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中国でテロリストに認定され、十数人の警備員に囲まれて拘束された話【その1】

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親愛なる読者諸君!

オタクパパだ!

 

先日、インドで集団詐欺に遭い、強制帰国した大学生の話が話題になった。

実をいうと、私自身も、インドではないが、海外旅行でひどい目にあったことがある。

 

具体的には、

中国の空港で

テロリストに認定され

10人以上もの警備員に

囲まれて拘束された

詳細は後に述べるが、結果として、

・300,000万円相当の貴重品を盗まれた

・中国で24時間拘束された

・もう二度と中国に行けなくなった

という多大なダメージを受けた。

 

仮に、これが日本で生じたトラブルなら、最低限、日本語が通じるので、なんとか弁解する余地もあったかもしれない。

 

だが、日本語も英語も通じない外国の地で、あらぬ疑いをかけられた場合、私のような無力な個人旅行者は、一体どうすればいいのだろうか?

 

実際、テロリスト認定されたとき、まわりは意味の分からない中国語で、私自身を激しくののしる中国人だらけで、日本語も英語もまったく通じなかった。

 

警備員に両手をつかまれた私は、そのまま、中国の強制収容所に連れて行かれ、一生を強制労働で人生を終えるのではないかと思い、恐怖で泣きそうになったほどだ。

 

というわけで、これから海外旅行に行く前途有望な若者たちのために、ひょんなことから人生をふいにしないよう、反面教師の意味で

異国の地で、ひたすら

絶望を味わい続けた

私自身の苦い経験

をここに書き記すことにした。

 

なお、以下の話は、私にとっては、

いまだに生々しい

黒歴史

であるため、いまでも時々、過去のトラウマのフラッシュバックに悩まされることがある。

 

それゆえ、心がえぐられるような苦しみを感じつつ、無意識から痛々しい記憶を絞り出して、書いたため、事実関係に多少の錯誤があるかもしれない。

 

その点は、あらかじめご了承いただいた上で、本記事を読み進めてほしい。

【2019/07/31 追記】

突然のストライキが「すべての不幸の始まり」だった・・・

さて、私が中国で経験した怖い話をすると、次のような感想を受けることがある。

「酷い目にあったって

 中国へなんか

 行くからだろ?

 

 そもそも中国へ

 行かなかったら

 いいだけの

 話じゃねーか!

 

 バカじゃねえの?」

だが、そもそも中国へ行かなければいいというほど、単純な話でもない。

 

というのも、私はそもそも

中国へ行くつもりなど

まるでなかった

からだ。

 

このとき、私が行ったのは、実はスペインだった。

 

ところが、どういう運命のいたずらか、

思わぬ偶然が重なり

気がついたら

中国に行っていた

のだ。

 

どういうことか、詳しく説明しよう。

 

そもそもの不幸の始まりは、スペインへの出張を無事終えた後、同僚たちとともに、フランス経由で日本行きの航空機へ搭乗した後に起こった。

スペインを発った航空機が予定どおり、フランスの空港に着いた後、思わぬハプニングが起こった。

 

航空機が空港に待機したまま、予定の時刻を過ぎても、出発しなかったのだ。

 

ただならぬ様子に、まわりの乗客がざわつき始め、私も内心、何事かと不安に思った。

 

すると突然、機長の慌ただしいアナウンスがスピーカーから流れてきた。

「申し訳ありません。

 ただいまストライキが

 発生したため、当機は

 フランスを発つことが

 できません。

 

 したがいまして、

 日本行きの乗客の皆様には

 別便にてご案内しますので

 速やかに当機から

 降りてください」

フランス語なまりの流暢な英語を話す機長のアナウンスの内容に、機内が騒然としたのはいうまでもない。

 

ちなみに、海外の航空会社は、日本の航空会社と違って、ストライキの発生頻度がやたらと多い。

 

高給取りの日本のパイロットと違い、海外の航空業界の従業員は、賃金が低く抑えられているため、賃上げを求めて従業員がストライキを行うからだ。

 

ところで、私が乗った航空機は、航空機の下にカメラが備えられており、乗客は、ゆったりとしたフライトを楽しみながら、眼下に広がる光景をリアルタイムに楽しむことができるという、大変豪勢なものだった。

 

だが、その分、従業員の賃金は極限まで低く抑えられていたのかもしれない。

 

とにかく、航空会社に対する従業員の怒りが極限にまで達していたのだ。

そして、タイミングの悪いことに、ちょうど私が乗っていた便で、従業員の怒りが爆発し、大規模なストライキが発生したのだ。

 

不測の事態が発生したのにもかかわらず、機長や客室乗務員は、妙に落ち着き払っていた。

 

しかも、機長は、フランス語なまりの流暢な英語で軽いジョークを飛ばしまくり、乗客の失笑を買っていた。

 

ひょっとすると、

機長や客室乗務員も

ストライキの

共犯者だった

のかもしれない。

わずか数十分で上海行きの別便に乗り換える

思わぬアクシデントだったが、実は、私にとっては、ストライキによる遅延トラブルは、これが初めてではなかった。

 

というのも、それ以前にアメリカに出張に行ったときも、同じようなストライキを経験していたからだ。

 

アメリカでのストライキの場合、たまたま日系人の女性の空港係員が機転をきかせて手配してくれた別便で、なんとか目的地の空港に到着することができた。

 

その際、目的地の空港に到着したのが現地時間の深夜2時で、ホテルまで見知らぬ外人と車に相乗りするハメになった。

 

このような経験があったため、多少の時間はかかるにせよ、別便で日本に帰れるものと、私は楽天的に考えていた。

 

だが、フランスで別便として割り当てられた航空機は、どういうわけか、

上海行きの航空機

だった。

 

上海行きと聞いて、私は一瞬、嫌な予感がしたのだが、そのときはあまり気にしなかった。

 

それより私と同僚にとって、当面の問題は時間だった。

 

実は、航空会社が手配してくれた上海行きの臨時便の出発までの時間が、数十分ちょっとしかなかったのだ!

 

そのため、私は同僚たちと一緒に、混乱しきった乗客の群れをかき分けて、慌ただしくカウンターまで猛ダッシュするハメになった。

息切れしそうになりつつも、カウンターに到着すると、係員の女性から手荷物をすべて預けるように言われた。

 

彼女によると、上海行きの臨時の便はスペースが限られているため、機内に持ち込めるのは、バッグなどの小さな荷物だけだという。

 

それゆえ、リュックなどの荷物は貨物室に入れるため、すべて預けるようにと言った。

 

だが、そのとき私は、一瞬迷った。

 

なぜなら、リュックの中には、愛用の

Macbook Pro

(約30万円相当)

が入っていたからだ。

30万円相当といえば、安月給だった当時の私にとっては、それなりの貴重品だった。

 

Macbook Proを失いたくなかった私は、係員の女性にリュックを指さし、高価な貴重品が入っているので、どうしても機内に持ち込みたい旨を伝えた。

 

彼女は、表面上はニコニコした笑みを浮かびつつも、

「めんどくせーこと

 いうなや日本人!

 

 てめーひとりのせいで

 業務が遅れてる

 んだよ!」

と、まったく笑っていない両目で、リュックを渡すよう、無言の圧力をかけてきた。

 

そのとき、私はふと、背後に鋭い視線を感じた。

 

突き刺さるような視線に、思わず後ろを振りかえると、私の背後には、

何十人もの人間が

長蛇の列をなして

イライラして待っていた

しかも、後ろを見た瞬間、真後ろにいた「ふなっしー」のような体型のオバサンと思わず目があってしまった。

 

ふなっしーオバサンは、この世のものとは思えぬ凄まじい形相で、わたしを睨みつけてきた。

「オイコラ!

 後がつかえてる

 んだよ!

 

 モタモタすんな!

 さっさとしろ!

 ジャップ!」

私は、オバサンの凄まじい気迫に押されそうになった。

「ま、リュックには一応、

 鍵をかけているから

 大丈夫か・・・」

フライトまでの時間が差し迫っていたこともあり、私は泣く泣く、30万円相当のMacbook Proの入ったリュックをカウンターに預け、上海行きの航空機に乗り込むことにした。

 

だが、このときの私はまだ、

上海空港の

中国人の恐ろしさ

を知らなかった・・・。

 

そしてこれが、

30万円近くした

愛用のMacbook Pro

との最後の別れになる

とは、夢にも思わなかった。

 

私は、心の底にゾワゾワした嫌な予感を感じつつも、ベルトコンベアで運ばれていくリュックを一目見るや、同僚達とともにゲートへと駆けていった。

旅行カバンをゴミ袋のごとく盛大に放り投げる上海空港の作業員

私の心配をよそに、上海までのフライトはスムーズに運んだ。

 

しかしながら、私は、上海空港で再び、別便に乗り換えなければならない煩わしさを感じていた。

 

ストライキで急遽変更されたスケジュールを確認したところ、一応、乗り換えの時間が十分にあるように思われた。

 

だが、私と同僚たちは、思わぬアクシデントから、上海空港での荷物の受け取りで長時間の足止めを受けることになった。

 

上海空港に降り立った後、空港の建物に入る。

 

ふと、窓ガラスから外を見ると、さきほどまで私が乗っていた航空機と、そこから荷下ろし作業をする作業員の姿が見えた。

 

驚いたことに、作業員たちは、あたかもゴミ捨て場にゴミ袋を捨てるかのように、機内から取り出した旅行者の荷物を無造作に放り投げていた。

 

その光景を見て、私は驚愕した。

「ちょ! やめて!

 あのリュックの中には

 愛用のMacbook Pro

 (30万円相当)が

 ああああ〜〜〜っ!」

そんな私の悲痛な思いをあざ笑うかのように、作業員たちは、荷物を無遠慮に放り投げ続けていた。

リュックから魔法のように消えてなくなった愛用のMacbook Pro

私は、作業員のぞんざいな扱いにより、愛用のMacbook Proが完膚なきまでに損壊しているのではないかという恐怖におののきつつも、荷物の受け取り場まで移動した。

そして、受け取り場で、荷物が出てくるのを待つこと数十分。

 

どういうわけか、数十分待っても、いっこうにベルトコンベアが動く気配がない。

 

待ちきれなくなった私と同僚たちは、苛立ちをつのらせた。

「遅っせえなあ!

 ぜんぜん荷物が

 出てこねえけど

 

 さっきから

 何をやってるんだよ?

同僚の一人が不満をぶちまけた。

 

他の乗客たちも、ぶつぶつと不満の声を漏らしていた。

 

それからさらに数十分経った頃、ようやくベルトコンベアが動き出した。

 

私は、ベルトコンベアに乗って次々と運ばれてくる荷物の中から自分のリュックを探し回った。

 

見慣れた自分のリュックがベルトコンベアにのって運ばれてくるのを確認し、足早に走り寄った。

 

だが、リュックを手にしたとたん、あまりの抵抗感のなさに驚いた。

 

Macbook Proが入ってずっしりと重いはずのリュックが、なぜか軽い・・・!?

 

不審に思って、ふと手元を見ると、

リュックにかけた鍵が

ワイヤーカッターか

何かで強引にねじり

切られていた!!

まるで、業務用の大型ワイヤーカッターでも使ったかのような、強烈なねじれ方だった・・・。

「オオーーゥゥッ!!

 ノォォォオオ

 オオーーゥゥッ!!」

そのときの私は、ショックのあまり、

むせび泣くような

嗚咽の叫び声をあげた

のは、いうまでもない。

 

そして、これが、

30万円近くした愛用の

Macbook Proとの

無残な別れだった・・・

Macbook Proの中には、個人情報が満載だった

「畜生!

 荷物の回収作業に

 やたらと時間が

 かかっていたのは

 こういうこと

 だったのかよ!?」

荷物の受け取りに時間がかかっていた本当の理由を知り、私たちはショックを受けた。

 

だが、30万円相当のMacbook Proを失った以上に致命的だったのは、私が失ったMacbook Proの中には、

私の個人情報も

顔写真付きで

しっかりと入っていた

点だった。

 

私の個人情報が悪用されれば、とんでもないことになることは明らかだった。

 

ひょっとすると、今ごろ、私と同姓同名の人物が、中国人の2重スパイとして、国際舞台の裏側で暗躍しているかもしれない・・・。

もう一人の自分

 増えたよ!

 

 やったね、

 たえちゃん!!」

んなわけねーだろっ!

激しく絶望したっ!!

だが、これはまだ、ほんの序曲にすぎなかった。

 

その後、30万円相当のMacbook Proと個人情報を失う以上の

人生最大クラスの

不幸が待ち受けている

とは、そのときの私は、想像さえしていなかった・・・。

(その2に続く)

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教訓:

中国人には、鍵をかけても無意味。

中国では、鍵をかけると安心どころか、逆にヤバい。

オタクパパより愛を込めて!

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この記事を書いた人

重度のコミュ障のため、友達ゼロのオタク親父。初音ミクと魔法少女をこよなく愛する。

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