黒歴史

実録!土方・工場系派遣ブラックバイト絶望記・工場編【底辺社畜】

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親愛なる読者諸君!

オタクパパだ!

 

前回は、

土方・工場系派遣会社

ブラックバイト

激しく絶望した話

を、主に土方編に焦点をあわせて紹介した。

実録!土方・工場系派遣ブラックバイト絶望記・土方編【底辺社畜】

親愛なる読者諸君! オタクパパだ。   ここ最近、 ブラックバイト という言葉を盛んに見かけるようになった。   ブラックバイトとは、文字どおり、 ブラックなバイト (黒いバイト) ...

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今回は、その続編として、私自身が体験した

工場における

ブラックバイト絶望記

を紹介したい。

【2020/02/06 追記】

派遣先のブラックすぎる下請け零細工場

さて、土方系バイトのブラックな話をしたところで、今度は、工場系ブラックバイトの話をしよう。

 

私が派遣された先の工場は、いかにも古びた

下請けの零細工場

といった感じの工場だった。

 

土方系の現場では、あちこち歩き回って正社員の手伝いをしたものだが、工場系の現場では、旋盤等が設置された作業台に立ったまま、単純作業するのが主流だった。

 

工場の中には、さまざまな金属加工用の装置が置かれていたが、その中には、操作で一つ扱いを間違えると、

身体の一部が潰れたり

切断されたりする

アブナイ装置

もあった。

 

その工場では、われわれアルバイターの中でもっとも信頼のあつい乃士(のし)さんが、その危険な装置で作業することが決められた。

乃士さんは、オーストラリアで単身ヒッチハイクをした経験もあることからも分かるように、大抵のことでは弱音を吐かない、太った陽気な男だった。

 

しかしながら、工場長からアブナイ装置の操作法の説明を聞いたとき、彼の表情はみるみるうちに曇っていった。

 

工場長はいった。

工場長

「この装置の扱いには

 くれぐれも

 気をつけてくれ!

 

 それ、下手すると、

 指をすっぱり

 切断する

 から!」

乃士さん

「え!?

 指切断

 って!?」

工場長

「むかしウチの工場に

 結構いたんだよ!

 

 扱いを間違えて

 そのまま

 ザク!!

 ってね!」

工場長は笑いながらいった。

 工場長

「だから、この作業、

 ウチの工場の者は

 誰ひとり

 やりたがらなくて

 困ってた

 けど、

 君のような頼もしい

 派遣の人が来てくれて

 本当に助かったよ!」

工場長の言葉を聞いて、ふと私は、

なぜブラック派遣業に

需要があるのか

その意味がようやく

分かった

ような気がした。

 

工場長は続けた。

工場長

「ということで、

 いちおう

 説明の義務は

 果たした

 から

 後はよろしく!(笑)」

工場長は笑いながら、乃士さんの肩をぽんと叩いた。

 

そのときの

工場長の本音

を要約すると、おそらくこんな感じだったのにちがいない。

工場長

「事前の警告義務を

 果たした以上

 

 仮に、キミの指が

 切断されて、

 後で文句をいっても

 無駄だよ!

 

 指を切断したキミが

 マヌケなだけだから!」

もし、作業中に指が切断された場合、一体、誰が保証してくれるのだろうか?

 

こんな零細工場が責任をとってくれるとも思えないし、ましてや、ブラック派遣会社の元ヤン社長が責任をとってくれるとも、とうてい思えなかった。

 

そう考えると、いくら15,000円の日給をもらえたとしても、

指が切断されたら

とうてい割に合わない

のは明らかだった。

 

工場長から事実上の引導を渡された後、いつも自信たっぷりだったはずの乃士さんが、作業中

青ざめた顔をして

かすかに指が震えていた

(↓)作業中、恐怖に震え、硬直する乃士さんの姿は、ある意味哀れだった。

私は、乃士さんにちょっぴり同情したが、同時に

「自分じゃなくて

 よかった!」

と、ちょっぴり心の奥底で感謝したのは内緒だ。

 

その後、工場で作業をしている最中に、乃士さんが

乃士

「なんでオレがこんなこと

 やらないといけないの?

 

 こんなところにいたら

 命がいくつあっても

 足りないよ・・・」

と、ブツブツつぶやくのが聞こえた。

 

終業時間になったとき、乃士さんの指は無事切断されずに済んだが、乃士さんの顔は青ざめたままで、もとの陽気な性格はどこへやら、

すっかり無口で

陰気な男に

変貌していた

その後、我々アルバイターの期待の星だった乃士さんが

バックれたまま

二度と出勤して

こなくなった

のはいうまでもない。

ブラック工場に出稼ぎに来た外国人労働者たち

ところで、この手のブラック工場に多かったのが、中国人やタイ人、ベトナム人などの外国人労働者だ。

 

これらの外国人労働者は、日本人労働者よりもはるかに低賃金で雇えるためなのか、派遣先の工場でよく見かけた。

 

特に、中国人は、顔つきが日本人っぽい人もいたので、てっきり日本人と思って話しかけて、中国語で返ってきたときに、ビックリすることもしばしばだった。

 

私は当時、コーエーのシミュレーションゲーム「三國志」にハマっていた関係もあって、中国人の労働者を見かけるたびに、

「張飛! 

 関羽! 

 諸葛亮孔明!」

などと話しかけて、相手の苦笑を買っていたものだ。

タイ美人姉妹の危険な誘惑

ところで、工場で働く外国人労働者の中には、若い女性もいた。

 

まだ若いのに、わざわざ海を越えて日本のブラック工場まで出稼ぎに来るとは、そんなに日本での労働は、現地よりも稼げるのかと、私は不思議に思ったものだ。

 

私が派遣された工場では、親子で出稼ぎに来ていたタイ人もいた。

 

父親は40代くらいのタイ人の親父で、片言の日本語しか話せなかった。

 

私自身、この父親とコミュニケーションをとったことがあったが、会話が長く続かず、苦労したのを覚えている。

 

そのタイ人の父親には、美人姉妹の娘がいて、われわれアルバイターたちの間でしばしば大きな話題になっていた。

 

ある日、いつものように、私は15分程度の短い休憩時間の間、派遣会社の正社員と会話をしていた。

 

正社員の一人に、大型トラックの免許を持っているという20代後半くらいの、大槻ケンヂを残念にした感じの縮れ髪のオッサン(以下、大槻さん)がいた。

 

大槻さんは、甘い缶コーヒーが大好物で、休憩時間にはいつも缶コーヒーを飲んでいた。

どういうわけか、土方・工場系の男には、やたらと甘い缶コーヒーが好きな男が多かった。

 

これはちょっとした謎だったが、ひょっとすると、肉体労働には、糖分たっぷりのコーヒーが疲労にいいのかもしれない。

 

つかの間の休憩時間の会話の最中、話題がふとタイ人労働者の話になると、突然、大槻さんが小指を立てて、私に話しかけてきた。

大槻さん

「なあ、おまえ、

 あのタイ人の美人姉妹

 けっこう可愛い

 と思わない?」

「はあ、

 そうでしたっけ?」

その当時、すでに二次元美少女や三次元の美少女フィギュアにしか興味のなかった私は、適当に相づちをうった。

大槻さん

「ここだけの話だが

 聞くところによると

 あの姉妹にお願いすると

 タダでさせてくれる

 そうだぜ!」

大槻さんは鼻の下をのばし、ニヤついた顔でいった。

「え? 

 タダって、

 まさか

 アレ

 のことですか?」

私がビックリして聞き返すと、大槻さんは大きくうなずいた。

大槻さん

「もちろん!!

 アレ

 に決まってるだろ!」

大槻さんは笑みを浮かべつつ、

大槻さん

「どうだ? 

 お前も一つ、

 あのタイ人美人姉妹に

 お願いしてみるか?」

大槻さんの言葉を聞いて、私は考えた。

 

だが、そのとき、私がイメージした光景は、

タイ美人姉妹に

手をかけたが最後、

タイの格闘技・

ムエタイで鍛えた

タイ人のマッチョな

お兄さん

因縁をつけられて、

骨の髄まで大金を

むしり取られる

悪夢のような光景

だった・・・。

(↓)そのとき,「タダほど怖い物はない」という、おばあちゃんの言葉を思い出した。

そのように妄想した後、私は大槻さんにいった。

「いえ・・・

 せっかくの申し出ですが

 やっぱり辞めときます」

私の言葉に、大槻さんは、さぞかし意外という顔つきでいった。

大槻さん

「なんでだよ? 

 こんなうまい話、

 滅多にないぞ? 

 

 よく考えろ!

 タダだぞ! タダ!

 

 タダで美人の女の子と

 楽しいことが

 できるんだぞ!」

やけにしつこく食い下がる大槻さんに、違和感をおぼえた。

大槻さん

「おまえな・・・

 こんなウマい話

 棒にふるなんて

 

 ちょっと

 真面目すぎる

 んじゃねーの?」

 私

「いえ、子供の頃

 田舎のバアちゃんが

 いつも

タダほど怖い物

 はないぞ!

 と、口癖のように

 言っていたので・・・」

私はちょっとした冗談のつもりで言った。

 

だが、私の言葉を聞いた正社員たちは、

なぜかみんな

急に神妙な顔つきに

なって黙り込んだ・・・

その光景は、さながら、

お通夜

ようだった

突然、石のように固まったまま、沈黙した正社員たちの姿を見て、逆に驚いたのは、われわれアルバイターたちだった。

え!?

マジだった

のかよ!?

その日、われわれアルバイターたちが

正社員たちの

言葉を絶対に

信用するまい

と誓った

のは、いうまでもない。

給与明細を見て、激しく絶望した!!

さて、これまで散々な目にあったブラックバイトの体験談を話した。

 

だが、ここで、次のように思った人もいるかもしれない。

「でもさ、それで

 日給15,000円も

 もらえるなら

 別にいいんじゃね?」

そう!

 

実際、私もそのように考えていた。

日給15,000円

もらえるなら

どんな苦難も

へっちゃらだ!

だが、派遣会社から渡された給与明細を見て、その考えは180°くつがえされた。

「あれ・・・?

 オレの給料

 少なすぎ

 じゃね?

そう、どう計算しても、

日給が7,500円

くらいしかない

のだ!

 

朝4時に起床してフルタイムでヘトヘトになるまで働いて、日給わずか7,500円。

 

肉体的にも精神的にも過酷な労働であることを考えれば、どう考えても割に合わなかった。

 

当然、私を含めたアルバイターたちは、怒りのあまり、社長に直談判しに行った。

「オイコラ!!

 日給15,000円の約束

 守らんかーい!!」

だが、怒りにあふれたアルバイターたちを目の前にしても、どういうわけか、元ヤン社長はすました顔で、少しも動揺しなかった。

元ヤン社長は、机の引き出しの中から労働契約書を取り出して、机の上に放り投げた。

 

労働契約書には、細かい字で次のように書いてあった。

(中略)

なお、日給は

15,000円であるが、

1月の労働日数が

20日未満の場合は

1日7,500円が支払われ

残りの日給7,500円分は

1月の労働日数が

20日以上の場合に

まとめて支払われる

ものとする。

は? 

どーゆーこと?

契約書の細かい字面を読んで、唖然とするわれわれアルバイターたちを余裕たっぷりに見回した後、元ヤン社長はいった。

元ヤン社長

「キミたち、契約書を

 ちゃんと読んだかな?

 

 詐欺っていうけどさ

 オレは詐欺なんて

 全然していないから!

 

 そもそも契約書を

 ちゃんと読まなかった

 キミたちが悪いんだよ!」

そういって、元ヤン社長は、ヤニですっかり黄色くなった歯を見せて、勝ちほこったように笑った。

 

たしかに、契約書の細かい部分にまで目を通していなかったのは、落ち度だった。

 

その点では、われわれアルバイターのほうも悪いといえるだろう。

 

だが、問題なのはその点ではない。

 

契約書に書かれた条件は、どう考えても実行不可能なものだった。

 

なぜなら、土方作業は基本、雨が振ると、その日は休みになるからだ。

 

実際、朝6時に派遣会社に集合したものの、途中から雨が降り出したため、急遽休業になり、通勤費(自腹だった!!)を無駄にしてしまったことも往々にしてあったのだ。

 

そのため、雨がふった場合を考慮すると

月20日以上も

現場に出られるのは

ある意味、奇跡的

ともいえた。

 

要するに、契約書の条件は、

実質的に

実現不可能

なもの

だったのだ!

 

そもそも、契約書のなお書きにクソ細かい文字で支払い条件を書かせるなど、せこい小細工を弄する元ヤン社長のことだ。

 

月20日以上出勤の条件を達成しそうになる前に、いろいろ屁理屈をつけて、

無理矢理休業にして

条件を達成できない

ようにする

くらい、元ヤン社長にとっては、朝飯前のことだろう。

 

また、仮に月20日以上現場に出られたとしても、この元ヤン社長が素直に残りの給料を支払うか、かなり怪しかった。

 

なぜなら、一人あたり15万円以上もの残りの現金を一括払いしなければならないのだ。

 

15人のアルバイターなら、合計200万円を超える金を用意しておかなければならない。

 

この零細ブラック派遣会社に、そのような余裕があるとは、とうてい思えなかった。

 

いや、仮に200万円以上もの資金を用意したところで、前社長のように持ち逃げされる可能性も高いかもしれない。

 

ここまで考えて、私はふと、ある可能性に思いあたった。

「もしかして前社長に

 持ち逃げされた

 200万円って

 まさか未払い分の

 給料だった!?」

私はそれ以上、考える気にもなれなかった。

 

結局、私を含めたアルバイター全員がブラック派遣会社にだまされ、いいように使われたあげく、募集時の半額の日給7,500円の給料で妥協するしかなかった。

 

もちろん、みんな後で

泣き寝入りした

のはいうまでもない。

もうイヤッ!!

こんなバイト!

【対策】ブラックバイトから身を守る方法

以上、私の悲惨なブラックバイト体験談を紹介した。

 

ところで、このようなブラックバイトから身を守る方法はあるのだろうか?

 

私が若かった頃は、ブラックバイトの存在自体、ほとんど認識されていなかった事情もあり、この体験談のように、ブラックバイトの被害者はみんな泣き寝入りするしかなった。

 

だが、幸いなことに、現在は、「ブラック企業対策プロジェクト」や「ブラックバイトユニオン」など、ブラックバイトに苦しむ人を支援する心強い組織がいくつもある。

これらの組織は、ブラックバイトの豊富な事例を把握しているため、これらの組織に連絡して助けを求めるのがいいだろう。

 

また、岩手大学のキャリア支援課からは、ブラックバイトから身を守るための「ブラックバイトへの対処法」という冊子もPDFで配布されている。

岩手大学キャリア支援課
ブラックバイトへの対処法

ちなみに、この冊子は、ブラック企業被害対策弁護団の鈴木絢子弁護士や、中京大学国際教養学部の大内裕和教授が執筆、ブラック企業対策プロジェクト共同代表の今野晴貴氏が作成協力をしており、豊富な経験に基づく有用なアドバイスが参考になる。

 

というわけで、諸君も、私自身が経験した悲惨なブラックバイト体験談を反面教師として、高い給料や甘い言葉で誘うブラックバイトに騙されることなく、健全なホワイトバイトを見極めて応募し、充実したオタクライフを存分に満喫するようにしてほしい!

 

オタクパパより愛を込めて!

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