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数字を含む強くて安全なパスワードをラクラク作る方法

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親愛なる読者諸君!

オタクパパだ!

 

前回は、欧米最強のネットスラングである

Leet表記法

を活用して、英文字から記号を含む文字列にラクラク変換する方法を紹介した。

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しかしながら、パスワードの中には、記号の使用が禁止され、英文字と数字のみの使用が許可されているものも多い。

 

また、銀行などの暗証番号やナンバーロックなどには、4桁の数字を入力するものも多い。

 

こういうとき、あなたはパスワードや暗証番号にどのような数字を用いているだろうか?

 

おそらく、たいていの人は、生年月日や年齢、電話番号や結婚記念日、車のナンバーなどの身近な数字から借用しているのではないだろうか?

 

だが、身近な数字をパスワードに利用するのは危険だ。

 

なぜなら、それらの個人情報に密接に関係した数字は、個人情報が入手されれば容易に推測することが可能だからだ。

 

実際、クラッカーがあなたのパソコンに侵入すれば、あなたの生年月日や電話番号などの個人情報を容易に入手可能だ。

 

そして、彼らがそれらの個人情報をパスワードの解読に使わないわけがないではないか。

 

ここで、

「でも、

 適当な数字を

 考えるのって

 意外と面倒なんだよ!」

と、思われる方も多いかもしれない。

 

そこで、今回は、

Leet表記法を活用した

数字を含むパスワード

の効率的な作り方

について紹介したい。

【2019/02/26 追記】 

Leet表記法に基づく数字を含む最強のパスワード作成法

従来の「語呂合わせ」を用いた数字への変換が使えない理由

ところで、これまで語呂合わせを使って数字を含むパスワードや暗証番号を作ってきた人も多いかもしれない。

 

下の表1は、日本語の仮名と数字との対応関係を示した表だ。

表1:日本語の仮名と数字との対応関係

上の表1からもわかるように、日本語の語呂合わせは、五十音すべての仮名に対応しているわけではなく、上の限られた仮名文字しか数字に変換できない。

 

このように、どれでも好きな文字を自由に数字に変換できるわけではないため、語呂合わせのみで数字を含むパスワードを作るのはとても困難だ。

 

実際、上の表1を用いて

PASSWORD(パスワード)

という文字を数字に変換しようとしても、一部に対応する仮名がないため、この文字列を数字に変換するのは不可能だ。

 

数字を含むパスワードをつくるには、日本語の語呂合わせは、正直使い勝手がよくないといえる。

Leet表記法に基づく英文字から数字への変換が使いやすい理由

一方、日本語の語呂合わせと違って、Leetは、英語圏生まれの表記法のため、英文字から数字への変換に適している

 

下の表2は、Leet表記法を日本人向けにアレンジして作成した英文字から数字への変換表だ。

表2:Leet表記法に基づく英文字から数字への変換表

英文字記号を含む文字列意味

A

4

1

形状類似

エース

B

13

8

形状類似

C

100

Century

100年

D

2

DuoのD

E

3

反転形状類似

F

15

16進数

G

6

形状類似

H

0

100

1-1

ヘクト

I

1

形状類似

J

11

ジャック

K

13

キング

L

7

反転形状類似

M

151

41

16

I+V+I

ローマ数字

N

0

None

Null

O

0

形状類似

P

9

17

形状類似

Q

12

クイーン

R

12

形状類似

S

5

1

形状類似

シングル・ソロのS

T

3

トリオのT

U

1

ユニゾン

のU

V

5

V

ローマ数字

W

2

55

ダブル

VV

ローマ数字

X

10

X

ローマ数字

Y

51

V+I

ローマ数字

Z

2

形状類似

なお、上の表2において、Leetのみではカバーできない文字については、ローマ数字やトランプの文字など、日本人になじみ深い、数字を表す英文字も追加した

 

上の表2を使うと、例えば、「PASSWORD」は、次のように変換することができる。

「PASSWORD」→「1745520122」

このような変換を日本語の語呂合わせでやろうとすれば至難の業だ。

 

その点、英語圏が起源のLeet表記法は、英文字から数字への変換に優れているといえるだろう。

Leet表記法に基づく英文字から数字への変換の注意点

次に、Leet表記法に基づく英文字から数字への変換の注意点について述べたい。

 

例えば、

「S」→ 「5」

「O」→ 「0」

のような 1対1の変換は、英語圏ではかなりポピュラーな変換であり、このような変換を行ってもパスワードはたいして強化されない。

 

なぜなら、英語圏では多くの人が上のような1対1の変換をパスワードに採用していることから、

クラッカーも

パスワード解読用

リストに1対1

変換を追加している

からだ。

 

実際、パスワードチェッカーを使って、変換前のパスワード「PASSWORD」と変換後のパスワード「PA55W0RD」を比較してみるとわかる。

(↓)変換前のパスワード「PASSWORD」の強度

(↓)変換後のパスワード「PA55W0RD」の強度

このように、1対1変換ではパスワードがまったく強化されていないことが分かる。

 

一方、1対1でない下のような変換

「P」 → 「17」

「R」 → 「12」

は、英語圏でもそれほど多用されていないため、パスワードの強化に意外と有効だ。

 

実際、パスワード「PASSWORD」の「R」を「12」に変換しただけで、

上のように、パスワードの強度が大幅にパワーアップするのだ。

自分流のルールで推測困難なパスワードが作成できる

また、前回述べたように、すべての文字列を数字に変換するのではなく、

自分流のルールで

決めた特定の英文字のみ

数字に変換する

と、より強いパスワードをつくることができる。

 

例えば、

単語の最初と最後の文字を数字に変換する

という自分流のルールを定めた場合、「PASSWORD」は次のように変換される。

「PASSWORD」

 ↓

「17ASSWOR2」

このようにするだけで、「変換するか、変換しないか」という新たな組み合わせが生じるため、全体として変換の組み合わせが膨大な数になる。

 

実際、上の英文字から数字への変換表から

「P」→「9」「17」の2通り

「A」→「4」「1」の2通り

「S」→「5」「1」の2通り

「W」→「2」「55」の2通り

「O」→「0」の1通り

「R」→「12」の1通り

「D」→「2」の1通り

の組み合わせがあるが、これから「PASSWORD」の変換の組み合わせは、

「PASSWORD」

→ 2 x 2 x 2 x 2 x 2 x 1 x 1 x 1

= 32通り

となることが分かる。

 

一方、「変換しない」場合も含めると、

「PASSWORD」

→ 3 x 3 x 3 x 3 x 3 x 2 x 2 x 2

= 1944通り

と、組み合わせのパターンが激増する

 

このように、自分流のルールに基づき、特定の文字のみを数字に変換することにより、その組み合わせのパターンが激増するため、推測されにくいパスワードを作成することが可能になるのだ。

【応用編】より賢い文字列から数字への変換法

「D」を活用した賢いパスワードの変換法

次に、応用編として、「D」を活用した高度なパスワード変換法を紹介しよう。

 

あなたは、スパイ映画の「007」で、「007」を「ゼロ・ゼロ・セブン」ではなく、「ダブル・オー・セブン」と呼ぶのを聞いたことがないだろうか?

 

この「ダブル・オー・セブン」とは、「Double(2倍の)O 7」、すなわち「OO7」を表し、「007」を表す別の呼び方だ。

 

英語圏では「Double」の略称として「D」が用いられることが多い。

「D」=「Double(2倍の)」

ここで、この「007」と同様に、「D」の後ろの文字(列)を2倍にする変換を行うことで、クラッカーに推測されにくいパスワードを作成することが可能になる。

 

例えば、「PASSWORD」と同じく、弱小パスワードの代表格とされる「ADMIN」を例にとって説明しよう。

上に示すように、「ADMIN」のパスワードの強度は「PASSWORD」と同じく最弱クラスだ。

 

ここで、「D」を文字としてでなく、「007」の場合と同様に、

「D」:後ろの文字(列)を2倍にする

操作を示す記号と読み替えることにしよう。

 

すると、上のパスワードは、

「ADMIN

 ↓ 

「AMINMIN

と変換することができる。

 

このように変換することで、

上のようにパスワードの強度を簡単に強化することができる。

 

そして、このように変換した上で、Leet変換表に従って、任意の英文字を数字に置き換えることで、

「AMINMIN」

 ↓ 数字への変換

「41V1101V110」

と変換することができる。

 

その結果、下のようにパスワードの強度を大幅にパワーアップすることができるのだ。

「W」を活用した賢いパスワードの変換法

ところで、日本では「W(ダブリュー)」と「Double(ダブル)」の発音の類似性から、「W」を「Double」の意味で使用することもある。

 

例えば、「Wチャンス」や「Wデート」などの言葉を聞いたことがあるだろう。

 

この「W」を「Double」の意味で使用することは、日本語独特の発想だそうだが、逆にこの発想を利用して「W」を、

「W」:後ろの文字(列)を2倍にする

操作を表すものと読み替えるようにしてもよい。

 

このようにすれば、上の「D」の変換と同様に、「W」を含むパスワードを大幅に強化することが可能になる。

「PASSWORD

 ↓

「PASSORDORD

 ↓

「1745501220122」

実際、上の変換後のパスワードは数字しか含まないが、下のようにパスワードの強度が大幅にパワーアップすることがわかる。

さらに高度な変換法

また、「Double(2倍の)」を意味する「D」「W」「任意の後ろの文字(列)」を2倍にする操作を表すものとして読み替えるようにしてもよい。

例1:後ろの1文字のみ2倍にする

「DO7」→「OO7」

例2:後ろの2文字を2倍にする

「DO7」→「O7O7

このようにすることで、変換のバリエーションが一様ではなくなり、解読がより困難になるため、最強のパスワードや暗証番号を作成することが可能になる

 

というわけで、諸君も上でとりあげたLeet表記法による数字への変換をマスターして、最強のパスワードを作成し、充実したオタクライフを満喫するようにしてほしい!

 

オタクパパより愛を込めて!

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この記事を書いた人

重度のコミュ障のため、友達ゼロのオタク親父。初音ミクと魔法少女をこよなく愛する。

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