニター募集】大手ネットショップサイトの商品レビューを書いて頂く簡単なお仕事です【クラウドワークス】
日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」なら、【商品のレビューモニター募集】大手ネットショップサイトの商品レビューを書いて頂く簡単なお仕事ですの仕事を依頼できます。質の高いレビュー・口コミのプロが多数登録しており、納期・価格等の細かいニーズにも対応可能。会員登録・発注手数料は無料です!
「大手ネットショップサイトの商品レビュー」とあるだけで、一見、普通のモニター募集に見える。
このように、健全なレビュー依頼なのか、それともやらせレビューの依頼なのか、実際に応募してみるまで分からないため、実に巧妙だ。
また、Facebookでも、次のような文章でレビューが募集されているそうだ。
アマゾン レビュー募集中
アマゾンのレビュー募集です。商品を無償or少額で手に入れられる代わりに、きっちりレビューをしてください。アマゾン以外の商品や全く関係ない中古の車、情報商材、手作り品などはブロックの対象となりますのでお気をつけてください。
こちらは、「アマゾンのレビュー募集」とはっきり書かれており、これなども、商品を無償または少額で提供する代わりに、サクラレビューをする旨の募集だ。
実際問題、無償または少額で提供された商品のレビューで低評価を与える日本人は、よほど空気の読めない人間でないかぎり、ごく少数だろう。
このように、日本人の人の良さにつけ込み、無償または少額で商品を提供することで、高評価のレビューを書くよう、無言の圧力をかける手法は実に巧妙だ。
また、Facebookでは、商品を無料で提供する代わりに不正レビューを依頼するあからさまな募集もあり、無料サンプルレビューの条件として、星4つ以上のレビューをあげているところもあるそうだ。
また、このようなサクラレビューの募集は、日本に限らず、中国国内にも多数存在することは、上でとりあげた網絡水軍の例で示したとおりだ。
高度に組織化された中国ステマ軍団
ところで、ニュースサイト「ロケットニュース24」の編集長であるGO羽鳥氏によると、
同一商品のレビューは
同一人物が書き込んで
いる可能性が高い
そうだ。

GO羽鳥氏は、文章などでメシを食う人生を18年ほど送っている文章のプロのため、たとえ著名が違っていても「同じ人が書いているな」と思われる文章は、十中八九の確率で見抜く能力は持っているという。
彼によると、
「直感的に
『同じやつが書いて
いるであろう』
と思えるレビューが
多数あった」
そうだ。
そのため、
「レビュアーひとり」
疑惑が濃厚
だという。
しかも、そういう人物が
Amazonトップ50
のレビュアー
として高く評価されているのだからたまらない。
かの中国の兵法書として名高い「孫子」には、旗を多く掲げることで、実際よりも多くの兵士がいるように見せかけるという戦術があるそうだ。
すると、中国人のサクラレビュアーは、現代のネットで孫子の兵法を実践しているのだろうか?
実を言うと、話はそう単純ではない。
中国人のサクラが書いた複数のレビューの文章に同じ癖が見られる理由について、「Amazonセラーフォーラム」において、
ゴーストライターの存在
が指摘されている。
すなわち、彼ら中国人のサクラは、烏合の衆などではなく、
ゴーストライターを抱え
高度に組織化された
ステマ軍団
である可能性が高いのだ!
AIに電子マネー!ハイテクを駆使する中国人サクラ業者
また、中華業者は、ステマ行為に最新の技術を駆使するのも特徴的だ。
最近、「家電批評」の2018年2月号において
「Amazonの
やらせレビュー
の全真相」
を暴露する衝撃的な記事が特集された。
ところで、Amazonでは「購入済み」のレビュアーの評価が信頼性の高い評価とされている。
「購入済み」の表示がついたレビュアーによる評価は、実際に商品を買った人による評価なので信頼できる、というわけだ。
だが、「家電批評」によると、中華業者は、電子マネーをサクラレビュアーに振り込み、Amazonで該当商品を購入してもらうことで「購入済み」の表示がつくようにしているという。
そうすれば、カスタマーはやらせレビューを「正当なレビュー」と信じて商品を購入するからだ。
また、「Amazonセラーフォーラム」では、「自動化」によってアカウントを大量作成し、レビューを書き込む中華業者の存在も報告されている。
さらに、「Amazonセラーフォーラム」には、自分の個人アカウントで身に覚えのないレビューが投稿されたという報告もあげられている。
この報告をしたCCCP氏によってあげられた問題の業者の商品は、次のものだ。
また、勝手に投稿されていたというレビューの文章は以下のとおり。
あまりの速さに驚きましたとにかくコードは太くて固めですが、その辺の安物よりも充電速度も早い。気に入ってますテストで車とバイクに装着したところ、どちらでも使用でき快適に充電されていますとても安かったし、コード部分のコーティングがとても良く、頑丈な作りです総合
投稿者**** 201年月*日
色:ブラック ブラック ホワイト ケーブル
総合的に見ても大変満足です総合的に見ても大変満足です総合的に見ても大変満足です
レビューの日本語が不自然
なところを見ると、これも中国のサクラによるものだろう。
不思議なことに、CCCP氏がこのレビューを削除しても、再び同じ内容で再投稿されるそうだ。
Taka氏によれば、これは、最新のAutomated Account (自動作成口座)タイプのやらせリビュータイプを得意とする悪質業者だそうだ。
また、レビュー数は作りたい数だけ作れ、アマゾンAI対策も可能なタイプだという。
この報告からも明かなように、
中華業者の
ステマ行為には
AIがフル活用
されている
のだ!
また、Taka氏の情報によると、ここ最近、Amazon周辺にウィルス攻撃が見られており、少なくとも200人以上ものユーザーのアカウントが乗っ取られているそうだ。
これらの報告から、中華業者は、アカウントを自動作成するAIを作成する技術があり、他人のアカウントを乗っ取ってサクラレビューを書き込むウイルスをばらまき、ゴーストライターが書いた文章を拡散できるほど、高度に組織化されていることがうかがえる。
だが、Taka氏によると、彼ら中華業者には、高度のAI技術はなく、
バックに
広州IT企業
が絡んでいる
という。
ひょっとすると、中華業者の商品の日本語の不自然なレビューも、
人間ではなく、
AIが作成している
のかもしれない。
このようじ、彼ら中華業者はもはや、かつての網楽水軍のような烏合の衆ではなく、AI技術やウイルス技術などの高度な技術をもち、ゴーストライターも抱えるなど、きわめて組織化された
ハイテクステマ軍団
なのだ。
毛沢東も真っ青!現代の中国人サクラの「ゲリラ戦術」
また、中華業者は、人海戦術だけでなく、ゲリラ戦術も駆使する。
というのも、通報を受けてAmazonがサクラレビューを大量削除しても、中華業者は何事もなかったように新たな商品ページを再度作って、やらせレビューを大量に書き込むのだ。
実際、「Amazonセラーフォーラム」の報告によれば、
レビューを
5回削除されても
しぶとく復活する
図太い中華業者
の存在も確認されているそうだ。
このように、彼ら中華業者は、サクラレビューを何度削除されても、一時撤退するだけで、何度も同じことを繰り返すのだ。
また、中華業者は、アカウントを停止されても、さながら
亡霊兵士のように
別アカウントで復活する
このように、中華業者は、かつて広大な中国大陸で旧日本軍を苦しめた神出鬼没の
八路軍伝統の
ゲリラ戦術
を活用して、Amazonを手玉にとっているのだ。
やらせを正当なレビューに変える中国人サクラの巧妙な手口
また、「Amazonセラーフォーラム」の情報によれば、中華業者は、
やらせレビューを
正当なレビューに変える
恐るべき新手法
も開発しているそうだ。
具体的には、次のような手順だ。
【ステップ1】
1ヶ月程度の短期間で、数十件~100件以上ものやらせレビューを大量に書き込ませる。
これは上で解説したとおりだ。
【ステップ2】
やらせレビューに騙されて商品を購入した日本人が、やらせレビューの高評価にひきずられて、その商品に高い評価を書き込む。
これについて、少し解説しよう。
例えば、ある日本人のカスタマーが、
「素晴らしい商品だと
思います!」
「コスパ最高!」
と、ひたすらべた褒めしている100のレビューを見て、思わず商品を購入してしまったとしよう。
商品が届いた直後、そのカスタマーはどのような心境だろうか?
大抵、やらせレビューに騙されたとも思わずに、
「オレ(私)は
コスパが最高の
素晴らしい商品を
ゲットしたんだ!」
と、思ってしまうのではないだろうか?
実際、やらせレビューの評価があまりにも高いため、優れた商品を使っているような錯覚に陥り、思わず高評価レビューをしてしまう人も少なくないだろう。
だが、これは一種の
認知バイアス
による錯覚だ。
その結果、少なからぬ購入者が、商品に高い評価をつけるようになる。
だが、その後、やらせ行為が発覚し、
【ステップ 3】
通報を受けたAmazonが、やらせレビューを全て削除する。
その結果、最初に捏造されたサクラレビューは全て消されるも、後から書き込んだ日本人の正当な高評価レビューだけが残るというわけだ。
実際、ステマ行為との通報を受けたAmazonがやらせレビューを全削除した結果、クリーンなレビューだけが残ったという事例は、これまで数多く報告されている。
【ステップ 4】
日本人が書いた正当な高評価レビューを見た日本人カスタマーが、レビューを信頼して商品を購入し、さらに高評価レビューを書き込む。
その結果、やらせレビューを行った商品に正当なレビューが集まり、中華業者の商品は、Amazonにおいてベストセラーとして認識され、やがてブランドとしての地位を確立する。
このように、中華業者は、
初期のやらせレビュー
を正当なレビューに
どんどん変換している
のだ!
この手口は、不正に得た金銭を警察にバレないように、一度金融機関を通すことにより、合法に得た金銭に見せかける
マネー
ロンダリング
の手法に似ている。
そういう意味で、このサクラレビューの浄化手順はまさしく、
レビュー
ロンダリング
といってもいいだろう。
このように、中華業者は、やらせレビューを正当なレビューに変えるレビューロンダリングの手法を駆使して、カスタマーの信用を勝ち取り、Amazonの日本市場において着々とブランドを確立しつつあるのだ!
正直なところ、ステマビジネスにおいて、このような新手法を生み出す中国人の商才は、まさしく驚異的といってもいいだろう。
真っ当に製品を作って販売している日本の名だたるメーカーが苦戦するのも無理はない。
このように、日本に上陸した中華業者は、人海戦術、ゲリラ戦術、AIや電子マネーなどのハイテク技術、そして、レビューロンダリングという新手法をも駆使して、
いまも着々と
Amazon日本市場を
占領しつつある
のだ!
おそるべし!
中国四千年
の歴史!
そのうち、日本はかつての太平洋戦争だけでなく、グローバルな経済戦争にも敗北し、
第2の敗戦
を迎える日がくるのも近いのかもしれない。
悪徳中華業者を放置するAmazonの無責任な対応
以上、中国人サクラ業者の恐るべき実態とその巧妙な手口について紹介した。
実を言うと、上で述べた中華業者のやらせレビューの問題は、ここ何年もの間、「Amazonセラーフォーラム」で何十回も指摘されていることだ。
だが、それに対するAmazon側の対応は、実に理不尽きわまるものだ。
というのも、
5回も通報を受けて
やらせレビューを削除された
明らかに確信犯ともいえる
悪質な中華業者の
アカウントが
停止されない
のだ!
それどころか、これら中華業者たちは、やらせレビューを削除される度に、レビューロンダリングの手法によって、高い評価の正当レビューを獲得し、着々とブランドを確立しているようにも思える。
それなのに、Amazonはなんら有効な手立てを講じないのだ。
さながら、犯罪行為を見て見ぬふりする悪徳警官のようではないか!
ここで、悪徳警官が犯罪者の行為を見逃す動機について考えてみてほしい。
悪徳警官が犯罪者の摘発をしないのは、彼らが犯罪者からちょっとした小金(賄賂)をもらっているからだ。
犯罪者をすぐに摘発すれば、それまで貰っていた小遣いが貰えなくなる。
だから見逃す動機が働くのだ。
同様に、ごく短期間のうちに1商品あたり月商100~300万円もの大金を稼ぐ中華業者は、Amazonにとっては、かなりの上客であることには違いない。
それゆえ、Amazon側としては、中華業者をすぐに摘発せず、放置すればするほど、大きな利益が入ってくるのだ。
要するに、
中華業者と
Amazonの間には
れっきとした
利害関係がある
のだ!
もちろん、通報があれば、Amazonは悪質なレビューを削除するだろう。
だが、それだけだ。
それ以上のことをAmazonに期待するのは無駄だ。
実際、5回やらせレビューを削除しようが、めったなことでは、アカウント停止には至らない。
なぜなら、上客である中華業者のアカウントを停止すれば、Amazonの収益も減るからだ。
また、あまり厳しい処置をすれば、中華業者がAmazonの日本市場に見切りをつけて撤退してしまうかもしれない。
そうなると、収益が大幅に減って困るのは、他ならぬAmazonだ。
だから、Amazonは、犯罪者の行為を見逃す悪徳警官のように、中華業者のやらせレビューをいつまでも放置し続けているのだと考えられなくもないのだ。
このように書くと、
「そんなのお前の妄想だろ!
根拠もなしに勝手なこと
ぬかしてんじゃねーよ!」
と考える方もおられるかもしれない。
だが、「Amazonセラーフォーラム」の信頼性の高い情報によると、2017年11月に中国厦門にて、
「Amazon公式 セラー大会」
(2017亚⻢马逊全球开店卖家峰会)
なるものが開催されたそうだ。
その大会において、
Amazon本社の偉い人
が出席し、
「これからも
中国セラーの
日本市場進出を
支援する」
と宣告したという。
Amazonの闇は
想像以上に深い・・・
【最後に】オタクパパからのメッセージ
最後に、これまで15年以上にわたり、Amazonから1千件以上もの商品を購入したカスタマーとして、また、Amazonプライムの会員として、私からAmazonに一言、いっておきたい。
やる気あんのか!
ゴルぁっ!!
オタクパパより愛を込めて!
コメント