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【高須院長】なぜナチスを擁護する日本人が絶えないのか?【麻生太郎】

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親愛なる読者諸君!

オタクパパだ!

 

最近、ポーランドのアウシュビッツ記念館の公式Twitterが、高須クリニックの高須克弥院長の2015年10月19日のツイート

「南京もアウシュビッツの捏造だと思う。」

に対し、リプライで

アウシュビッツは

史実です

と、日本語で異例の忠告をしたことが話題になった。

アウシュビッツ記念館が高須克弥さんに日本語で忠告「アウシュビッツは史実です」(ハフポスト)

また、このリプライに対し、高須院長は、

「売られたけんかは買う」

とTwitterに投稿したという。

アウシュビッツは「史実」と訴え博物館、「捏造」主張の高須氏に(共同通信社)

また、麻生太郎氏も、ときどきナチスを称賛する発言で物議を醸し出している。

なぜ麻生太郎はナチスとヒトラーにこんなにこだわるのか?──今週の珍言・重要発言総まくり(文春オンライン)

ところで、なぜ、高須院長や麻生太郎のようなナチスドイツを擁護する日本人が絶えないのだろうか?

 

というわけで、かつて小中学生時代、

ナチスドイツが

大好きだった黒歴史

をもつ私が、自分自身の経験をもとに、

ナチスを擁護したくなる

日本人の心情

について、リアルな本音を語ってみたいと思う。

なぜ真面目で勤勉実直なドイツ人がユダヤ人の絶滅を計画したのか?

ところで、読者の中には、

「あんな真面目で

 勤勉実直なドイツ人が

 ユダヤ人の絶滅なんて

 不合理なことを

 するはずがない!」

「ドイツほどの近代国家が

 組織的にユダヤ人を

 処理するなんて

 野蛮なことをするなんて

 ありえない!」

と思うかもしれない。

 

また、

「せっかく手に入れた

 貴重な労働力たる

 ユダヤ人を始末するなんて

 そんな不合理なことを

 合理的なドイツ人が

 するはずがない!」

「ガス室で始末するより

 労働でこき使ったほうが

 よっぽど合理的だろ!」

と思うかもしれない。

 

これらは一見、もっともな主張だ。

 

だが、実は、このような考え方には、「暗黙の前提」がある。

 

その「暗黙の前提」とは、

「理性的でまともな人間なら

 ユダヤ人の絶滅のような

 馬鹿げた計画を

 立てるはずがない!」

という

計画の実行者が

理性的でまともな人物だ

という先入観だ。

 

ここで、メディアに公になったヒトラーの発言を検討する限り、彼がとりわけクレイジーな人物のようには思えない、と考える人もいるかもしれない。

そのため、

「まさか、あのヒトラーが

 そんな野蛮なことを

 本当に実行する

 なんて・・・」

と思ってしまう。

 

だが、悪の組織というものは、

トップは直接

手を下さず

実行部隊に

汚れ仕事をさせる

のが一般的だ。

 

それでは、ナチスドイツにおけるユダヤ人絶滅計画の実行部隊の事実上のトップは、一体どんな男なのだろうか?

 

その男の名は、ラインハルト・ハイドリヒ。

 

ナチス親衛隊の大将にして、

ユダヤ人問題の

最終的解決計画の

実行者だった男

だ。

ラインハルト・ハイドリヒ(1904-1942)

出典 Bundesarchiv, Bild 146-1969-054-16 / Hoffmann, Heinrich / CC-BY-SA

ハイドリヒは、今風にいえば、

イケメンのスポーツマン

だった。

 

彼は、フェンシングが得意であり、1928年のアムステルダム五輪では、フェンシングの代表選手にも選ばれたほどの逸材だ。

 

また、近代五種競技の選手にもなっており、親衛隊の体育監査官でもあった。

 

また、フェンシングの他に、乗馬やスキー、飛行機の操縦も得意だったという。

 

さらに、ハイドリヒは、金髪碧眼で長身の美形だった。

ここで、

健全な精神は

健全な肉体に宿る

という言葉を聞いたことがあるだろう。

 

この言葉が正しければ、日々自宅に籠もってゲームばかりしているコミュ障のオタクの陰キャよりも、ハイドリヒのようにスポーツ万能の高身長・金髪碧眼イケメン男のほうが、はるかに健全な精神を有していることになる。

 

だが、イケメンのスポーツマンだからといって、必ずしも健全な精神が宿るとは限らない。

 

ハイドリヒの性格は、ひと言でいえば、最悪だった。

 

実際、ハイドリヒは、その冷徹な性格から、部下の親衛隊兵士からは

金髪の野獣

というあだ名をもち、また、敵国イギリスからは、

第三帝国で

もっとも危険な男

と呼ばれていたほどだ。

 

実際、それくらいヤバい男なのだ。

ナチスの実行部隊の事実上のトップの悪行の数々

自分が経営する売春宿に盗聴器を仕掛けまくる

ハイドリヒのヤバさを示す有名なエピソードとして、親衛隊保安部の資金で「サロン・キティ」と呼ばれる売春宿を経営していた話が知られている。

 

ハイドリヒは、

売春宿のすべての部屋に

大量の盗聴器を

仕掛けさせた

ドイツやイタリアなどの名だたる要人を招待して、彼らの弱みを握るためだ。

 

売春宿に招待された常連客の中には、ドイツの外相であったリッベントロップや、イタリアの外相もいたという。

ナチスドイツの外務大臣ヨアヒム・フォン・リッベントロッップ(1893-1946)

出典 Bundesarchiv, Bild 183-H04810 / CC-BY-SA 3.0

要するに、ハイドリヒにとって、同じドイツ人の重要人物であろうと関係なく、相手の弱みさえ握れさえすれば、誰でもよかったのだ。

 

もちろん、ハイドリヒ自身も自らの特権を利用して、売春宿をしばしば利用していたという。

 

だが、ハイドリヒは部下を脅して、自分の部屋の盗聴器だけは切らせていたのはいうまでもない。

いかがわしい合成写真や同性愛者の証人を捏造してナチスの要人を失脚させる

また、ハイドリヒは、ドイツの戦争による領土拡大政策に反対するヒトラー内閣の国防相ヴェルナー・フォン・ブロンベルクを失脚させる工作もおこなっている。

(↓)左からルントシュテット、フリッチュ、ブロンベルク。1934年

出典 Bundesarchiv, Bild 102-01817A / CC-BY-SA 3.0

この工作において、ハイドリヒは、ブロンベルク国防相の再婚した妻エルナが、実は売春婦であったという証拠写真を捏造すべく、部下にわざわざエルナのいかがわしい写真の合成写真を作らせて、ベルリン警視総監のルドルフに郵送している

 

また、陸軍総司令官ヴェルナー・フォン・フリッチュ上級大将をも陥れるため、ゲシュタポの刑事に同性愛者の証人をでっちあげさせ、フリッチュが同性愛の疑惑があるという証拠も捏造している

 

ここで、すこし想像力を働かせてみてほしい。

 

仮に、あなたのパートナーが、AVに出演していた過去があるとして、いかがわしい合成写真を捏造して、警察庁長官宛てに郵送で送られたとしたら、あなたはどのような思いをするだろうか?

 

また、会ったこともない同性愛者の証人が、昔あなたと関係をもったことがあると、いきなり証言台に立って主張したとしたら、あなたはどのように思われるだろうか?

「クレイジーだ!

 

 こんなメチャクチャな

 ことをやる人間は、

 絶対頭がおかしいに

 決まっている!

 

 まともな奴の

 することじゃない!

 

 きっと、そいつは

 クズの中の

 クズ人間だろ!」

まともな日本人なら、誰でもそう思うのが当然だ。

即決裁判で数百人の人間を公開処刑しまくる

(↓)1941年プラハ城のハイドリヒ(左)

出典  Bundesarchiv, Bild 146-1972-039-26 / CC-BY-SA 3.0

また、ハイドリヒは、ヒトラーによりべーメン・メーレン保護領(チェコ)の副総督に任じられた際、プラハに到着するや否や、チェコ全土に戒厳令を敷き、即決裁判所を設置した。

 

そして、チェコ首相アロイス・エリアーシを逮捕して死刑判決を下し、公開処刑を何度もおこない、抵抗運動の指導者を500人も処刑した。

 

それゆえ、ハイドリヒは、

プラハの虐殺者

と呼ばれて、恐れられた。

悪名高き移動銃撃部隊アインザッツグルッペンを組織する

(↓)子供を守ろうとするユダヤ人女性を銃撃するアインザッツグルッペン 1942年ウクライナ

また、独ソ戦の前に、悪名高き移動銃撃部隊であるアインザッツグルッペン(特別行動部隊)を組織したのもハイドリヒだ。

 

アインザッツグルッペンの創設の際、ハイドリヒは指揮官達に対して、次のような言葉を残している。

「東方ユダヤ人はボルシェヴィズム(ロシア共産主義運動)の貯水池であり、それゆえに総統の意志により絶滅させねばならない」

また、1942年1月、ハイドリヒはヴァンゼー会議において、次のように言っている。

「最終解決とは、1100万人のユダヤ人を処理することであり、それにはイギリスとアイルランドのユダヤ人も含まれる。すべてのユダヤ人の絶滅という目標は、人類の大再編成に他ならない」

実は、それまでのナチスドイツは、ユダヤ人の移住計画を真剣に考えていたフシがある。

 

だが、このヴァンゼー会議で、ユダヤ人の絶滅が決定され、実行に移されることになった。

 

そして、ヴァンゼー会議を主催したのがハイドリヒだった。

 

独ソ戦中のアインザッツグルッペンによる犠牲者の数は85万人から130万人といわれている。

 

その多くはユダヤ人であり、独ソ戦開始から1941年末まで、ソ連領の

ユダヤ人50万人が

処分された

という。

 

だが、このユダヤ人の大量処分は、アインザッツグルッペンの隊員に大きな精神的な重圧をかけたため、ヴァルター・ラウフSS大佐により、ガストラックが開発されたそうだ。

 

要するに、ガス室はもともとは、ユダヤ人の効率的な処分ではなく、実行者たる兵士達の精神的負担を減らすために開発されたものなのだ。

金髪の悪魔ハイドリヒ

(↓)1940年8月28日のラインハルト・ハイドリヒ

出典  Bundesarchiv, Bild 183-R98683 / CC-BY-SA 3.0

もし、あなたが

「あんな理性的で

 真面目なドイツ人が

 ユダヤ人の絶滅なんて

 計画するはずがない」

と思うのであれば、ぜひハイドリヒの伝記を読んでみることをお勧めする。

(↓)下の本のタイトルは、4つのH(Himmlers Hirn heißt Heydrich、ヒムラーの頭脳、すなわち、ハイドリヒ)という意味だ。ハイドリヒこそが、ユダヤ人問題の実質的な責任者といえるだろう。

ハイドリヒの人となりを深く知れば知るほど、

「ここまで性根の

 腐った男なら

 ユダヤ人の絶滅計画を

 実行に移しても

 全然おかしくない!」

と、心の底から納得するはずだ。

 

かつて「凶悪」という作品が史上最悪の凶悪事件として話題になったが、ハイドリヒのヤバさはそんな程度ではない。

上の作品の首謀者が「凶悪」なら、

ハイドリヒは

超が1000000個

くらいつくほどの

ハイパー凶悪人といえる

だろう。

 

近年、TVゲームのRPGや少年マンガでも、これだけ胸くそが悪くなるほどの極悪人は珍しい。

 

世の中に

リアル悪魔

が存在するとすれば、それはまさしくハイドリヒのような男といっても、決して言いすぎではないだろう。

 

それくらいヤバイ男なのだ。

 

このように、ハイドリヒという男は、勤勉実直な一般的なドイツ人のイメージからほど遠い男なのだ。

 

そんなクレイジーでイカれた男が、ヒムラーに次ぐ、親衛隊のナンバー・ツーの地位にいて、ユダヤ人の絶滅計画の音頭をとったのだ。

 

大部分の理性的なドイツ人ならともかく、これほどクレイジーでイカれた男なら、アウシュビッツやガス室のようなクレイジーなものを考案したって、ちっともおかしくはないだろう。

 

このように、

ユダヤ人絶滅計画の

実行者はクレイジーで

異常な人物だった

のだ。

ナチスの官僚体質が異常な命令にも絶対に服従する空気をつくった

ここで、

「なるほど。

 

 ナチスの実行部隊の

 トップが異常人物

 なのはよくわかった。

 

 でも、ハイドリヒの部下に

 まともな奴がいたら

 歯止めがかかった

 んじゃないのか?」

と思う人もいるかもしれない。

 

だが、ナチスは、良い意味でも悪い意味でも

ガチガチの官僚組織

だったことを忘れてはならない。

 

最初に、ハイドリヒが部下の親衛隊から

金髪の野獣

というあだ名で呼ばれていたという話をしたが、実は、このあだ名には、ナチス親衛隊の模範ともいえるハイドリヒに対する賞賛の意味が込められていた。

 

そして、親衛隊の部下たちは、どんなに理不尽でクレイジーな命令であっても、憧れの上司であるハイドリヒ親衛隊大将に認められるために、その命令を忠実に実行に移したのだ。

 

実際、ハイドリヒの部下であり、ゲシュタポのユダヤ人移送局長官として、アウシュヴィッツ強制収容所へのユダヤ人大量移送にかかわったアドルフ・アイヒマン親衛隊中佐は、次のような言葉を残している。

(↓)1942年のアイヒマン親衛隊中佐

出典  Eichmannreferat_BusStop3_2009.jpgSargoth derivative work: Der Bischof mit der E-Gitarre Shows a bus stop in front ofde:Eichmannreferat (Berlin)

「あの当時は『お前の父親は裏切り者だ』と言われれば、実の父親であっても処分したでしょう。

 

私は当時、命令に忠実に従い、それを忠実に実行することに、何というべきか、精神的な満足感を見出していたのです。

 

命令された内容はなんであれ、です。」

「戦争中には、たった一つしか責任は問われません。

 

命令に従う責任ということです。

 

もし命令に背けば軍法会議にかけられます。

 

そういう中で命令に従う以外には何もできなかったし、自らの誓いによっても縛られていたのです。」

「私の罪は従順だったことだ。」

このように、部下のアイヒマンにとって、ナチスの官僚機構の中で上司である憧れのハイドリヒから認められることこそが、唯一の生きがいだったのだ。

 

実際、ナチスのような閉鎖的な組織内において、権威者から指示された人間は、たとえ普通の平凡な市民であっても、一定の条件下では冷酷で非人道的な行為を行うという、恐るべき実験結果が、アメリカのイェール大学の心理学者、スタンリー・ミルグラムによって示された(ミルグラム実験、または、アイヒマンにちなんで「アイヒマンテスト」とも呼ばれる)。

 

ここで、このナチスの体質が、

オウム真理教の体質に

非常によく似ている

ことに気づいた人もいるかもしれない。

 

実際、オウム真理教の場合も、閉鎖的な組織内で、教祖である麻原彰晃に認められようとして、村井秀夫などの幹部たちが麻原の命令を忠実に実行した結果が、あの地下鉄サリン事件だった。

 

だが、オウム真理教の幹部たちは、いずれも超高学歴のエリートたちであり、理性的な能力と合理的な判断力をもっていた。

 

それにもかかわらず、数々の奇跡を起こしたとして麻原を神聖視していたために、オウムの幹部達は、あれほどの異常な命令を何の躊躇もなく実行に移すことができたのだ。

 

このように考えれば、

「あんな真面目で

 勤勉実直な

 ドイツ人が・・・

「ドイツほどの

 近代国家が・・・

「あの合理的な

 ドイツ人が・・・

という疑問がことごとく解消するのを感じるはずだ。

 

例えていうなら、ナチスの異常な行為は、オウム真理教の教祖・麻原彰晃のような

モラルの完全崩壊

した人間が権力

頂点に立った

結果、生じたことであると考えれば、われわれ日本人にも理解しやすいのではないだろうか。

ナチスドイツによるユダヤ人の絶滅計画を個人レベルで理解する

さて、アウシュビッツと聞いて、映画「シンドラーのリスト」などの作品を思い浮かべる人も多いかもしれない。

 

ナチスの強制収容所のエピソードは、あまりにも現実離れしているというか、平和ぼけした現代日本の我々の日常感覚では、あまりにも信じられないような描写が多いため、

「そんな、嘘だろ!

 いくらユダヤ人が憎くても

 そこまで組織的にやる奴

 なんて、いねーよw」

と、逆に思ってしまう人も多いかもしれない。

 

実際、小中学生の私自身、そのように考えていた。

 

あまりにも現実離れしているために、

平和ボケした脳が

「フィクション」と

受け取ってしまう

のだ。

 

だが、ここで、アウシュビッツが真実か否かを直観的に知るには、実際に強制収容所での過酷な生活を生き抜いた一個人の体験記に勝るものはない

 

そのような体験記として、私はオーストリアの精神科医にして心理学者ヴィクトール・エミール・フランクルによるナチス強制収容所の体験記「夜と霧」を一読することをぜひ勧めたい。

ヴィクトール・フランクル(1905-1997)

「夜と霧」は、日本語を含め17カ国語に翻訳され、60年以上にわたって読み継がれているロングセラーだ。

 

発行部数は、英語版だけでも累計900万部におよび、1991年のアメリカ国会図書館の調査では

「私の人生に

 最も影響を与えた本」

 のベストテンに入った

そうだ。

 

他に読売新聞による2000年の

「読者の選ぶ

 21世紀に伝える

 あの一冊」

のアンケート調査で、翻訳ドキュメント部門第3位となったそうだ。

 

実際、この本は、私のナチスに対する考え方を一変させたくらい壮絶な内容に満ちている。

 

だが、著者のヴィクトール・フランクルは、強制収容所であれだけ酷い目にあったにもかかわらず、あくまで謙虚に自分自身の運命を受け入れて、最後まで生き抜いた。

 

それどころか、苦しむ仲間達を励ますフランクルの生き様に感動するとともに、情景が浮かんできそうなほどのリアルな描写から、

「この体験記は

 本当のことを

 語っているんだろうな」

と、思わせる説得力に満ちあふれているのだ。

なぜナチスを擁護する日本人が絶えないのか?

というわけで、なぜナチスを擁護する日本人が絶えないのか、という疑問に対する答えの1つとしては、

人間は無意識に

「自分を基準」に

考えてしまう

という、一種の「認知バイアス」が働いているからだといえるだろう。

 

だから、理性的で合理的な人間ほど、ユダヤ人の絶滅計画というクレイジーな計画の存在意義が、まるで理解できないのだ。

「なんでそんな

 無駄なことを

 するんだよ?

 わけわかんねーよ!」

と思ったあなたは、おそらく正常な理性と感性をもっているのだろう。

 

それゆえ、まったく動機が理解できず、わけが分からないから、高須院長のように

「捏造だ!」

と考えてしまうのだ。

 

実際、子供の頃の私自身、

「そんな馬鹿げたことを

 あの理性的なドイツ人が

 するわけないだろ!」

と思っていたから、アウシュビッツなどはなかなか信じられなかったほうだ。

 

だが、ユダヤ人絶滅計画を指揮していたのは、あなたが考えるような理性的でまともなドイツ人などでは決してない。

売春宿に盗聴器を

仕掛けまくったり

いかがわしい写真を

捏造したり

同性愛者の証人を捏造

したりするような

異常人格者

だったのだ!

 

あなたは、「凶悪」の首謀者や、オウム真理教の教祖の考えていることが、心の底から理解できるだろうか?

 

彼ら異常人格者の行為を見て、

「なんでそんなことを

 するんだ?

 

 意味わかんねーよ!」

こう思うのが普通だろう。

 

なぜなら、ごく普通の日本人にとって、彼ら異常人格者の考えることなど、そもそも理解できるはずがないのだ。

 

それと同じことで、ユダヤ人絶滅計画も、「凶悪」の首謀者や、オウム真理教の教祖のレベルをはるかに超える異常人格者が計画したことなのだ。

 

というわけで、諸君も

「認知バイアス」

によって無意識に

間違った前提に立って

物事を考えてしまって

いるかもしれない

ということに気づくことができれば、

「常識的に考えて

 あんな理性的な

 ドイツ人が・・・」

「合理的に考えたら

 まともな人間が

 そんな無駄なことを

 するわけが・・・

などと、散々考えたあげく、

「アウシュビッツは

 捏造だ!」

と、残念な結論を出してしまう高須院長のような間違いを犯さなくなることだろう。

 

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