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サクラ業者のステマの酷すぎる実例!やらせレビュー・口コミの実態

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親愛なる読者諸君!

オタクパパだ!

 

あなたは、ネットショップや飲食店などの口コミやレビューに騙されたことはないだろうか?

Before:

「お! この店

 めっちゃ評価いいじゃん!

 ここに決まりだな!」 

After:

「なんでこんな酷い店の

 レビューの評価が高いんだよ?

 すっかり騙された・・・」

なぜ、このようなことが起こるのだろうか?

 

これは、店からお金を貰ってネットに高評価の口コミを大量に書き込む

悪徳サクラ業者による

「やらせ」レビュー

によるものだ。

 

今回は、ネットに潜む悪質な「やらせ」レビュー

ステマレビュー

の実態について、最近起こったいくつかの事例をとりあげたいと思う。

「ステマ」とは何か?

「ステマ」とは、「ステルスマーケティング(stealth marketing)」の略称だ。

 

「ステルスマーケティング」とは聞き慣れない言葉だが、「ステルス」には「隠密」という意味があり、「マーケティング」には「商品を売るための宣伝などの企業活動」という意味がある。

 

すなわち、「ステマ」とは、

消費者に悟られないように

隠れて行う宣伝活動

のことだ。

 

「ステマ」にはさまざまな形態があるが、ネットで用いられるもっともポピュラーな手法

ステマレビュー

だ。

 

「ステマレビュー」は、ひと言で言えば、

サクラ業者にお金を支払って

意図的に高評価のレビューを

大量に書かせる自作自演の

やらせレビュー

のことだ。

 

昨今、ネットのめざましい発展によって、有用な情報を簡単に得ることができるようになった。

 

ネットが普及していない昭和の時代に評判のいい店を探そうとしたら、口コミや近所の噂話に頼るほかなかったことを考えれば、相当便利な世の中になったといえるだろう。

 

特に、私のような人付き合いの苦手なコミュ障のぼっちにとっては、リアルな友達のネットワークに属することなしに、情報強者になれるというのは、まさしく革命的ともいえる出来事だ。

 

だが、その反面、ネットの口コミに問題がないわけではない。

というのも、

ネットのレビューには

「ステマ」の罠が

張り巡らされている

からだ!

【実例1】「楽天」のステマレビュー

ここで、論より証拠。

ステマレビューの

最近の実例

をいくつか見てみよう。

 

2015年3月に、国内最大級のインターネットショッピング関連サービス

楽天市場

で、11万件もの大規模なやらせ投稿によるランキングの表示順位の操作が行われたという報道がなされた。

産経ニュース
「楽天市場」で11万件やらせ投稿 表示順位を操作? 請負業者を提訴(1/2ページ)  インターネット通販大手「楽天市場」で商品を検索すると、好意的な口コミの多い店舗が優先的に表示されるといわれる機能を悪用し、出店者が業者に好意的な「やらせ投稿…

楽天によると、

ステマ業者が

11万件超もの

書き込みをしていた

ことを確認したそうだ。

 

楽天が大阪地裁でステマ業者に約2億円の損害賠償を求めた訴状によると、ステマ業者は、楽天市場に出店している121店との間で商品の売買を装い、

店側に好意的な評価を

月150件ずつ投稿する

契約を月額8万円で締結

し、少なくとも約11万4千件の口コミを書き込んだという。

 

また、楽天は、

「同一のパソコンから短時間に大量の会員IDにログインされている」

ことを確認したそうだ。

 

楽天の調査結果によると、ステマ業者が大量のIDを使い分けて契約店舗に商品を架空発注し、取引実態があるように装って、好意的な口コミの投稿を繰り返していたことが判明したという。

 

このニュースからも明らかなように、

店からお金をもらって

ネットに高評価の口コミ

を大量に書き込む

ステマ業者の実態が明らかになったのだ。

【実例2】「食べログ」のステマレビュー

もう1つ事例をあげよう。

 

2012年1月、人気グルメサイト

食べログ

で、ステマ業者によるステマレビューの問題が取り上げられ、消費者庁が調査に乗り出したという報道が話題になった。

日本経済新聞
「食べログ」にやらせ投稿 カカクコムが法的措置も - 日本経済新聞 価格比較サイト大手、カカクコムが運営する人気グルメサイト「食べログ」で、金銭を受け取って飲食店に好意的な口コミを投稿するなどし、ランキングを上げようとする「やら...

このニュースによると、金銭を受け取って飲食店に好意的な口コミを投稿するなどして、ランキングを上げようとする

39業者もの

やらせ業者

が特定された

そうだ。

 

関係者によると、やらせ業者は、飲食店への訪問や電話などで「食べログ」への口コミ投稿を「営業」しているという。

 

このことからもわかるように、「食べログ」においても、

ステマ業者の営業活動

が常態化している

のだ。

 

それゆえ、「食べログ」を運営する価格比較サイト大手のカカクコムによると、

「やらせ投稿を完全になくすのは難しい状況」

だという。

「食べログ」自身のステマ疑惑

上のニュースでは、「食べログ」がサクラ業者によるやらせ投稿の対応に苦心しているかのようなコメントが掲載されていた。

 

だが、

当の「食べログ」自身が

レビューの操作を行っている

とすれば、あなたはどう思われるだろうか?

「ちょっと待てよ!

 ステマ業者の対応に苦心している『食べログ』自身が、ステマ行為をしているってマジかよ!?」

驚かれるかもしれないが、実は、

「食べログ」自身が

ステマ行為をしている

のではないか?

という疑惑については、様々なところで指摘されている。

 

例えば、下の本のAmazonレビューには、

「食べログ」のブラックな実態

が詳細に報告されているのだ。

それによると、とあるレビュアーが「食べログ」に悪いレビューを書いたところ、

「店に都合が悪いことは

 書くな」

「食べログ」から修正依頼が来たそうだ。

 

もちろん、事実無根の単なる悪評なら、「食べログ」の依頼は正当なものといえるだろう。

 

そこで仕方なく、このレビュアーは、該当箇所を削除して、

「他に書きたいことあったけど利用規約違反とのことで削除しました」

と、丁寧に一文を入れたそうだ。

 

だが、問題なのはここからだ。

 

レビュアーが修正依頼に応じた後、再び「食べログ」から連絡があり、

「修正したことが分かる

 書き方はするな」

と、さらに修正依頼が来たのだ!

 

このレビュアーの主張が真実ならば、

「食べログ」は

修正の痕跡が残らないよう

証拠隠滅まで指導している

ことになる!

 

また、下の本のレビューにも、同じような理不尽な目に遭ったレビュアーの不満が報告されている。

このレビュアーは、「食べログ」のやらせ問題を堂々と批判したそうだ。

 

だが、「食べログ」の仕打ちは無慈悲なものだった。

なんと、彼女はレビューだけでなく、

アカウントごと削除された

のだ。

 

それだけではない!

このレビュアーは、Amazonのレビューにも食べログの批判を書いたところ、価格コムからのクレームを受けて、

Amazonのレビューまで

削除された

そうだ。

 

アカウントの削除だけでは飽き足らず、Amazonのレビューまで削除依頼を出すとは、恐ろしほどの念の入りようではないか!

数字は嘘をつかない

上の報告が真実とすれば、ステマ業者がどうこういう以前に、

食べログ自身が

ステマ行為をしている

ことになる。

自社に都合の悪い事実は

全てなかったことにする

という方針、どこぞの政権とやっていることが同じだと思うのは、はたして私だけだろうか?

 

昨今、森友問題の文書書き換え疑惑で、

財務省の証拠隠滅

が大きな問題として取り上げられている。

 

だが、証拠隠滅は公文書だけではない。

もっと我々の身近なところでひそかに証拠隠滅がなされているのだ!

「ちょっと待てよ!

 あの大手サイトの「食べログ」がこっそりレビューを修正しているとか

 そんなブラックなことをしているわけないだろ!?」

嘘だと思うなら、実際に「食べログ」の評価を見てみるといい。

不自然なほど

三つ星以上の

評価しかない

ことに気づくはずだ!

 

上のレビュアーが指摘するように、悪いレビューを片っ端から削除すれば、当然このような偏りまくった不自然な評価になるのではないだろうか?

 

改ざんや捏造などの不正行為がなされていなければ、レビューの評価結果の統計的な分布は、高評価から低評価まで偏りのない対称的な正規分布を描くはずだ。

 

逆にもし、不正がなされているとすれば、レビューの評価結果の分布は、片側だけが切り崩された非対称的な山のような形状をしているだろう。

数字は嘘をつかない

上の報告が嘘かどうか、一度、あなた自身の頭でじっくり考えてみてほしい。

「医療機関」でも暗躍するステマ業者の恐るべき実態

ここで、「楽天市場」や「食べログ」でステマ業者のレビューに騙された場合、

「いい商品だと思っていたらすぐに壊れた」

「美味しい店だと思っていたらマズかった!」

「口コミに騙された! 

 金返せ!」

せいぜい、この程度の被害で終わるだろう。

 

だが、もしこのステマ業者が、患者の命でさえも左右する

医療機関でも暗躍している

としたら、どう思われるだろうか?

酷すぎる歯科医院の壮絶な体験

ここで、医療機関のステマの事例を紹介しよう。

 

以下は、私のブログに寄せられたS氏のコメントから知った恐るべき体験談だ。

 

S氏は17年間もの間、K歯科医院において腕のいい歯科医にかかり、定期検診も欠かさなかったそうだ。

 

だが、あるとき、長年信頼していた歯科医が卒中で倒れてしまったため、急遽、息子が新院長としてK歯科医院を引き継ぐことになった。

いつものようにK歯科医院に定期検診にいったS氏は、どこも悪くない完治しているはずの歯を自由診療でやり直させられたあげく、まったく

同意もしていないのに

強制的に治療させられ

数十万円もの高額の

治療費を請求

させられたのだ!

 

しかも、その治療、

見えない場所の審美治療

という、何のための治療なのか、まったく意味不明の治療だったそうだ。

 

ブリッジまで外す強引な治療を強制的に受けさせられた結果、S氏は、噛み合わせが以前よりも悪くなって何キロも痩せ衰えたあげく、仕事まで失ったという。

 

不毛な治療を訴えるS氏に対し、院長は、

「リハビリなんだから

 辛くてあたりまえ!」

と、冷たく突っ放したそうだ。

また、S氏が半ば強制的に自由診療にさせられたのにもかかわらず、院長は、

「自由診療を選んだのは、

 あなたなんだからね!」

と、逆に激しく怒鳴り返すほどだった。

 

もちろん、半ば強制的に自由診療にさせられ、高額の治療費を支払わされたとしても、「その医師の腕が良くて、治療効果が上がれば問題がないではないか?」という人もいるかもしれない。

 

だが、悪いことに、その院長は、K歯科医院のスタッフ全員が危惧するほど、

歯科医としての

技術も未熟だった

 

実際、S氏は、K歯科医院の受付から突然電話で呼び出され、

「院長自身がとった歯型では

 まともなブリッジができないから」

といわれて、他の女性歯科医や歯科衛生士の手配で、わざわざ院長のいない日を狙って、歯型を取り直したそうだ。

(↓)治療技術も未熟な院長は、スタッフの信頼もゼロだった。

そして女性歯科医がS氏のブリッジをセットしなおした日、S氏は、

「こんな治療はやるべきではなかった。

 もう二度と院長に会わないほうがいい」

と受付から言われたという。

 

スタッフの配慮により、歯科医院の無意味な治療からようやく開放されたS氏だったが、それまで院長がS氏の歯を何度も無駄に削っていたため、S氏の歯は土台がもろくなっており、ついには、

土台の歯が折れてしまった

そうだ。

 

結局、未熟な院長のずさんな治療のためにS氏の歯は修復不可能となり、S氏は

抜歯して部分入れ歯にせざるを得なくなった

そうだ。

ネットの口コミではなぜか90点以上の高評価!?

このS氏の体験を読んだあなたは、

「腕の悪い歯科医に当たったんだね

 お気の毒に」

「やっぱり口コミを見て、

 腕の良い歯科医をしっかり

 調べないといけないよな」

という感想を抱いたかもしれない。

 

また、

「これだけ酷い治療をする歯医者だったら、さぞかしネットの評判も悪く、悪い口コミを見た誰も歯科医院には行かなくなるだろう」

こう考える人も多いだろう。

 

だが、そういった大方の予想とは裏腹に、このK歯科医院の口コミは、どういうわけか

恐ろしいほどの高評価

なのだ!

 

実際、このK歯科医院の口コミをGoogleで検索すると、かなり高く評価されていることがわかる。

 

Googleの検索結果では、K歯科医院の評価について、2つの主要なレビューサイトが上位に表示されるが、それぞれの評価は以下の通りだ(2018年3月22日の時点)。

63件のレビューで

評価4.6点(最大5点)

5件のレビューで

評価4.8点(最大5点)

このように、K歯科医院は、70件以上ものレビューで10点満点中9点以上も高い評価を受けていることがわかる。

 

それゆえ、事情を何も知らない人がこれらの口コミを見たら、

「ふーん、K歯科医院って、

 結構評判のいい歯科医院なんだな

 よし、ここにしようか!」

と思うかもしれない。

それほどネットの口コミの評価がS氏の体験とは乖離しているのだ。

 

それでは、上のS氏の体験談は、個人の被害妄想によるでっち上げなのだろうか?

 

そう結論するのはまだ早い。

なぜなら、上の2つの口コミサイトとは別の口コミには、

同じK歯科医院で治療を受けて

酷い目にあったレビュアーが

S氏以外にも何人も書き込んでいた

からだ!

Googleマップの口コミが明かす真相

ところで、あなたは

Googleマップの口コミ

をご存じだろうか?

 

Googleの検索において「東京タワー」と検索すると、検索ページの右側に(スマホの場合は上側)「東京タワー」の情報が写真とマップ付きで現れるが、これがGoogleマップの口コミだ。

また、Googleマップ上で「東京タワー」を検索しても、Googleマップの口コミが現れる。

実は、このGoogleマップの口コミは、その特性から

ステマ業者からもっとも

恐れられている口コミ

なのだ。

 

Google以外の口コミ、例えば、「食べログ」のレビューなどは、基本的に低評価を書き込みをしても、すぐに削除されることは、上でも紹介したとおりだ。

 

実際、上でとりあげた報告以外にも、ショップに都合の悪い口コミは、あっさりと削除され、高評価の偏ったレビューだけが残るという報告が、「食べログ」に書き込んだことのあるレビュアーによって報告されている。

参考

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口コミはGoogleマップにドンドン書き込め【地上最強の口コミレビューサービス】 まとめ■口コミはGoogleマップに書き込むべし 僕はこういうブログをやっていま...

また、楽天やAmazonなどのレビューもその気になれば、ショップに都合の悪いレビューにクレームをつけることで容易に削除可能だ。

 

だが、Googleマップの口コミは、よほど正当な理由がない限り、

ショップ側の都合で

低評価の口コミを

簡単に削除できない

という実情があるため、

低評価レビューの削除の

ハードルが非常に高い

という特性がある。

 

また、Googleマップの口コミは、

実名やgmailアドレス

が表示される

ため、ステマ業者が大量の口コミを量産しにくい仕様になっている。

参考

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もちろん、Goobleマップの口コミも、手放しで信頼できるわけではない。

 

例えば、開業して1ヶ月足らずの綜合病院に高評価のGoogleマップの口コミが6件もあったため、その病院に行ってみたが、

口コミの内容と全く違う

対応を受けた

という報告もある。

参考

Yahoo!知恵袋
Googleマップのやらせ口コミについて質問があります。近所に中規模の総合病院が開業したんですが、開業して... Googleマップのやらせ口コミについて質問があります。近所に中規模の総合病院が開業したんですが、開業して一ヶ月足らずでGoogleマップの口コミが6個もあり、評価も星4や5...

とはいえ、低評価レビューが簡単に削除され、証拠隠滅までなされる

どこぞの口コミサイトよりも

はるかに信頼性が高い

のは間違いないだろう。

業者サイトの口コミと矛盾する数々の報告

そして、このGoogleマップの口コミには、S氏と同様に、K歯科医院で治療を受けて被害を受けた人達によるレビューがいくつも掲載されているのだ。

 

例えば、K歯科医院に2ヶ月通院しているというK氏のレビューによると、

「虫歯の治療に来ているにもかかわらず、歯の掃除を優先して進めるなど方針が不明。説明もまったくない。」

とある。

 

このように、K歯科医院の治療は意味不明であり、しかも、その説明がまったくないという点で、S氏の体験と同じような問題が指摘されているのだ。

 

また、A氏のレビューには、

「保険対象外の詰め物をして1年以内に外れ、銀歯を詰めるも1年以内に外れてしまった」

とある。

 

これも、院長の治療技術のずさんさという点で、やはりS氏の体験と共通点がある。

 

さらに、M氏のレビューはもっと辛辣だ。

M氏は、

「院長に治療してもらったところ、

 いつもは痛くないのに

 やたらに痛かったので

 次からいつもの先生にしてください」

と受付にお願いしたそうだ。

 

このレビューもまた、院長の歯科医としての技術の未熟さを裏付けているといえるだろう。

 

また、M氏は、

「やたらと保険外の治療を勧められる」

とも指摘している。

 

このように、Googleマップの口コミの低評価レビューを見ると、いずれもS氏の体験と奇妙な共通点があるのだ。

 

ちなみに、Googleマップの口コミによるK歯科医院の評価は、

7件のレビューで

評価2.2点(最大5点)

であり、

業者サイトの高評価と

大きく矛盾する

結果となっていた。

【結論】ネットの口コミはステマだらけ

なぜ同じネットの口コミなのに、内容にここまで矛盾が生じるのだろうか?

「本当に同じK歯科医院の口コミかよ!?」

同じ歯科医院について、極端に高評価の口コミと、極端に低評価の口コミが併存しているのを見たとき、あなたは混乱するだろう。

 

 

このような不可解な現象が起こるのは、

サクラ業者が口コミを

量産しているから

と考えるほかない。

 

そういう意味で、上でとりあげた事例は、

医療業界におけるステマ行為

の実在を裏付ける事例

として、大変興味深いものといえるだろう。

 

それゆえ、結論としては、

ネットの口コミはステマだらけ

であり、

ネットの口コミを決して

鵜呑みにしてはいけない

ということだ。

 

なお、時間と余力があれば、上の事例の真偽について、さらに掘り下げた記事を紹介したいと思う。

 

というわけで、諸君も

「ネットの口コミはステマだらけ」

という事実を念頭において、ネットの口コミを決して鵜呑みにすることなく、充実したオタクライフを存分に満喫するようにしてほしい!

 

オタクパパより愛を込めて!

 

「ステマ」をより深く理解できる!オススメの本

「人の心を操作するブラックマーケティング」

本書は、ステマの実態を知るのに最適な本だ。ステマの定義などの基本はもちろんのこと、「バイク王」価格比較サイト問題や、はちま起稿問題、また、肯定的な情報よりも、否定的な情報を信じる人間心理をついた「逆ステマ」についても、とりあげられている。

「逆ステマ」とは、ネットの口コミや掲示板などにショップの悪評を広め、困ったショップに「悪評を消してあげます」と営業で持ちかける自作自演だ。

実をいうと、上でとりあげたS氏の口コミ自体、自称「ネットに強い」どこぞの弁護士がK歯科医院に対して営業活動を行い、高額の訴訟費用をむしり取るための「自作自演」である可能性も、もちろん否定できないのだ。

そう考えると、もう何を信じたらいいのか分からなくなるだろう。

しかしながら、上のような可能性も考えることができる柔軟な想像力と思考能力を養うには最適の本ともいえる。オタクという人種は、物事を一面だけでとらえることなく、あらゆる角度から多角的に検討できる想像力にあふれているからこそ、優れた鑑賞眼をもつのだ。

この本を読めば、「ステマ」に騙されないための見破り方を学ぶこともでき、嘘のレビューと本物のレビューを見極める力をつけられる、といいたいところだが、実は、これらの見破り方は、ネットで検索すれば簡単に得ることができるのも事実だ。

それゆえ、

「この本のレビュー自体が「ステマ」ではないか?」

という疑惑もあるのは内緒だ。

「平気でうそをつく人たち」

本書は、そのタイトルのとおり、平気で人を欺いて陥れる「邪悪な人間」についてとりあげ、50万部もの売上を記録した大ベストセラーだ。

精神科医でカウンセラーを務める著者が診察室で出会ったこれら邪悪な心をもつ人間との会話を再現し、その巧妙な嘘の手口を科学的に究明し、人の心の闇に迫る。

だが、本書を読み進めて気づくことは、彼ら「邪悪な人間」は、自分自身を「邪悪」だとは微塵たりとも思っていない。

ただ、彼らは、

自己をあまりにも愛しすぎるあまりに

他者に対する良心が欠如している

のだ。

同じように、自分や会社の利益を追求するあまり、嘘のレビューを書くことによって他人が不利益を被るかもしれないという可能性を全く考えず、絶えず自己を正当化する人間は、良心が欠如した一種の「サイコパス」といえるのかもしれない。

そういう意味で、本書は「嘘の口コミを平気で書き込む」邪悪な人間の心理を理解するのに役立つだろう。

「すてマ!」

2012年初頭にアニメ制作会社「シャフト」のホームページに貼られていたAmazonのページへのリンクが「やらおん!」のアフィリエイトになっていたという疑惑が発覚し、「シャフト」の制作者が、大手まとめブログの「やらおん」に広告費という名目で金銭を供与していたとして大騒ぎになった(実際には、シャフトのWeb担当によるリンクミスだそうだ)。

また、ゲーム業界ハードウェア板の大手まとめブログの「はちま起稿」が、実は個人運営のブログではなく、株式会社KND、DMM.com、株式会社インサイトなどの企業によって運営されていたステマブログであることが発覚し、2chから書き込み転載禁止措置を受けた。

これらが起爆剤となって、「ステルスマーケティング」すなわち、「ステマ」という名称がネットにおいて爆発的に広まった。

ちなみに、魔法少女まどか☆マギカは、ステマ疑惑が囁かれたシャフトの看板アニメともいえる作品である。

漫画「すてマ!」のタイトルは、「捨てられた魔法少女」の略称「捨てま」だそうだが、「まどか☆マギカ」がステマ祭りの発端となったという自虐ネタも関係しているのだろう。

いずれにせよ、

ほむほむが

超絶的に可愛い

ので、一読の価値がある漫画といえる。

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この記事を書いた人

重度のコミュ障のため、友達ゼロのオタク親父。初音ミクと魔法少女をこよなく愛する。

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