アニメ 漫画

潜水艦の海戦が熱い!傑作アニメ・漫画・小説のおすすめ9選

投稿日:2018年12月14日 更新日:

親愛なる読者諸君!

オタクパパだ!

 

前回は、潜水艦を題材として傑作映画12選を紹介した。

 

今回は、前回に引き続き、

潜水艦を題材にした

傑作アニメ・漫画・小説

のおすすめ9選

を紹介したい。

潜水艦アニメ・漫画・小説のおすすめ9選

サブマリン707R

「サブマリン707R」は、1963年から1965年に「週刊少年サンデー」で連載された小澤さとる原作の海洋冒険漫画「サブマリン707」を、最先端のCG技術を駆使して映像化したアニメシリーズだ。

 

原作者の小澤さとるは、高校在学中に漫画の神様・手塚治虫のアシスタントを務め、エンジニアをしつつ兼業で漫画を描きつづけていた、という特異な経歴の持ち主だ。

 

1963年に「サブマリン707」シリーズで一世を風靡して以来、小澤さとるは、日本の海洋冒険漫画・アニメのパイオニアともいえる存在だ。

 

また、「沈黙の艦隊」で知られる漫画家かわぐちかいじ、「宇宙戦艦ヤマト」のメカニックデザイナー・宮武一貴(みやたけ かづたか)などに多大な影響を与えた逸材でもある。

 

原作「サブマリン707」の潜水艦は、海上自衛隊所属のSS-707「うずしお」で、実在の海上自衛隊SS-501「くろしお」と同じ米軍供与のガトー級潜水艦という設定だ。

(↓)海上自衛隊SS-501「くろしお」

出典 Japan Maritime Self-Defense Force - http://www.mod.go.jp/msdf/

(↓)小澤さとるの描くメカは、優美な曲線美がとにかく美しい。

出典 「サブマリン707」小澤さとる

また、707号の艦長・速水艦長は、海上自衛隊の自衛官の一佐(大佐に相当)であり、太平洋戦争時には、伊号潜水艦の艦長を務めていたという渋い設定だ。

 

原作では、海上自衛隊初の国産潜水艦SS-511「おやしお」や、同じく海上自衛隊のあやなみ級護衛艦DD-105「うらなみ」、DD-103「あやなみ」、アメリカ海軍のグレイバック級戦略ミサイル潜艦、同じくアメリカ海軍のミッドウェイ級空母CVA-43「コーラル・シー」など、実在の艦も数多く登場する。

 

「サブマリン707」のアニメ版である「サブマリン707R」は、原作の主な設定をまとめ、全54分にまとめたコンパクトな作品だ。

 

潜水艦を題材にしたアニメや漫画は、たいてい小澤さとるの潜水艦漫画にインスパイアされているといっても過言ではない。

 

そういう意味で、「サブマリン707」シリーズは、

日本初の本格的潜水艦漫画

として、金字塔ともいえる位置づけの作品だ。

青の6号

「青の6号」も、「サブマリン707」シリーズで潜水艦漫画の新たな境地を開いた小澤さとるの漫画を原作としたアニメ作品だ。

 

「青」とは、各国が協力して自国の潜水艦を派遣して多国籍の潜水艦隊を保有し、海上・海中の安全を守るという、いわば国連軍・多国籍軍の海洋版とでもいうべき超国家組織だ。

 

「青の6号」は、日本の自衛隊から派遣された潜水艦であり、青の中では旧式艦という設定だ。

 

本作は、OVAとしては世界初のフルデジタルアニメとして知られ、メカニックやその他の描写において3DCGが多用されており、デジタルアニメーションの先駆的存在として、アニメ制作会社「GONZO」のブランドを一躍有名にした作品だ。

 

本作の敵だが、海洋開発のリーダーだった天才科学者ゾーンダイクが妻子をテロで失った結果、人類を憎み、人類の殲滅を宣言して何十億もの人類を抹殺し、世界を恐怖に陥れたというマッドな設定だ。

 

また、敵が人間ではなく、謎の生物兵器という設定は、アニメ「ストライク・ウィッチーズ」や「戦闘妖精雪風」を彷彿とさせる設定だ。

 

本作は、潜水艦を題材としたアニメとして、3DCGを多用した迫力のある戦闘シーンはもちろんのこと、重厚な人間ドラマにも優れており、

10年以上前の作品

であるにもかかわらず

まったく色あせない

GONZOの傑作アニメ

といえるだろう。

蒼き鋼のアルペジオ

「蒼き鋼のアルペジオ」は、「ヤングキングアワーズ」(少年画報社)連載のArk Performance原作のSF海洋戦記漫画をアニメ化した作品だ。

 

近未来の日本とその近海を舞台として潜水艦の戦記漫画のアニメ作品だ。

 

原作のキャッチコピーは、

「少女たちが世界を滅ぼす」

これだけでも、ご飯三杯はいけるキャッチコピーだ。

 

アルペジオの敵は、第二次世界大戦時の艦船の形状を模した「霧の艦隊」だ。

 

霧の艦隊には、旧帝国海軍大和型戦艦の一番艦・大和、伊四〇〇型潜水艦、陽炎型駆逐艦八番艦・雪風、金剛型戦艦一番艦・金剛、同二番艦・比叡など、さまざまな艦船が搭乗する。

 

それゆえ、第二次世界大戦の艦船が好きな人にはたまらない作品となっている。

 

正体不明の謎の敵と戦うという点は、アニメ「ストライク・ウィッチーズ」や「戦闘妖精雪風」の設定を彷彿とさせる。

 

また、アルペジオは、国内のテレビアニメとしては、初のフル3DCGアニメとして知られる。

 

だが、アルペジオが他の潜水艦もののアニメと比べて一番際立っている点は、敵である霧の艦隊が、メンタルモデルと呼ばれる艦の意思を反映させた意識体を有しており、ナノマテリアルで人体を構成して人間の意識をトレースすることにより、

艦が若い女性の姿に擬人化されて

人間とコミュニケーションする

という点だ。

 

このように、アルペジオは、敵艦でさえも、「艦これ」のように擬人化されて美少女の姿をとる点がユニークだ。

 

また、多数の艦船が登場するにもかかわらず、

主人公が戦艦ではなく

潜水艦イ401に

乗り込んで戦う

点も面白い。

 

しかも、イ401はもともと霧の艦隊に所属しており、「霧の艦隊」相手に戦いを挑む。

 

そして、イ401にもメンタルモデルがあり、「イオナ」という名の銀髪ロングの小柄な少女に擬人化される。

 

この

イオナが

超絶かわいい!

(*´Д`)ハァハァ

画像リンク(Amazon)

 

それだけでも、このアニメを鑑賞する価値は十分にあるだろう。

 

また、「アルペジオ」のサントラも、アニメとは思えない壮大な出来なのでオススメだ。

 

なお、「アルペジオ」についていえば、

は? 

 近未来の艦隊戦アニメ?

 艦が美少女に擬人化?

 

 ありきたりな萌えアニメ

 量産すんな!

 もう飽き飽きしてんだよ!」

と、簡単なストーリーだけを聞いて、勝手に中身を想像して、食わず嫌いをしている人が実に多いという点だ。

 

これは大変もったいない。

 

「アルペジオ」は、一見ありきたりな設定のように思われるが、

中身は本物の人間ドラマが

凝縮された傑作アニメ

なので、先入観をかなぐり捨てて鑑賞してほしい。

 

また、アルペジオは、劇場版の完成度もかなりのものなので、興味のある人はこちらも押さえておくといいだろう。

タイドライン・ブルー

「タイドライン・ブルー」は、2005年に放送された海洋冒険アニメだ。

 

本作では、陸地の90%が水没した近未来の地球において、元アメリカ海軍所属の戦略型原子力潜水艦ユリシーズが活躍する。

 

本作も「サブマリン707」シリーズで有名な小澤さとるのアイデアを元に、飯田馬之助監督が企画したアニメオリジナル作品だ。

 

飯田監督は、スタジオジブリのアニメ映画「風の谷のナウシカ」の動画や「天空の城ラピュタ」の演出助手として参加したという経歴をもつ。

 

特に、飯田監督は、「天空の城ラピュタ」において、ラピュタの心臓部の設定を宮崎駿氏と共同で考案したという逸話で知られる。

 

そのためか、「タイドライン・ブルー」は、どことなく宮崎駿監督の作風を彷彿とさせる作品だ。

 

本作の潜水艦ユリシーズは、魚雷発射管を搭載し、通常魚雷を発射できるのはもちろんのこと、上部にVLS(垂直発射システム)を搭載しており、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)、SLCM(巡航ミサイル)、ハープーン対艦ミサイルを発射することができる。

 

また、船体後方にはデコイ発射管も搭載しており、水陸両用の小型潜航艇「ルーパー」を潜航中に発進・収容することができる。

 

また、本作には、こんごう型護衛艦に似た元海上自衛隊所属のイージス護衛艦や、元スウェーデン海軍所属のステルス巡洋艦、原子力空母までもが登場する。

 

そのため、本作の戦闘シーンはなかなかのものだ。

 

だが、それ以上にこのアニメが衝撃的なのは、ヒロインの16歳の少女イスラが、いきなり妊娠して未婚の母として出産するシーンが描かれている点だ。

 

キモオタ的な評価で恐縮だが、

16歳のヒロイン

出産シーンが

このアニメ最大の見所

といえるかもしれない。

 

本作の残念な点だが、広げた風呂敷をまったく畳んでいない浦沢直樹的なストーリー展開は、マイナス評価といえるだろう。

 

逆にいえば、本作は、光る要素を多くもっているにもかかわらず、総合的に消化不良で地味な作品になってしまった点で、惜しいアニメといえるかもしれない。

不思議の海のナディア

「不思議の海のナディア」は、ジュール・ヴェルヌのSF小説「海底二万里」と「神秘の島」を原案とし、1990年にNHKで放映されたアニメ作品だ。

 

「新世紀エヴァンゲリオン」で有名なガイナックスの庵野秀明が総監督を務め、貞本義行がキャラクターデザインを担当した。

 

本作は、もともと宮崎駿の「未来少年コナン2」としての「海底世界一周」という企画から始まったという。

 

原案の「海底二万里」は、極秘裏に建造された新鋭潜水艦ノーチラス号による海洋冒険小説であり、まだ潜水艦が存在していなかった時代にヴェルヌによって書かれたものだ。

 

本作は一応ヴェルヌの作品を原案としているが、未来少年コナンと同様に、本作も一部の設定や名称を採用した以外、原案とはあまり関係がないようだ。

 

だが、ネモ艦長がひどい迫害を受けて、その復讐のために部下たちとともにノーチラス号で海中に潜んでいるという設定は本作と共通している。

本作の魅力は、超古代文明の技術の粋を集めた最新型潜水艦ノーチラス号が、多数の敵潜水艦ガーフィッシュ相手に無双する点だ。

 

また、19世紀の水準をはるかに超えるオーバーテクノロジーが多数登場するのも興味深い。

 

「宇宙戦艦ヤマト」や「ウルトラマン」など、往年のアニメ・特撮などのパロディも随所に見られ、それらの作品を知っている人はさらに深く楽しめる作りとなっている。

 

本作は、近未来的な兵器の迫力ある戦闘シーンも魅力だが、やはり一番の魅力は、なんといっても

多彩な登場人物をめぐる

悲喜こもごもな人間ドラマ

に尽きるだろう。

 

破天荒でワガママな等身大の女の子ナディアや、タイムボカンシリーズの悪の三人組を彷彿とさせるグランディス一味、マリーと白ライオンのキング、ノーチラス号のネモ船長と副長エレクトラの隠された過去など、魅力的なキャラクターによる人間ドラマが多彩で実に飽きさせないのだ。

やはり、本作の一番の魅力は、やはり

ナディアが超絶に

ワガママ可愛い

点だろう。

 

褐色系の肌を有する女性キャラでこれほど魅力的なキャラクターも珍しい。

 

昔のアニメゆえ、3クール全39話もあり、忙しい社会人には最後まで観るのは大変かもしれないが、庵野監督にしては珍しく、ラストは広げた風呂敷をうまく畳んできれいにまとまっており、最後のシーンは感動的ですらある

 

庵野監督自身、完全に燃え尽きるまで本作に全力投入しただけあって、いま観ても決して色あせない作品だ。

 

というわけで、本作は、

庵野監督の作品が

刺さった人には

ぜひお勧めしたい作品

だ。

沈黙の艦隊

「沈黙の艦隊」は、「モーニング」で連載されたかわぐちかいじ原作の漫画だ。

 

足かけ8年にわたり長期連載され、1995年時点の累計発行部数が2442万部という大ベストセラーだ。

 

また、本作について、1990年5月29日の衆議院内閣委員会において、当時公明党所属の衆議院議員であった山口那津男が石川要三防衛庁長官に対し、

「防衛庁長官はこの作品はお読みになったことはございますか?」

と質問し、

国会で漫画が取り上げられた

と話題になった逸話がある。

 

本作では、千葉県犬吠埼沖にて、海上自衛隊の潜水艦「やまなみ」がロシアの原子力潜水艦と衝突して沈没し、「やまなみ」の艦長・海江田四郎二等海佐をはじめとする乗組員76名の生存が絶望的という事故が報道される。

 

だが、「やまなみ」の乗組員は、実は生きており、日米の共謀により極秘に建造された日本初の原子力潜水艦「シーバット」の乗組員とするための政府の偽装工作だった。

 

原子力潜水艦シーバットはアメリカ海軍の所属として、試験航海を行うが、海江田は突如アメリカに反旗をひるがえして逃亡し、海江田を国家元首とする

独立戦闘国家「やまと」

を宣言する。

 

海江田の行動に対し、アメリカ大統領は、核弾頭を搭載したシーバットを危険な核テロリストとして認定して海江田を抹殺しようとするが、海江田は、天才的な戦術を駆使して、アメリカの艦隊やロシアの原子力潜水艦などを相手に戦い、全世界を巻き込んでいく。

 

「沈黙の艦隊」は単なる潜水艦ものではなく、国際政治や外交、保険などそのテーマは多岐にわたり、各方面から注目を集めた作品だ。

 

たった1人の天才が全世界を巻き込んでいくスケールの大きさは半端なく

現代を舞台にした

大河ドラマ

といっても過言ではない。

 

そういう意味で、「沈黙の艦隊」は、漫画の新たな可能性を感じさせる作品だ。

特攻の島

「特攻の島」は、「週刊漫画TIMES」にて不定期連載された、太平洋戦争末期の回天特別攻撃隊が題材の漫画だ。

 

原作者は、「海猿」や「ブラックジャックによろしく」などで知られる佐藤秀蜂だ。

 

「特攻の島」とは、人間魚雷・回天の訓練基地があった山口県大津島のことだ。

↓)人間魚雷・回天の訓練基地が設置された大津島。

出典 TT mk2 

1944年9月1日、山口県大津島に黒木・仁科と板倉光馬少佐が中心となって回天基地がつくられ、全国から集まった志願者を対象に本格的な訓練が開始された。

 

仁科関夫は、太平洋戦争の末期に黒木博司大尉とともに人間魚雷・回天を考案した。

(↓)人間魚雷・回天を考案した仁科関夫(左)

大津島の隊員達は、昼は猛訓練で回天の操縦技術を学び、夜は研究会を行って技術知識を習得し、多くの若者達が順次出撃していった。

 

回天は開発当初、乗員の脱出装置をつけることを条件に試作が開始されたが、結局終戦に至るまで脱出装置がつけられなかったため、生還不可能・必死必殺の特攻兵器となった。

(↓)遊就館に展示されている回天。国内では唯一の実物だ。

出典 World Imaging

そして、仁科自身も、回天の考案者として特別攻撃隊「菊水隊」の隊員に選ばれ、訓練中に殉職した黒木の遺骨を抱いたまま回天に搭乗して出撃し、若干21歳の若さで壮絶な最期をとげた。

 

このとき、米輸送艦「ミシシネワ」が爆発し、63名の乗組員が犠牲になったが、これが仁科の特攻によるものかは不明である。

(↓)回天特攻によって横転したミシシネワ

「特攻の島」は、福岡海軍航空隊の海軍飛行予科練習生(予科練)であった渡邊雄三が大津島の訓練を経て、回天隊員として出撃する様を描く。

戦争末期に空襲で家族を失い

むなしく散っていった

友のために回天に搭乗し

命がけで特攻していった

男達の壮絶な物語

は、涙なくして読むことはできない。

鉄の棺

「鉄の棺」は、太平洋戦争末期において、伊号第五十六潜水艦に乗り込んだ軍医がフィリピン東方において、深度100メートルでアメリカ駆逐艦との50時間におよぶ死闘を描いたノンフィクションだ。

 

伊56は、レイテ島の南東で米空母4隻を中心とした機動部隊を発見し、魚雷5本を発射した。

 

その後、伊56は、浮上中にアメリカ軍の護衛駆逐艦クールバーグから爆雷攻撃を受けたため、深度140mへ急速潜航して退避する。

(↓)アメリカ海軍のバックレイ級護衛駆逐艦。映画「眼下の敵」に登場したものと同型の駆逐艦だ。

いつ終わるともしれない執拗な爆雷攻撃がつづく中、伊56の乗組員たちは、酸素が欠乏する恐怖におびえることになった 。

 

また、陸上の戦闘と違って、爆雷攻撃で浸水すれば、まず助かる見込みはなく、乗組員には絶望の運命しかない。

 

「鉄の棺」というのは、けっして比喩ではなかったのだ。

 

また、潜水艦内部の温度は50度にも達していたという。

 

さながら艦内は地獄の様相だった。

 

だが、閉ざされた艦内で生死をともにする中、潜水艦の乗組員達の間に家族以上のきずなが生まれるのも、また事実だ。

 

艦内のネズミを退治しようとしたとき、

「艦内のネズミは、自分たちと一心同体で死ぬんです。

 だから、ネズミを殺さないでください」

と、部下に懇願されたというエピソードがそれを物語っている。

 

やはり、

実際に潜水艦に乗り込んで

本物の戦闘を体験した人間が

書いた戦記ほど

戦争の真実を語るものはない

のかもしれない。

 

そういう意味で、本作は、小説や映画などのフィクションが物足りないという人にお勧めの戦記だ。

深海の使者

「深海の使者」は、第二次世界大戦中に日本とドイツとの間で戦略物資や新兵器、技術士官等の人材を輸送した潜水艦作戦の実態を描いたノンフィクションだ。

 

第二次世界大戦当時、日本は、遠く離れたドイツとの連絡を実現すべく、潜水艦による物資輸送を提案した。

 

ドイツは、レーダー技術やジェットエンジン、ロケットエンジン、暗号機などの軍事技術を保有し、日本は、酸素魚雷や水上飛行艇などの軍事技術を保有しており、これらの技術を交換するには、両国の連絡網を確保する必要があったからだ。

 

そのため、ドイツからはUボートが派遣され、日本からは伊号潜水艦が派遣された。

(↓)ドイツに派遣された伊号第八潜水艦

作者の吉村昭は、ベストセラー「戦艦武蔵」を執筆し、歴史小説作家として知られる。

 

吉村昭は、地道な資料整理や現地調査、関係者のインタビューに基づき、緻密なノンフィクション小説を仕上げる点に特徴があり、徹底した史実調査に基づく戦記文学に定評がある。

 

それだけに、本作の執筆にあたり、残り少ない生存者への聞き込みをもとに膨大な調査をおこなった執念には正直恐れ入る。

 

本作は、同盟国ドイツを目指して、何ヶ月もの過酷な航海に耐え抜いた潜水艦乗りの男達を描いた作品だ。

 

上の「鉄の棺」でも、実際に潜水艦に乗り込んだ軍医の戦記であり、潜水艦の戦闘をリアルに描いたものといえるかもしれない。

 

だが、ここで注意してほしいのは、戦記というのは、生き残った人間が書いたものである以上、やはり、生存バイアスが働いている点だ。

 

いいかえれば、

本当の地獄を

味わった者たちは

海の底に眠っている

のだ。

 

そういう意味で、本作は、無名のまま、海の底に散っていった男たちについても、余すところなく描かれている点で優れた作品といえるだろう。

【最後に】潜水艦を題材にした作品にハズレなし

一般に、

潜水艦を題材にした作品には、ハズレがない

といわれている。

 

私もその通りだと思う。

 

前回の映画12選と合わせて、合計21もの潜水艦にまつわる作品を紹介してきたが、これらの作品はどれをとっても掛け値なしに面白い

 

やはり、深海に潜み、閉ざされた空間の中で極限状態を生きる人間のドラマほど、魅力的な素材はないからだろう。

 

というわけで、諸君もここで取り上げた潜水艦アニメや漫画の魅力を心ゆくまで堪能し、充実したオタクライフを存分に満喫してほしい。

 

オタクパパより愛を込めて!

-アニメ, , 漫画

Copyright© お父さんはオタクパパ , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.